ミニ卓話1 職業奉仕委員長 大坪誠治

ポール・ハリスの生い立ちに関しては、「ロータリー日本100年史の歩み」には詳細に書かれていますので、ご覧いただけるといいかと思います(P.20〜).歴史的内容や写真の一部は、この中から引用させていただきました.

ここでは、普段あまり語られることのないポールの父と母、そして祖父についてピックアップしてみようと思います.

彼の父の名前はジョージ・ハリス、母の名はコーネリアです.

父は、野心的で社交的であったため、定まった仕事につかず、それを見かねたジョージの父、すなわちポールの祖父であるハワード・ハリスが、全額を補助してドラッグストアを開業させました.しかし、彼は経営にあまり熱心ではなく、発明の開発に多額の資金を浪費し、ドラックストアは倒産します.

また、母は、病弱ではありましたが、裕福な家庭で育っていたため、家計を助けるというよりむしろ散財するするタイプで、家計は火の車だったそうです.

父と母がその様な状態であったため、最終的に一家は離散し、ポールは3歳の時に兄と父方の祖父であるハワードのもと、ニューイングランドで生活することになりました.祖父は地元で尊敬される人物で、ポールは彼から「約束と言葉の重み、勤勉さと誠実さ」などを学びます.小さな町ではお互いに助け合うことが当然であり、信頼と友情が社会を支えることをそこで肌で感じたのかもしれません.

彼の自伝である”My Road to Rotary”の中には、祖父母について以下の記述がありました.

My grandfather believed that work well done was a service to God and man alike.
His example impressed upon me the dignity of labor and the importance of fairness in all dealings.

“My grandmother was a gentle and kindly woman whose quiet influence filled the household with warmth and moral tone.”

 

この祖父母との生活が、のちにロータリークラブ結成の一因になったともいわれています.

                            

 

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