ポリオプラスニュース2月号
【野生株によるポリオ症例数】
ポリオ | 国 | 2022年1月1日 ~1月25日 |
2021 | 2020 | 2019 | 2018 | 2017 | 2016 |
常在国 | パキスタン | 0 | 1 | 84 | 147 | 12 | 8 | 20 |
アフガニスタン | 0 | 4 | 56 | 29 | 21 | 14 | 13 | |
世界合計 | 0 | 5 | 140 | 176 | 33 | 22 | 33 |
【ポリオ撲滅情報】
・2022年1月25日現在、野生型ポリオウイルス1型(WPV1)の確定症例はありません。
【ポリオ根絶活動の最新情報】国際ロータリー/Rotary Japan(Facebookより)
野生型ポリオウイルスの常在国の一つであるパキスタンで、野生型ポリオ症例のない状態で一年が経過し、ポリオのない世界の実現がますます近づいています。ロータリーでは、この進展がパキスタンや世界のロータリー会員からのコミットメントのおかげであることを認識しつつ、世界のすべての子どものためにポリオのない世界を達成するという活動に引き続き注力していきます。
パキスタンのロータリー会員は、ポリオ根絶の認識を高め、募金を集め、政府高官へのアドボカシー活動や地域リーダーの参加促進などを通じて、ポリオ根絶で大きな役割を果たしています。今日まで、ロータリーは3億4,700万ドルの補助金を投じてパキスタンでのポリオ根絶活動を支援してきました。この資金は、ヘルスワーカーへの給与、ワクチン、予防接種キャンペーン、サーベイランス活動、ヘルスキャンプや浄水場の設置などに活用され、地域社会に幅広い保健サービスが提供されています。
このような素晴らしい進展が見られた一方、パキスタンでのサーベイランス活動においては、環境サンプルから野生型ポリオウイルスが検出されているため、活動の手を緩めるわけにはいかないことが分かっています。また、すべての子どもへワクチンを届けるにあたっても課題があります。パキスタンの子どもたちが誰一人としてポリオによって身体まひとなることがないよう、今こそ、ロータリー会員、政府リーダー、グローバルパートナー、前線のヘルスワーカーが活動をより一層強化していく時です。
ポリオ根絶のために、引き続きご協力の程、よろしくお願いいたします。