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ポリオプラス委員会


ポリオプラスニュース9月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】

ポリオ 2021年1月1日
~8月24日
2020 2019 2018 2017 2016
常在国 パキスタン 1 84 147 12 8 20
アフガニスタン 1 56 29 21 14 13
世界合計 2 140 176 37 22 37

【ポリオ撲滅情報】

 

・2021年、8月24日現在、野生型ポリオウイルス1型(WPV1)の確定症例は2例です。
・今回も新規の確定症例は報告されませんでしたが、紛争等で集計が遅れている可能性があります。他の報告では環境サンプルや健康な子供、並びにその他の情報源などからパキスタン61例、アフガニスタン1例、合計62例の野生型ポリオウイルス1型(WPV1)の検出報告があります。

 

【ポリオ根絶のための活動をご計画ください】
10 月 24 日は「世界ポリオデー」です。ポリオ根絶へのコミットメントを世界に示すため、皆さまのポリオ根絶活動の情報をぜひお寄せください。
入力フォームはこちら。

  
募金活動、イベント開催、例会での発表やソーシャルメディアでの認識向上など、皆さまがポリオ根絶を支援していることをこのフォームでお知らせください。活動の概要のみを短時間で入力できるようになっております。本フォームのほかに、活動について詳しくご報告いただける場合は、ロータリーショーケースにご掲載ください(掲載方法)。ショーケースに掲載するプロジェクトは、実施済みでも実施予定でもどちらでも構いません。
これにより、ロータリーが行ったポリオ根絶の約束を守るために、世界中の会員が行動していることを示すことができます。ぜひ皆様にご協力いただけましたら幸いです。
また、クラブでのポリオ根絶の推進には、こちらのツールをご活用いただけます。
 
ご協力をお願いいたします。
 
「世界ポリオデー」に関する以下の記事も是非ご覧ください。
・「ポリオ根絶チャリティーコンサート2020」
・「世界ポリオデー2020:コロナに負けず今年も」
・「世界ポリオデー:大きな達成に焦点」
・「コロナ禍でもポリオ根絶活動が継続」
・「WHOアフリカ地域の野生型ポリオウイルス根絶:認定にいたる道のり」

 
【2021-2022地区ポリオプラス委員会報告】
第2回ポリオプラス委員会開催予定2021年9月5日(日)(Zoom)
 

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ポリオプラスニュース8月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】

ポリオ 2021年1月1日
~7月29日
2020 2019 2018 2017 2016
常在国 パキスタン 1 84 147 12 8 20
アフガニスタン 1 56 29 21 14 13
世界合計 2 140 176 37 22 37

【ポリオ撲滅情報】

 

・2021年、7月29日現在、野生型ポリオウイルス1型(WPV1)の確定症例は依然2例です。
・今回も新規の確定症例はありませんでしたが、他の報告では環境サンプルや健康な子供、並びにその他の情報源などからパキスタン58例、アフガニスタン1例、合計59例の野生型ポリオウイルス1型(WPV1)の検出報告があります。
 

【ポリオ根絶のための活動をご計画ください】
10月24日は「世界ポリオデー」です。例年、世界中のロータリークラブやローターアクトクラブが、この日にちなんだ様々な活動を実施しています。昨年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の脅威にも屈せず、日本の多くの会員がポリオ根絶活動に尽力されました。
 
あらためて、会員の皆さまの結束と活動に感謝申し上げます。皆さまの「ポリオ根絶活動」のご経験は、今後、新型コロナウイルス感染症に限定されないパンデミック(感染症の世界的流行)への対応を支える力となります。ロータリーには、ポリオワクチンの供給と啓発を通じてポリオを根絶間近としてきた長年の経験があります。この1年では、新型コロナウイルス感染症への対応で、ポリオ根絶活動のインフラが活用されました。新型コロナウイルス感染症からの回復が期待される今年度、活動の規模や形態を問わず、各地区、クラブで実施できるポリオ根絶のための活動をぜひご計画ください。
ご協力を何卒お願いいたします。
 
polioを根絶し、新型コロナウイルス(COVID-19)に打ち勝つために以下の項目をご理解ください。

「世界ポリオデー」に関する以下の記事も是非ご覧ください。
・「ポリオ根絶チャリティーコンサート2020」
・「世界ポリオデー2020:コロナに負けず今年も」
・「世界ポリオデー:大きな達成に焦点」
・「コロナ禍でもポリオ根絶活動が継続」
・「WHOアフリカ地域の野生型ポリオウイルス根絶:認定にいたる道のり」

 
【2021-2022地区ポリオプラス委員会報告】
第1回委員会2021年7月27日(Zoom):会務分担の確認、地区大会・世界ポリオデーに向けての協議がなされた。

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ポリオプラスニュース7月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】

ポリオ 2021年1月1日
~6月29日
2020 2019 2018 2017 2016
常在国 パキスタン 1 84 147 12 8 20
アフガニスタン 1 56 29 21 14 13
世界合計 2 140 176 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】

 

・2021年、6月29日現在、野生型ポリオウイルス1型(WPV1)の確定症例は依然2例です。
・今回も新規の確定症例はありませんでしたが、他の報告では環境サンプルや健康な子供、並びにその他の情報源などからパキスタン58例、アフガニスタン1例、合計59例の野生型ポリオウイルス1型(WPV1)の検出報告があります。
 

【残された課題の解決を目指す新たなポリオ撲滅戦略】
ロータリーと世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)のパートナー団体は、ポリオ根絶における残された課題に打ち勝つために「ポリオ根絶戦略2022-2026:約束を果たすために」を開始しました。課題には、新型コロナ
ウイルス流行により予防接種キャンペーンが一時休止されたことによる昨年のポリオ発症数増加などが含まれます。
 
野生型ポリオウイルスが残る最後の常在国であるパキスタンとアフガニスタンのリーダーは、GPEIと協力して予防接種キャンペーンを改善し、感染リスクの高い子どもへの予防接種を行うことを約束しました。
地球のどこかにポリオが存在する限り、その脅威は引き続き世界全体に及びます。新たな戦略は、ポリオ根絶へのロードマップを提供することに加えて、ポリオのない世界を実現するために、政府と寄付者からの新たな政治的および財政的援助を求めています。
 
polioを根絶し、新型コロナウイルス(COVID-19)に打ち勝つために以下の項目をご理解ください。

①予防接種が重要な理由
ワクチンによる科学的進歩により、はしかの発生が減少し、天然痘が根絶され、世界的なポリオの症例が99%減少しました。 ポリオワクチン接種を支援してきた数十年の経験に基づいて、ロータリークラブはCOVID-19ワクチン接種に対する国民の信頼を高め、これらのワクチンの公平な配布に向けて取り組んでいます。
 
②集団免疫を理解する
集団免疫は、コミュニティのほとんどが病気の免疫を獲得したときに成立し、病気が広がる可能性が低くなり、ワクチン接種を受けられず病気にかかりやすい人々を保護します。集団免疫キャンペーンを通じて、ほぼすべての国で野生ポリオウイルスの蔓延を阻止したロータリーの成功は、地域社会のワクチン接種が集団免疫を達成し維持できることの証拠です。

③ワクチン接種を躊躇している人と話す
COVID-19ワクチン接種が可能になったとき、ワクチン接種を躊躇することは、コミュニティのすべてのメンバーを保護する上で1つの障害になる可能性があります。 ワクチンについての間違った情報に対し、事実を議論することは人々の不安を和らげ、彼らがワクチン接種を受けることについて正しい情報に基づいて決定することができるようになります。 ポリオとの闘いの経験を持つ組織として、ロータリーは人々のワクチン接種への躊躇を克服するために話題となる会話のヒントを提供しています。
 
④ロータリーのPolioPlus資金調達目標の達成を支援する
ロータリーは、ポリオ根絶のために年間5,000万ドルを集めることを約束しています。 ビル&メリンダゲイツ財団による2対1の寄付により、すべての寄付はポリオ根絶に向けてさらに進んでいます。 PolioPlusに寄付をして、世界中のコミュニティに予防接種を提供するのを手伝ってください。

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ポリオプラスニュース6月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】

ポリオ 2021年1月1日
~5月5日
2020 2019 2018 2017 2016
常在国 パキスタン 1 84 147 12 8 20
アフガニスタン 1 56 29 21 14 13
世界合計 2 140 176 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】

 


・2021年、6月2日現在、野生のポリオウイルス1型(WPV1)の症例は2例です。
・今回も新規の発症例はありませんでした。
 

【ワクチンの歴史:2,000年のイノベーションが世界を救う】 執筆者 Erin Biba
研究者によると、1963年以来、ワクチンによって命が救われた人の数は約1,000万人に上ると推定されています。ロータリー会員はワクチンの効果をよく知っています。経口ポリオワクチンのおかげで、1988年以来、野生型ポリオの発生件数は99.9%減少しており、現在、野生型ポリオによる発症が報告されているのは世界でわずか2カ国のみとなっています。
 
新型コロナワクチンが世界中で配布されつつある現在、ロータリーと世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)のパートナーが培ってきた経験と知識が新型コロナへの対応に役立っています。
 
コロナ禍で、各クラブ、集まっての例会が持てない状況が続いていますが、何とか感染対策を継続しつつ、COVID-19のワクチン接種が進むことを願っております。
 
【命を救うワクチンの歴史】 

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ポリオプラスニュース5月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】

ポリオ 2021年1月1日
~5月5日
2020 2019 2018 2017 2016
常在国 パキスタン 1 84 147 12 8 20
アフガニスタン 1 56 29 21 14 13
世界合計 2 140 176 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】

 


・2021年、5月5日現在、野生のポリオウイルス1型(WPV1)の症例は2例です。
・前回の報告から幸いにも、新規の発症例はありませんでした

【Polio+とCOVID-1】9
新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来、ポリオプログラムはさまざまな方法で世界的なCOVID19への対応を支援してきました。現在、GPEI(世界ポリオ根絶イニシアチブ)は、COVID-19ワクチンを世界中に安全かつ公平に配布することを約束しています。
 
End Polioは、ポリオやCOVID19のワクチンのように、ワクチンの公平な配布を提唱しています。
    
【ワクチン輸送の難しさ:ワクチンの出荷と保管のロジスティクス】

byエリザベス・シュローダー

 
COVID-19のパンデミックを打ち負かすには、世界中で大量のワクチン接種を行うことが重要ですが、それを実行するためのロジスティクスは非常に複雑です。最も複雑な要因の2つは保管および輸送です。
 
ワクチンを配布することは、単にバイアルを箱に入れてトラックに積み込むよりもはるかに複雑です。ワクチンが製造業者を離れてから患者に投与されるまで、理想的で非常に特殊な状態に保つ必要があります。たとえば、ファイザーのCOVID-19ワクチンは、-70℃の極寒で保管する必要があります。そのため、大規模な予防接種の成功は、信頼できるコールドチェーン(推奨温度でワクチンを安全に保管および輸送するシステム)に依存しています。
  
続きはこちら(英語)
  
【全クラブがバーチャル対面型の例会について知っておくべきこと】
ジム・マルグラッフは、カリフォルニア州ラモリンダのロータリー・クラブと協力して、バーチャル対面型のハイブリッド例会を簡単に開くことができることを証明しました。 TGIG.orgで2つのビデオを利用できます。
 
もっと詳しく知る(英語)
 
新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。対面での例会が実施できないクラブも多いと思いますが、様々な方法で例会を行っているクラブもあります。参考にしてください。
 
一日も早く感染が終息することを願っております。      以上。

 

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ポリオプラスニュース4月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】

ポリオ 2021年1月1日
~3月23日
2020 2019 2018 2017 2016
常在国 パキスタン 1 84 147 12 8 20
アフガニスタン 1 56 29 21 14 13
世界合計 2 140 176 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】

 


・2021年、3月23日現在、野生のポリオウイルス1型(WPV1)の症例は2例です。

ポリオ根絶に努力する女性たちの紹介です。
 
【 ポリオ撲滅の女性リーダー・ワーカー達 】
 
・ポリオ根絶の女性リーダー:ヘザー・モネット(Heather Monnet)
  

 
ポリオ根絶活動家に「ジェンダー眼鏡をかける」よう求めることで、ヘザー・モネットはGPEIジェンダー戦略の背後での原動力となっています。
 
ヘザー・モネットは、WHOのポリオ撲滅プログラムの資源動員責任者としてのキャリアを通じて、ポリオのない世界という彼女のビジョンを保持してきました。 ポリオプログラムを深く理解している尊敬されるコミュニケーターである彼女は、ポリオウイルスを打ち負かすには性別を考慮することが重要であることをプログラムで最初に認識した人の1人でした。
 
2017年以来、彼女は「背後から主導」することに成功し、世界ポリオ根絶イニシアチブ(GPEI)を支援して、他の国連プログラムのモデルとなり、最も手に負えないもののいくつかを克服するように設計されたジェンダー戦略とワークストリームを開発しています。
 
続きはこちら(英語)
    
・アフガニスタンの女性ポリオ・ワーカー: ヒラ(Hira)
 
 
  
ヒラの物語は、アフガニスタンの女性ポリオ・ワーカーが、最後の子供全員に予防接種を行い、ポリオを撲滅するために両親と世話人の間でワクチンへの信頼を築き続けているという英雄的な貢献の象徴です。黒いスカーフと伝統的な衣装を着た若い女性が車から降りてきます。
  
彼女は、近所の各家の詳細情報を含む大きな登録簿を持っています。どの家族がどこに住んでいるか、何人の子供がいるのか、そして最も重要なのは、子供にポリオワクチン接種を拒否するかどうかです。この女性は、ポリオプログラムのユニセフコンサルタントであるヒラさん(28歳)です。今日、彼女は子供たちにワクチン接種を拒否している両親を訪ねて、2滴の経口ポリオワクチン(OPV)が彼らの健康と幸福に重要である理由を説明しています。
  
続きはこちら(英語)
  
【男女平等戦略 GENDER EQUALITY STRATEGYについて】
「私のような人々が立ち上がって(ステップアップ)して子供の健康などの重要な目的のために働かないとしたら、誰がそうしますか?」この言葉は、アフガニスタンのカンダハール州出身の18歳の予防接種者、マスマさんの言葉です。彼女は近所の家々を訪問しポリオの予防接種を行っています。
 
世界的なポリオ撲滅活動の成功の大部分は、マスマさんのような勇敢で献身的な女性医療従事者が、男性よりも保守的な地域の家庭に入り、子供に予防接種を行い、健康に関する重要な情報やワクチンの利点を伝え、その地域で共有できることによるものです。
 
ジェンダーダイナミクスは、予防接種の実施への女性の参加から、少年と少女がワクチン接種に平等にアクセスできるかどうか、子供がワクチン接種されているかどうかに関する家庭やコミュニティ内の意思決定力など、さまざまな方法でポリオ撲滅活動に関与しています。
 
ポリオ監視委員会(POB)の世界ポリオ根絶イニシアチブ(GPEI)の「男女共同参画戦略2019–2023」を紹介します。この戦略は、ポリオ撲滅に向けた断固たる努力を続けながら、プログラム活動や組織の方針や慣行において、ジェンダー(男女)平等を推進し、ジェンダー平等の流れを主流化し、強化するための方向性と範囲を提供します。
 
続きはこちら(英語) 
 
【ポリオ予防接種の活動をご支援ください】
ポリオ根絶の実現に向け、ロータリーは毎年5000万ドルの募金に取り組んでいます。この資金には、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から2倍額が上乗せされます。5000万ドルを集め、この機会を最大限に利用できるようご支援ください。ご寄付は3倍となってポリオ根絶や命を守るほかのワクチン・医療のために活用されます。
 

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ポリオプラスニュース3月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】

ポリオ 2021年1月1日
~2月24日
2020 2019 2018 2017 2016
常在国 パキスタン 1 84 147 12 8 20
アフガニスタン 0 56 29 21 14 13
世界合計 1 140 176 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】

 


・昨年2020年の野生株によるポリオ症例数は140名で、現在まで追加訂正はありません。
・野生のポリオウイルス1型(WPV1)の症例がパキスタンのバロチスタンで報告され、2021年の最初の症例になりました。


 
【WHOアフリカ地域の野生型ポリオウイルス根絶:認定にいたる道のり】
2020年8月、世界保健機関(WHO)が、アフリカ地域での野生型ポリオウイルスの根絶を認定。これは、何百万人ものロータリー会員、保健従事者、政府関係者、伝統的指導者、宗教指導者、そして親たちによる数十年に及ぶ懸命な取り組みの成果といえます。アフリカ全土で推定75,000人の子どもが野生型ポリオによって麻痺を患った1996年以降、保健従事者たちが90億服以上の経口ポリオワクチンを投与し、180万人もの野生型ポリオの症例を防いできました。
 
「みんなが力を寄せ合った」と語るのは、ナイジェリア・ポリオプラス委員会で長期にわたって委員長を務めたガストン・カバさんです。「ボランティアや町のまとめ役など、大勢の人が動いてくれました。見えないところで地道に頑張ってくれた人たちが、この快挙を実現へと導いたのです」ロータリー会員とパートナー団体はこれまで、苦境や挫折に直面しても、熱意と決意で局面を乗り越えてきました。そのストーリーをご紹介します。
 
記事はこちら。
    
【ロータリーは新型コロナへの対応とポリオとの闘いを継続します】
ロータリー会員は、ポリオとの闘いを続けながらコロナ禍にも対応し、世界各地で影響を及ぼしている緊急のニーズに応えます。 新型コロナワクチンの開発に伴い、ロータリーは現在、ポリオ根絶活動で培った経験と知識を生かして、新型コロナワクチン接種の推進と実施に向けて、地元の保健当局を支援する準備が整っています。 「コロナワクチン接種の取り組みをロータリーが支援」の記事をお読みください。
  
【世界予防接種週刊】
ポリオ根絶活動に携わってきた数十年の経験をもつロータリーの会員は、ワクチンの力を周知させる上で重要な役割を果たすことができます。 4月24~30日の世界予防接種週間は、命を救うワクチンの重要性についてクラブで認識を高め、コロナウイルスから人びとを守りつつ、ポリオ予防接種の継続的支援を呼びかける重要な機会となります。
 

 
【ポリオ予防接種の活動をご支援ください】
ポリオ根絶の実現に向け、ロータリーは毎年5000万ドルの募金に取り組んでいます。この資金には、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から2倍額が上乗せされます。5000万ドルを集め、この機会を最大限に利用できるようご支援ください。ご寄付は3倍となってポリオ根絶や命を守るほかのワクチン・医療のために活用されます。
 
【ロータリーのポリオプラスについて(3)】
ロータリーの「ポリオプラス」について知識を入手し、ソーシャルネットワーク、地域コミュニティ、メディア、政府機関に広めましょう。
 
【ポリオを撲滅する5つの理由】

 
「ポリオプラスニュース」で、ポリオに対する知識を増やしていただき、ロータリーの「ポリオプラス」活動に更なるご理解とご協力をお願いいたします。

カテゴリー: ポリオプラス委員会

ポリオプラスニュース2月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】

ポリオ 2021年1月1日
~1月27日
2020 2019 2018 2017 2016
常在国 パキスタン 0 84 147 12 8 20
アフガニスタン 0 56 29 21 14 13
世界合計 0 140 176 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】

 


・2020年の野生株によるポリオ症例数は140名で、今のところ追加訂正はありません。
・2021年1月27日まで、今年の野生のポリオウイルス1型(WPV1)の新規症例は、パキスタン・アフガニスタンともに報告されていません。

【WHOは加盟国にポリオ対策を強化するよう促しました】
WHOは新しいポリオディレクターを迎え、WHO理事会の会合は、特にCOVID-19がポリオ撲滅活動に与える影響を考慮して、加盟国にポリオとの闘いへの取り組みを強化するよう促しました。
 
新しいWHOポリオ撲滅ディレクターのエイデン・オリアリー(O’Leary)とその前任者のミシェル・ザフラン(Zaffran)は、ポリオのない世界への残りの課題を克服することについて語りました。 O’LearyとZaffranはどちらも、強力なパートナーシップ、統合の強化、新しいツールと戦略の実施を通じて、世界ポリオ根絶イニシアティブ(GPEI)の能力に自信を持っていると話しています。新型コロナウイルスのパンデミックの中で、ポリオは依然として優先事項です。
 
先月、WHOの理事会で、グローバルヘルス指導者と保健大臣が召集され、ポリオ撲滅活動を強化し、優先順位を付けることが奨励されました。
   
ロータリーのポリオプラスについて(2)
1988年から現在にいたるまで、100万人以上のロータリアンが率先して時間やリソースを注ぎ、ポリオの根絶に尽力しています。地域社会のリーダーであるロータリアンは、ポリオに対する人びとの認識を高めながら募金にも力を入れ、ポリオ根絶への資金援助と支援を各国政府に呼びかけています。
 
しかし、ポリオ根絶は複雑さを伴う仕事であり、ロータリーだけでは達成できません。世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)の各パートナー団体は、技術的支援や感染発生の調査、ワクチンの配布と管理などを担当しています。
 
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【ロータリーのポリオプラスについて(1)】
ロータリーの「ポリオプラス」について知識を入手し、ソーシャルネットワーク、地域コミュニティ、メディア、政府機関に広めましょう。
 
・ポリオウイルスについての知識
ポリオ(急性灰白髄炎、poliomyelitis)は、ポリオウイルスと呼ばれるヒトを宿主とするエンテロウイルスによって引き起こされます。ポリオウイルスは感染者に、主に2つの病状を引き起こします。
 
1) 中枢神経系を含まない感染症で、軽度の症状で済む場合。
2) 麻痺を引き起こす可能性のある中枢神経系を含む感染症の場合。
 
ポリオウイルス感染の1%未満が麻痺を引き起こします。ウイルスはほとんどの場合、糞の経口感染で拡散します。ポリオウイルスは口から侵入し、腸内で増殖します。感染した個人は、ポリオウイルスを数週間、周囲に放出します。ポリオウイルスは、特に衛生状態の悪い地域で、コミュニティ全体に急速に広がる可能性があります。
 
ポリオウイルスは、キャプシドと呼ばれるタンパク質の殻に囲まれたRNAゲノムで構成されています。野生ポリオウイルス1型、2型、3型には、それぞれわずかに異なるキャプシドタンパク質を持つ3つの血清型があります。 1つの血清型に対する免疫は、他の2つの血清型に対する免疫を与えません。
 
ポリオウイルスの発生は、20世紀以前はほとんど知られていませんでした。しかし、20世紀に衛生状態が改善されると、個人がポリオウイルスにさらされる平均年齢が上昇しました。その結果、母体の抗体からの保護が効かなくなったころに感染することとなり、ポリオウイルス感染による麻痺を増やす結果となりました。
 
タイプ2野生ポリオウイルスは2015年9月に根絶され、最後のウイルスは1999年にインドで検出されました。タイプ3野生ポリオウイルスは2019年10月に根絶されたと宣言されました。最後に検出されたのは2012年11月です。現在、タイプ1野生ポリオウイルスのみが残っています。
 
・ポリオウイルスの検査
15歳未満の小児における急性弛緩性麻痺(AFP)のすべての症例が報告され、発症から48時間以内に野生ポリオウイルスまたはワクチン由来ポリオウイルスについて検査されています。 AFPは、さまざまな要因によって引き起こされます。 世界ポリオ研究所ネットワークは、年間100,000例以上のAFPサンプルをテストしており、そのうちのごく一部がポリオウイルス陽性です。
 
「ポリオプラスニュース」で、ポリオに対する知識を増やしていただき、ロータリーの「ポリオプラス」活動に更なるご理解とご協力をお願いいたします。

カテゴリー: ポリオプラス委員会

ポリオプラスニュース1月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】

ポリオ 2020年1月1日
~12月23日
2019 2018 2017 2016
常在国 パキスタン 83(△1) 147 12 8 20
アフガニスタン 56(△±0) 29 21 14 13
世界合計 139(△1) 176 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】

 


・2020年12月23日までに報告されたポリオの症例です。
・パキスタンで1症例の新規報告がありました。
・アフガニスタンの新規症例はありませんでした。
・全世界で野生型ポリオ発症例は1症例増加し、139名になりました。

【コロナ禍でもポリオ根絶活動が継続】
ロータリーとパートナー団体は、ポリオ根絶活動に引き続き尽力しつつ、コロナウイルスへの対応において、疾病対策のインフラを生かしてきました。
 
コロナウイルスの流行は、この疾病そのものだけでなく、幅広い保健分野に影響を及ぼしています。2020年5月、世界保健機関は、世界の1歳未満の子ども8000万人が、各種の疾病のための定期的予防接種を受けていないと報告しました。予防接種従事者、乳幼児、その家族の間で濃厚接触が考えられるコロナ禍で、ポリオの予防接種を一時停止することは必要なことでした。しかし、UNICEF(国連児童基金)のヘンリエッタ・フォア事務局長は、「一つの疾病の発生に対処するために、もう一つの疾病を無視することはできない」と警鐘を鳴らします。

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パートナーシップが重要である理由】
1988年から現在にいたるまで、100万人以上のロータリアンが率先して時間やリソースを注ぎ、ポリオの根絶に尽力しています。地域社会のリーダーであるロータリアンは、ポリオに対する人びとの認識を高めながら募金にも力を入れ、ポリオ根絶への資金援助と支援を各国政府に呼びかけています。
 
しかし、ポリオ根絶は複雑さを伴う仕事であり、ロータリーだけでは達成できません。世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)の各パートナー団体は、技術的支援や感染発生の調査、ワクチンの配布と管理などを担当しています。
 
記事の続きはこちら

 
【ロータリーのポリオプラスについて(1)】
ポリオを根絶しなければならない5つの理由
 
1.あなたの寄付は生活を改善します。
今日、ポリオによって麻痺するはずの1900万人が歩いており、そうでなければ死んでいたはずの150万人が生きています。
 
2.あなたの寄付は将来に投資されます。
今日、すべての撲滅活動が停止した場合、10年以内に、ポリオは毎年20万人もの子供たちを麻痺させる可能性があります。ポリオのない世界は、世界中の子供たちにとってより健康的な世界になります。
 
3.あなたの寄付は子供の健康を改善します。
ポリオの監視ネットワークと予防接種キャンペーンでは、ビタミン欠乏症やはしかなどの他の健康上の問題についても子供たちを監視しているため、より早く対処することができます。
 
4.あなたの寄付は医療費を下げます。
ポリオ撲滅への世界的な取り組みにより、1988年以来すでに270億ドル以上の医療費が節約されており、2050年までにさらに140億ドルの節約が見込まれています。
 
5.あなたの寄付は歴史を作ります。
ポリオ撲滅は、天然痘に続き、ポリオが世界で2番目に根絶された人間の病気になるという、歴史上最大の公衆衛生上の成果の1つです。

「ポリオプラスニュース」で、ポリオに対する知識を増やしていただき、ロータリーの「ポリオプラス」活動にご理解とご協力をお願いいたします。今年もよろしくお願いいたします。

カテゴリー: ポリオプラス委員会

ポリオプラスニュース12月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】

ポリオ 2020年1月1日
~12月2日
2019 2018 2017 2016
常在国 パキスタン 82(△3) 147 12 8 20
アフガニスタン 56(△3) 29 21 14 13
世界合計 138(△6) 176 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】

 


・本年12月2日までに報告されたポリオの症例です。
・パキスタン、アフガニスタンでそれぞれ3症例の新規の報告がありました。
・今年に入って全世界で野生型ポリオ発症例は6症例増加し、138名になりました。
・依然として、紛争地域をかかえるパキスタンとアフガニスタンでは新規発症が続いています。

【新型コロナウイルス流行時におけるポリオ対策について】
世界の主要感染対策機関は、新型コロナウイルスのパンデミックにおける、他の感染症に対する緊急提言をしています。
世界ポリオ根絶イニシアチブ(GPEI)*1は、ポリオによる脅威に取り組むための主要な進展計画を発表しました。

ユニセフとWHOは、COVID-19*2のパンデミックの間、麻疹(はしか)やポリオから保護されないままにされた、何百万人もの子供たちに予防接種をするよう緊急呼びかけをしました。世界保健総会(WHA)の指導者は、予防接種レベルの引き上げへの支持を表明し、加盟国に対し、ポリオのない世界への取り組みを継続するよう要請しました。WHA開催期間中に、WHOはnOPV2*3の緊急使用リストを発表しました。これはcVDPV2*4の発生を阻止するための作業における重要な前進です。
 
一方、チャド、イラク、スーダンなどの国々では、COVID-19に安全なポリオワクチン接種キャンペーンが実施されました。
 
*注1) 世界ポリオ撲滅イニシアティブ(GPEI)は、世界保健機関(WHO)、国際ロータリー(RI)、米国疾病管理予防センター(CDC)、国連児童基金(ユニセフ)、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、およびワクチンアライアンスのGavi (Global Alliance for Vaccines and Immunization)の、6つの中核パートナーを持つ各国政府が主導する官民パートナーシップ。
*注2) COVID-19は新型コロナウイルスの正式名称。
*注3) nOPV2は2型伝播型ワクチン由来ポリオウイルス(cVDPV2)のリスクの進化に対処するための、新しい経口ポリオワクチン2型のこと。
*注4) cVDPV2は伝播型ワクチン由来のポリオウイルス2型で、西アフリカ、中央アフリカ、アフリカの角のいくつかの国で発生が報告されている。VDPV症例が発生した場合、高レベルのワクチン接種、厳重な監視、および迅速なアウトブレイク対応が重要となる。
  
【ワクチンギャップの現実】
2020年は紛争とCOVID-19によってワクチン接種範囲のギャップがさらに悪化しています。2019年に、麻疹(はしか)はこの20年以上の期間で、最も多くの新規感染症になりました。
 
同時に、パキスタンやアフガニスタン、アフリカの多くの予防接種不足地域では、ポリオウイルス感染が増加すると予想されています。もし、ポリオ撲滅が失敗した場合は、世界的な流行につながり、10年以内に年間20万人もの新しい症例が発生すると考えられています。
 
以上の状況をご理解の上、ポリオプラスの活動への今後のさらなるご支援をよろしくお願いいたします。
 

 
【お知らせ】
ロータリーは、会員にとって安全かつ適切な決定を行うために、世界保健機関(WHO)と米国疾病対策センター(CDC)による最新情報と勧告を注意深くモニタリングしています。ロータリーの運営、イベント、会員に対する新型コロナウイルス(COVID-19)の影響について、最新情報をこちらからお読みください。
 
【訂正】
11月特別号で10月22日(木)の「ポリオ根絶 チャリティー・コンサート」での募金額を40,180円とご報告いたしましたが、正しくは156,180円でした。ここに謹んでお詫び申し上げ、訂正いたします。

カテゴリー: ポリオプラス委員会