ポリオプラス委員会より
ポリオプラスニュース 2025年10月号
野生株によるポリオ症例数
*2025年10月14日現在(前月比)
| ポリオ | 国 | 2025年 (1月1日~10月14日) |
2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
| 常在国 | パキスタン | 29(+5) | 74 | 6 | 20 | 1 | 84 | 147 |
| アフガニスタン | 7(+3) | 25 | 6 | 2 | 4 | 56 | 29 | |
| 非常在国 | モザンビーク | 0 | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 |
| マラウイ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
| 世界合計 | 36(+8) | 98 | 12 | 30 | 6 | 140 | 176 |
*現在、ポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンの2国のみです。
【10月24日は世界ポリオデー】 財団NEWS10月号から

ポリオの感染は世界的に99.9%以上減少しましたが、この闘いは終わっていません。1985年にロータリーがポリオプラスプログラムを開始したとき、一つの誓いが刻まれました。それは、世界からポリオを根絶し、この病気による身体麻痺を子どもたちが恐れなくても済む世界を実現するという誓いです。
①ロータリーボイス 「10月24日は世界ポリオデー:一人ひとりにできること」
②「世界ポリオデー」に向けてクラブや地区でポリオ根絶に関連するイベントを開催、または奉仕プロジェクトを実施する際には、ぜひブランドリソースセンターにある各種リソースもご利用ください。ポリオ根絶に向けたロータリーの決意を世界に示すために、ご協力をよろしくお願いいたします。
【ポリオ撲滅を目指しエベレストベースキャンプへのトレッキング】

写真 エベレスト・トレッキングの準備をするジェシー・ハーマン氏
4月、私は標高4,400メートル(14,435フィート)のディンボチェから素晴らしい景色を眺めていた。前日の冷え込みは雪に変わり、氷点下の気温の中を歩いていた。体調は良好で、高山病の影響は特になく、この状態が続くことを願っていた。エベレストベースキャンプが近づくにつれ、ロータリーのポリオのない世界という目標も近づいていることに思いを馳せた。足が疲れてきた時も、その思いが私を駆り立てた。

写真Everest Base Camp
2日後、私の挑戦の目的地であるエベレストベースキャンプに到着した。すべてが素晴らしかったです。景色、挑戦、そしてロータリーのポリオ撲滅キャンペーンを支援するための募金の機会。募金活動は私にとって重要でした。ロータリーの「Raise for Rotary」プラットフォームは、設定が簡単で、募金はポリオプラスに直接寄付され、ソーシャルメディアで共有できるなど、多くのメリットがあります。FacebookとInstagramで旅の様子を共有し、支援者も募りました。人々の寛大さに感動し、最終的に支援者から3万オーストラリアドル(約2万米ドル)以上の寄付が集まりました。
トレッキング自体は過酷でした。これまで多くの長距離ハイキングを完走してきましたが、今回のトレッキングは最も過酷でした。トレッキングに先立ち、60日間毎日6キロメートル(約3.7マイル)を歩き、キャンペーンの一環としていました。しかし、十分な準備をしていたにもかかわらず、エベレストベースキャンプまでの道のりは肉体的にも精神的にも厳しいものでした。本当に完走できるのだろうかと不安に思う日もありました。
(中略)
エベレストベースキャンプ登頂という目標を達成した今、ロータリーの目標である「ポリオ撲滅」をいつかは実現させるという決意をこれまで以上に固めています。しかし、この最後の段階こそが最も困難であり、皆様の継続的なご支援が必要です。ロータリーによるポリオ撲滅へのご支援は、https://raise.rotary.org/Walk_Strong/challenge815/ からお願いいたします。全文はこちら。
【2025-26年度 日本の目標、世界の目標】
今年度の日本の目標および世界の目標は以下です。
| 日本 | ■ポリオプラス基金 | ・1人当たり30ドル
(1,500ドル以上の寄付をしたクラブには、感謝状が贈られます。) |
・ポリオプラス・ソサエティの推進
(各地区50名増やす) |
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| 世界 | ■ポリオプラス基金 | ・1億3,500万ドル | ・ポリオプラスへの繰入・上乗せ1,500万ドル | 合計:1億5,000万ドル
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引き続きポリオプラスの活動に、ご支援、ご協力お願いいたします。