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ポリオプラス委員会


国際ポリオ・プラス活動ニュース

2510地区ポリオプラス委員会

 

野生株によるポリオ症例数

ポリオ 2019年1月1日
~8月22日
2018年 2017年 2016年
常在国 パキスタン 53 12 8 20
アフガニスタン 13 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 4
常在国以外 赤道ギニア 0 0 0 0
イラク 0 0 0 0
カメルーン 0 0 0 0
シリア 0 0 0 0
エチオピア 0 0 0 0
ソマリア 0 0 0 0
ケニア 0 0 0 0
世界合計 66 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


【10月24日(木)は世界ポリオデー!】
世界ポリオデーの計画は進んでいますか? 10月24日の前後には、ポリオ根絶にちなむ活動やイベントを実施しましょう。
2510地区ポリオプラス委員会では、札幌駅前南口広場にて、10月24日の午後1時~2時の間に募金活動を行います。札幌および近郊のクラブの方は、こちらに参加していただければ幸いです。
また10月24日前後に、各クラブ・グループ別にポリオ根絶の募金活動を計画して「世界ポリオデー」に関連して独自に募金活動を実施していただいても構いません。規模の大小は問いません。予定している活動・イベントの情報をこちらのフォームからお寄せください。チラシを使用する場合は、こちらからダウンロード可能です。
今年度より「ポリオ撲滅」から「ポリオ根絶」に表現が変わったこともあり、2510地区では新しく独自に、チラシ、ポケットティッシュ、ノボリを作成しました。地区大会において各クラブにお渡しする予定ですので、是非ご活用ください。

◆フェイスブックで配信されるポリオ根絶特別プログラム
8月にお知らせしたように、日本時間の10月24日の晩(詳細な時間は未定)、国際ロータリーの日本語フェイスブックページでポリオ根絶の特別プログラムが配信されます。日本語字幕つきですので、ご覧いただける方は早速、フェイスブックのページ から「参加予定」をクリックしてください!
ポリオ根絶特別プログラムのページ

【ナイジェリア 最後の野生型症例から3年】
2019年8月21現在、ナイジェリアでは最後に野生型ポリオウイルスの症例が報告されてから3年間が経過しました。これにより、早ければ2020年半ばには、世界保健機関が定めるアフリカ地域全体のポリオフリーが認定される可能性があります。

【G20大阪サミットでポリオ根絶へのコミットメントを再確認】
2019年6月28日と29日、大阪でG20サミットが開かれ、ポリオ根絶をはじめとする世界の諸問題について各国首脳が協議しました。今年のG20と2016年のG7も含め、議長国日本はこれまで、「保健」が持続可能で包摂的な経済成長に不可欠であるという認識に基づき、グローバルヘルスを主要アジェンダとするために力を注いできました。日本のリーダーは、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」に焦点を当て、UHCが保健システムの強化および定期予防接種やポリオ根絶を含むプライマリ・ヘルス・ケアにとって不可欠であることを示しました。

【ポリオが根絶可能である5つの理由】
ポリオは根絶可能な疾病であり、私たちは根絶を必ず成し遂げます。なぜそう言い切れるのでしょうか。ヒトの病気で唯一根絶に成功した疾病があります。それは天然痘です。今回は根絶可能な疾病の条件についてご説明します。

1. ポリオウイルスの感染期間は非持続的
ポリオウイルスの感染は短期的です。つまり、ポリオに感染した場合、感染力のある期間は限られています。野生型ポリオウイルスの感染力が長期化したという症例は報告されておらず、ほとんどの場合、感染期間は1~2週間程度です。

2. ポリオウイルスの感染経路は感染者とその排せつ物のみ
中には感染経路が多すぎて根絶できない疾病もあります。しかしポリオウイルスは通常、ヒトの排せつ物だけが感染源となります。ポリオの根絶は決して容易ではありませんが、このような感染経路の特性を知ることでポリオの克服に近づくことができます。

3. ポリオウイルスが自然界で生存し続けるには限界がある
現在、ヒトへの感染を繰り返す野生型ポリオウイルス株は一種類しか存在しないということをご存知でしたか(かつては、継続的にヒトに感染するポリオウイルス株は3種類ありました)。野生型ポリオウイルスは、ヒトの体内以外では長く生存することができません。つまり、すべての人びとが予防接種を受けていれば、ポリオウイルスは宿主を見つけることができず、絶滅へと向かうのです。ロータリーが子どもたち一人ひとりに予防接種を提供し続けていく必要があるのは、こうしたウイルスの宿主をゼロにするためです。ポリオウイルスの生存期間は気温などの条件により異なりますが、感染力は時間と共に弱くなっていきます。

4. ヒトが唯一の宿主
昆虫や動物、ヒトを介して感染する疾病は数百種も存在します。ポリオが根絶可能である理由の一つに、ヒトが唯一の宿主であるということが挙げられます。何度も立証が試みられましたが、動物を介して生存・感染拡大するポリオウイルスは現在に至るまで確認されていません。

5. ポリオワクチンの予防接種でウイルス感染を防ぐことができる
安全で効果的な2種類のポリオワクチンに加え、予防接種により集団免疫を生み出すことができます。これにより、ポリオに対して免疫力を持つ人口の割合を増やすことができます。ポリオワクチンの経口投与という大規模な取り組みを通して特定の地域に住む子どもたちに予防接種を一斉に行い、ポリオの感染力が失われるまで人びとの免疫力を高めることができます。これにより、野生型ポリオウイルスの伝播が阻止されます。

ポリオを根絶できると確信できるもう一つの理由は、私たちが世界のほぼすべての国でポリオを根絶してきたという事実です。例えば、つい最近の2007年まで世界のポリオ症例の70%が集中していたインドでも、ポリオ根絶に成功したことが挙げられます。野生型ポリオウイルスの症例が現在も報告されている国は2カ国のみであり、私たちはこれらの国からもポリオを根絶するための手段と科学的知識を有しています。ポリオ根絶を支援するためのご寄付を受け付けているほか、END POLIO NOW(ポリオ根絶活動)のフェイスブックページではロータリーとパートナー組織によるポリオ根絶の取り組みを紹介しています。

【ロータリーとポリオ 動画】
ポリオ根絶におけるロータリーの取り組みについて学ぶ動画が公開されまし た。10 分間バージョンと 15 分間バージョンがあり、ダウンロードすることもで きます。イベントや講演等でぜひご活用ください。
https://vimeopro.com/rotary/polioplus-videos-japanese

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野生株によるポリオ症例数

ポリオ 2019年1月1日
~7月24日
2018年 2017年 2016年
常在国 パキスタン 45 12 8 20
アフガニスタン 11 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 4
常在国以外 赤道ギニア 0 0 0 0
イラク 0 0 0 0
カメルーン 0 0 0 0
シリア 0 0 0 0
エチオピア 0 0 0 0
ソマリア 0 0 0 0
ケニア 0 0 0 0
世界合計 56 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


【10月24日は世界ポリオデー: 今からご計画を】
ポリオワクチンを開発したジョナス・ソーク博士の誕生日を記念して定められた「世界ポリオデー」の前後には、世界中のロータリーファミリーがポリオ根絶を目的としたイベントや活動を実施します。全世界が一斉にポリオ根絶にスポットライトを当てることで、ポリオへの認識と支援が大きく高まるでしょう。ロータリーデーの開催、スポーツイベント(マラソンや自転車レースなど)、チャリティコンサート、街頭募金、地域のお祭りへの参加など、それぞれのクラブや地域に合った活動をぜひご計画ください!
昨年に情報が寄せられたポリオ根絶イベント数は、世界で4,000 件以上、日本 では 128 件でした。
「世界ポリオデー クラブや地区にできること」のチラシをクラブに配布して、イベント実施を奨励しましょう。研修や例会での配布にも最適です。

◆計画中のポリオ根絶イベント/活動の情報を、財団室ニュースへオンラインフォームからお寄せください(大まかな情報で構いません)。

◆フェイスブックでの世界ポリオデー 特別プログラム
10月24日には、国際ロータリーのフェイスブック(日本語ページを含む全言語)で ポリオ根絶の特別プログラムが配信されます。今年は各地域の時間に合わせて配信され、日本を含むアジア地域のプログラムは24日の晩に配信予定です(詳しい時間は後日、国際ロータリーの日本語フェイスブックページでご確認ください)。近日中にフェイスブックのイベントページが開設されますので、「参加予定」 をクリックしてぜひご参加ください!

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2510地区ポリオプラス委員会

 

野生株によるポリオ症例数

ポリオ 2019年1月1日
~6月19日
2018年 2017年 2016年
常在国 パキスタン 27 12 8 20
アフガニスタン 10 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 4
常在国以外 赤道ギニア 0 0 0 0
イラク 0 0 0 0
カメルーン 0 0 0 0
シリア 0 0 0 0
エチオピア 0 0 0 0
ソマリア 0 0 0 0
ケニア 0 0 0 0
世界合計 37 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


【撲滅から根絶へ】
ロータリーは 30 年以上にわたって地球上からポリオをなくす活動を継続しています。
これまで、Eradicationという英語に対応する日本語は撲滅という言葉でしたが、現在GPEI(世界ポリオ撲滅推進活動)を構成する組織では根絶を使っています。時代の変化に合わせて、7月1日から「撲滅」という言葉から「根絶」に変えてポリオ根絶に向けて一層の活動を展開しましょう。

【最後の一押しが重要な理由】
2018年には前年度よりも多くの野生型ポリオウイルスによる発症が報告されました。ポリオのない世界を実現することの希望は失われたのでしょうか。インターナショナル・ポリオプラス委員会のマイケル K. マクガバン委員長が、「ポリオのない世界」を実現するためにロータリアンにできることを説明しています。

ポリオフリーの世界へ
最終局面が重要となる7つの理由


インターナショナル・ポリオプラス委員長
マイケル K. マクガバン

1. 2018年は2017年よりも多くの野生型ポリオウイルスによる発症が報告されました。ポリオのない世界を実現することの希望は失われたのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。発症数ゼロに近づくにつれて数が多少変動するであろうことを予測していました。この4年間での発症は毎年100件以下となっており、これは大きな進展が成されていることを物語っています。ポリオが脅威となっている地域で政府やロータリアンが懸命に活動しており、目標は確実に達成されるでしょう。
 
2. ポリオのような疾病をなくすことは、なぜ難しいのですか?
ポリオワクチンがすぐ手に入る米国でさえ、ポリオをなくすのに20年の歳月を要しました。現在ポリオの活動に取り組んでいる地域には米国のような保健システムがなく、活動はより困難となります。
 
3. 現在どのような課題に取り組んでいますか?
ロータリーは、野生型ポリオウイルスの常在国(アフガニスタン、ナイジェリア、パキスタン)で、長年にわたり活動を続けてきましたが、これらの国の一部の人々は、資金がポリオに使われ、ほかのニーズに使われないことを懸念しています。また、ポリオ予防接種(特にポリオのみに有効なワクチン)を受け続けることに対する抵抗もあります。そのため、目下の課題は、ポリオ予防接種にほかのサービスを加えて市民や子どもたちに提供することで、保護者の支持を得るための方法を見つけることです。これがつまり、「ポリオプラス」の「プラス」にあたるものです。
 
4. 活動地域での武装衝突はどう影響しますか?
武装衝突により予防接種活動がはるかに困難になります。GPEIでは、政府だけでなく、反政府分子への対応も行っています。ロータリーでは信頼とサポートが得られるよう尽力していますが、数カ月、ときには何年も予防接種を行えない地域が存在しています。
 
5. 予防接種を受けられなかった子どもがいる場合、予防接種チームはそれをどのように確認するのですか? チームが把握していない子どももいるのでしょうか?
そこは対策が功を奏しているようで、予防接種を受けることができない子どもの数は減ってきており、今後もその数を減らしていくことが課題となります。ナイジェリアでは、国内で2年間発症がなかった後の2016年にボルノ州で数件の発症がおきるという事態となりましたが、それ以来ロータリーは多くの対応を行ってきました。今ではGPSマッピング機能を用いて子どもたちの場所を確認し、自治体と協力してすべての子どもたちが確実にポリオワクチンを接種できるようにしています。
 
6. 最近の成果としては、どのようなものがありますか?
ポリオ常在国を除けば、世界ではこの約5年間、野生型ポリオウイルスによる発症が出ていません。ナイジェリアでは限られた地域において発症が報告されましたが、その後約3年間、野生型ポリオウイルスによる発症は起きていません。
 
7. ロータリアンが知るべき一番大切なことは何ですか?
私はアフガニスタン、ナイジェリア、それにパキスタンでのロータリアンの献身、粘り強さに非常に感銘を受けています。彼らは懸命に活動しています。彼らの活動は驚くべきものです。
ロータリアンは常に前向きに支援していかなくてはいけません。そして政府のリーダーたちに対して、継続的に資金援助していくことの必要性を訴え続けなくてはいけません。目前に迫ったゴールをみすみす逃すことはできません。

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野生株によるポリオ症例数

ポリオ 2019年1月1日
~5月22日
2018年 2017年 2016年
常在国 パキスタン 17 12 8 20
アフガニスタン 7 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 4
常在国以外 赤道ギニア 0 0 0 0
イラク 0 0 0 0
カメルーン 0 0 0 0
シリア 0 0 0 0
エチオピア 0 0 0 0
ソマリア 0 0 0 0
ケニア 0 0 0 0
世界合計 24 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


【ポリオとの闘いが他の疾病にも大きな影響をもたらす5つの理由】
執筆者:Daniela Garcia
2019年4月26日

ポリオは特に幼い子どもにも起こりうる生涯にわたる麻痺で、1955年にジョナス・ソーク博士がポリオワクチンを導入したときに予防可能になりました。ロータリーとGPEIのパートナー団体は、ポリオとの闘いを始めて以来、予防接種とポリオフリーをめざす活動を促進するシステムを開発してきました。このポリオとの闘いで築かれたインフラのおかげで、ポリオのない世界へと近づくことができます。
しかし、ほかの病気との闘いでも、このインフラが役立つことをご存じでしたか。

1.コールドチェーン
ポリオワクチンは冷やしておく必要があります。冷やさないと効能を失う危険があるからです。冷凍、冷蔵、保冷の機能をもつこのシステムは「コールドチェーン」と呼ばれ、ポリオ活動の従事者が極端な暑さの中でもワクチンを貯蔵し、長距離輸送できるように開発されました。パキスタンでは現在、はしかの予防接種プログラムで同じ制度を利用しています。同国シンド省では最近、寒冷チェーンの助けを借りて730万人以上の子どもたちにはしかの予防接種をするという目標を達成しました。

2.マイクロプランニング
都市部から離れた地域では、より多くの子どもにポリオの予防接種をする上でマイクロプランニングが重要となります。マイクロプランは、医療従事者が優先コミュニティを特定し、潜在的な障壁に対処し、有効な予防接種キャンペーンの計画を策定することを可能にします。ポリオワーカーは地域社会の詳細をできるだけ多く集め、子どもたち全員がワクチン接種を受けられるようにしています。この戦略は、インドでこの5年間、ポリオのない状態を保つのに役立っています。現在、インドのミワット地区では、はしかや風疹の予防接種率を高めるためにマイクロプランニングを使用しています。

3.サーベイランス
ポリオのサーベイランス(監視)システムは、ポリオの新しい症例を検出し、その発生場所と発生方法を決定するのに役立ちます。環境サーベイランスは、汚水またはその他の環境サンプル中のポリオウイルスの有無を調べるもので、急性弛緩性まひなどの症状がない場合に、ポリオ感染を確認するのに役立ちます。ナイジェリアのボノ州では現在、このシステムが黄色熱の症状がある人を見つけるために使われており、2018年に起きた黄熱病の発生で800万人の予防接種が行われた際に大きな力となりました。

4.ウイルス接触の追跡
ポリオは伝染病なので、ポリオワーカーは発症者による接触を追跡し、感染の可能性のある人と、その人と接触した人を調べます。このような追跡は、2014年にナイジェリアで起きたエボラ出血熱の封じ込めにおいて非常に重要な役割を担いました。リベリアの旅行者がエボラと診断されたときは、ナイジェリア当局が旅行者の連絡先をすばやく突き止め、隔離し、病気のさらなるまん延を阻止できました。

5.緊急オペレーションセンター
ポリオの活動で構築されたもう一つの重要なインフラは、緊急オペレーションセンターのネットワークです。これらのセンターは、医療従事者と政府関係者が協力し、より迅速で効果的な緊急対応をするための一元化された場所となります。ナイジェリアのラゴスにあるセンターは元来ポリオ対策のために設置されたもので、エボラ出血熱への迅速な対応でも役立ちました。これにより、エボラ発症の報告は19件のみとなり、3カ月以内に事態を収拾することができました。

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野生株によるポリオ症例数

ポリオ 2019年1月1日
~4月24日
2018年 2017年 2016年
常在国 パキスタン 6 12 8 20
アフガニスタン 3 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 4
常在国以外 赤道ギニア 0 0 0 0
イラク 0 0 0 0
カメルーン 0 0 0 0
シリア 0 0 0 0
エチオピア 0 0 0 0
ソマリア 0 0 0 0
ケニア 0 0 0 0
世界合計 9 33 22 37
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野生株によるポリオ症例数

ポリオ 2019年1月1日
~3月20日
2018年 2017年 2016年
常在国 パキスタン 4 11 8 20
アフガニスタン 2 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 4
常在国以外 赤道ギニア 0 0 0 0
イラク 0 0 0 0
カメルーン 0 0 0 0
シリア 0 0 0 0
エチオピア 0 0 0 0
ソマリア 0 0 0 0
ケニア 0 0 0 0
世界合計 6 32 22 37

【ポリオ撲滅情報】


【ポリオとの闘いの先頭に立つ5人の女性ロータリアン】
ポリオを過去の病とするために、世界の隅々でロータリーの女性たちが活躍しています。ファンドレイザー(資金調達者)として、またボランティア、ポリオサバイバー、擁護者として、さまざまな経歴や職業をもつ女性たちには一つの共通点があります。それは、ポリオによるまひ障害や悲惨な影響に苦しむ子どもがいてはならないという強い思いです。3月8日の国際女性デーにちなみ、ポリオとの闘いに懸命に取り組むロータリーの女性5人にスポットを当てます。

ジュディス・ディメント(Judith Diment)さん
Maidenhead Thamesロータリークラブ(英国)に所属するディメントさんは、インターナショナル・ポリオプラス委員を務め、英国でのポリオ撲滅支援の働きかけにおいてリーダーシップを発揮しています。2017年には英国の政治指導者にポリオ撲滅への支援を呼びかけ、結果的に1億ポンドの追加支援が英国政府から約束されました。「国際女性デーには、パキスタン、アフガニスタン、ナイジェリアの前線で奮闘する保健ワーカーの女性たちに敬意を捧げたいと思います。この女性たちは、5歳未満のすべての子どもが予防接種を受けられるよう、日々、命をかけて活動しているのです」。

ディメントさんの記事(英語)はこちら。

イェオマ・パール・オコロ(Ijeoma Pearl Okoro)さん

Port Harcourtロータリークラブ(ナイジェリア)に所属するオコロさんは、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国におけるポリオ撲滅活動を指揮しています。ナイジェリアからポリオをなくす闘いへの認識を高めるため、イベントや情報発信を通じてほかのロータリー会員や一般の人びとの参加を促しています。政府への働きかけ、著名人の参加、ファンドレイジングなど、幅広い活動でリーダーシップを発揮するオコロさんは、ポリオ撲滅を優先させるよう政府や市民に呼びかけ、すべての子どもをポリオから守るために重要な役割を果たしています。「一人残らず予防接種を受けるまでは、世界の子どもの誰一人として安全ではありません。ポリオ撲滅という目標を私たち皆でサポートしなければなりません」

タヤバ・グル(Tayyaba Gul)さん

Islamabad (Metropolitan) ロータリークラブ(パキスタン)に所属するグルさんは、ロータリーから支援を受けている保健センターを運営し、国境付近の部族地域における紛争を逃れてきたアフガニスタン難民の居住区でワクチン投与を行う女性の保健ワーカーのチームとともに活動しています。グルさんのチームは、予防接種状況について毎日データを報告するために携帯電話を活用。これにより、保健機関がデータをリアルタイムで分析することが可能となります。「ロータリアンとして自分の役目を果たしているだけ」とGulさん。「辺境地域で女性たちと一緒に活動できて嬉しいです。社会で自分の役割を果たすよう、女性たちを励ましています」。
 
パキスタンで活動するグルさんのストーリーをこちらからお読みいただけます。

アン・リー・ハッセー(Ann Lee Hussey)さん
Partner Session 2 – Ann Lee Hussey from Rotary International on Vimeo.
Portland Sunriseロータリークラブ(米国メーン州)に所属するハッセーさんは、パキスタンやナイジェリアといった国でのポリオ予防接種活動に、これまでに30回近く、ボランティアとして参加してきました。彼女自身も、生後17カ月でポリオに感染したポリオサバイバーです。ポリオ撲滅と予防接種の重要性を強く訴え、メーン州議会の公聴会で証言したこともあります。1月、国際協議会で講演したハッセーさんは、ポリオサバイバーとしての自身の経験とロータリーでの活動について語り、前線で活動するワクチン投与者たちの役割を強調しました。「疑いなく、世界の保健ワーカーの多く(その80パーセントが女性)は、ポリオ撲滅の最前線で闘う陰のヒーローです。これらの方がいなければ、ここまで進展することはできなかったでしょう」

マリー・イレーネ・リッチモンド-アフア(Marie-Irène Richmond-Ahoua)さん

リッチモンド-アフアさんは、1991年にコートジボワールのAbidjan-Biétryロータリークラブに入会し、アフリカで最初の女性ロータリアンの一人となりました。1999年に起きたクーデターで将軍が全国予防接種日を中止としたとき、彼女は将軍の家族に直訴し、「罪のない子どもは戦争とまったく関係がない」と嘆願しました。その後間もなく、将軍は彼女の要望を聞き入れ、全国予防接種日の実施を認めただけでなく、自らオープニング式の司会を務めました。リッチモンド-アフアさんは、全国予防接種の手配やアフリカ地域ポリオプラス委員としての活動をしているほか、昨年には世界銀行での国際女性デーイベントでも講演も行いました。

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野生株によるポリオ症例数

ポリオ 2019年1月1日
~2月20日
2018年 2017年 2016年
常在国 パキスタン 4 11 8 20
アフガニスタン 2 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 4
常在国以外 赤道ギニア 0 0 0 0
イラク 0 0 0 0
カメルーン 0 0 0 0
シリア 0 0 0 0
エチオピア 0 0 0 0
ソマリア 0 0 0 0
ケニア 0 0 0 0
世界合計 6 32 22 37

【ポリオ撲滅情報】


【ウイルスハンター】
パキスタン、パンジャブ州の世界保健機関(WHO)サーベイランスオフィスに勤務するウジャラ・ネイヤーさんは、ポリオのない世界というビジョンを抱いています。眠っているときにそのビジョンの実現を夢見ることもあるそうです。彼女はふだん、保健員チームを率 いてパンジャブ州を四方八方に動き回っています。ポリオウイルスによる発症の可能性が報告された現場に赴き、下水調査などを行って徹底的に調べるためです。パキスタンでは野生型ポリオウイルスによる発症が続いており、現在、そのような国はパキスタンを含め世界に2 カ国あります。

パキスタンの前線で働く保健員に占める女性の割合:56%
ナイジェリアの前線で働く保健員に占める女性の割合:90%

【UNICEF ポリオ根絶活動 最後の一歩】
UNICEF(国連児童基金)のウェブサイトにてポリオ撲滅に向けた活動についての記事が公開されました。ポリオ撲滅コーディネーター松本祐二様からのコメントも掲載されています。

【ブラジル全国でポリオとはしかの予防接種を支援】
昨年、ブラジル衛生当局は、ポリオ予防接種率の急激な低下を報告しました。 これは、ポリオの大流行の危険をもたらしかねません。これを食い止めようと行 動を起こしたのが、ブラジルのロータリークラブです。2 カ月間におよぶ大規模な予防接種キャンペーンにより、ブラジルの100 万人以上の子どもが予防接種を受け、接種率の急激な低下に歯止めがかかりました。

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野生株によるポリオ症例数

ポリオ 2019年1月1日
~1月22日
2018年 2017年 2016年
常在国 パキスタン 0 11 8 20
アフガニスタン 0 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 4
常在国以外 赤道ギニア 0 0 0 0
イラク 0 0 0 0
カメルーン 0 0 0 0
シリア 0 0 0 0
エチオピア 0 0 0 0
ソマリア 0 0 0 0
ケニア 0 0 0 0
世界合計 0 32 22 37

【ポリオ撲滅情報】


【DDFの寄贈】
ポリオプラス基金にDDF(地区財団活動資金)を寄贈されますと国際財団活動資金(WF)から半額の組み合わせがあり、その合計にビルゲイツ財団から2倍の上乗せがあります。
例:DDF2+WF1+ゲイツ財団6=9
※WFからの組み合わせは上限500万ドル、ゲイツ財団からの上乗せは上限5,000万ドルです。

【感謝状】
ポリオプラスへ1,500ドル以上のご寄付をくださったクラブ、DDFの20%以上をポリオプラス基金へ寄贈してくださった地区は、次年度に感謝状が贈られます。

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野生株によるポリオ症例数

ポリオ 2018年1月1日
~12月18日
2017年
(通年)
2016年度
(通年)
常在国 パキスタン 8 8 20
アフガニスタン 21 14 13
ナイジェリア 0 0 4
合計 29 22 37

【ポリオ撲滅情報】


【日本発:世界ポリオデー】
10月24日の「世界ポリオデー」の前後に世界中でポリオ撲滅のためのイベントが行われ、日本でも数多くのイベントが実施されました。情報が寄せられた世界のイベント数は4,005件、日本からも128件のイベント情報が寄せられました。 ごく一部ですが、日本で行われたイベントがいくつかロータリーボイスでも紹介されました。

ロータリーボイス「日本発:世界ポリオデー2018」

情報をお寄せくださった方々、イベント開催やご寄付にご協力くださった皆様へ心より御礼申し上げます。

【日本政府 アフガニスタンへの支援】
日本政府はアフガニスタンの子どもと女性の権利や喫緊のニーズに対応するため、国連児童基金(UNICEF)が国際協力機構(JICA)と協力して実施する子 どもたちの命を守る支援に10億900万円(910万米ドル)の無償資金協力を行うことを発表しました。この支援により、UNICEFとパートナーは予防接種拡大計画の一環として140万人以上の乳幼児に予防接種を行い、5歳未満の子ども 1,000万人以上をポリオから守り、妊娠可能な年齢層の女性280万人以上に破傷風ワクチンを提供することが可能となります。

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野生型ポリオ症例数

ポリオ 2018年1月1日
~8月23日
2017年
(通年)
2016年度
(通年)
常在国 パキスタン 3 8 20
アフガニスタン 11 14 13
ナイジェリア 0 0 4
合計 14 22 37


【映画『ブレス しあわせの呼吸』:9月7日(金)全国ロードショー】
ポリオ(急性灰白隨炎)の悲惨さと、障害を抱えながらも懸命に生きる男性ロビンソン・カベンディッシュと彼を支えた人々の実話を描いた映画『ブレスしあわせの呼吸』がついに日本で公開されます!
本作を通じて、ポリオへの認識と理解、そして支援を促し、一日も早くポリオのない世界を実現するために、ぜひ一人でも多くの方に映画館に足を運んでいただけるよう、みなさまのご協力をお願いします。

2510地区での上映は札幌と苫小牧の2ヶ所のみです。札幌シアターキノでの団体鑑賞会の日程は9月18日(火)第5グループ、9月19日(水)第4グループ、9月20日(木)その他のグループです。苫小牧シネマトーラスでの上映は10月上旬とのことです。

【ポリオ撲滅情報】


【パキスタン:ポリオ撲滅活動の全線】
ポリオ撲滅の最前線で活動するパキスタンの女性たちについて、米国ABCNewsが伝えています。主に家庭で子供たちの世話をする女性たちに撲滅の重要性を分かってもらうには、女性の力が必要です。記事の中では、ロータリアンのアジズ・メモン氏の言葉も掲載されています。
 
【10月24日は世界ポリオデー】
世界ポリオデーにちなんだイベントを企画しているクラブや地区の皆さまは、
ロータリーへ是非情報をお寄せください。寄せられた情報を基に、世界中で行われるロータリーのポリオ関連イベントの合計数が、世界ポリオデーに発表されます。日本からも多数参加していることを示すため情報提供にご協力下さい。

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