ポリオプラス委員会より
ポリオプラスニュース 2025年12月号
野生株によるポリオ症例数
*2025年12月2日現在。(前月比)
| ポリオ | 国 | 2025年 (1月1日~12月2日) |
2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
| 常在国 | パキスタン | 30(±0) | 74 | 6 | 20 | 1 | 84 | 147 |
| アフガニスタン | 9(±0) | 25 | 6 | 2 | 4 | 56 | 29 | |
| 非常在国 | モザンビーク | 0 | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 |
| マラウイ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
| 世界合計 | 39(±0) | 98 | 12 | 30 | 6 | 140 | 176 |
*現在、ポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンの2国のみです。
【世界と各国の専門家が一致】 2025年11月25日
-パキスタン、そして世界におけるポリオ根絶は手の届くところにある-

WHOとカラチのアガ・カーン大学が招集した国際および各国の専門家たちは、あらゆる根拠をもって、パキスタンがポリオの根絶に近づいていると結論付けた。一方、ドイツで最近野生型ポリオウイルスが検出されたことは、対策を講じないでいると、対策を講じることのコストをはるかに上回るコストがかかると警告した。(中略)
WHOポリオ根絶担当事務局長であり、世界ポリオ根絶戦略委員会委員長のジャマル・アーメド博士は以下のように述べています。
「私たちに必要なのは、このワクチンを本当に信じ、パキスタン、ここカラチから始めて、行動を起こし、根絶を成し遂げることです。そうすれば、世界はポリオのない世界になるでしょう」
さらに、WHOパキスタン・ポリオ・プログラムのコーディネーター、モハメド・ソガイエ博士は述べました。「科学的根拠は明らかです。そして、ワクチンは技術的に進歩しました。インドでは2009年に700件の症例がありましたが、12か月後にインドで最後のポリオ症例が確認されました。ナイジェリアでも同じことが起こりました。つまり、今、現存するこれらパキスタン・アフガニスタンのウイルスのいずれかが最後のものとなるでしょう。世界は悪いニュースで溢れていますが、ポリオ根絶は私たちが実現できる良いニュースです」と。全文はこちら。
【「希望」が「歴史」に変わるまで】— 西太平洋地域におけるポリオ根絶への道のり —
尾身 茂:元世界保健機関[WHO]西太平洋地域事務局長、ロータリーポリオ根絶大使
RI第2570地区大会講演より

私がWHOで仕事を始めた1990年当時、ポリオの根絶は不可能だと思われていました。アジア各地では依然としてポリオが蔓延し、資金も計画もない状態でした。「2000年までにポリオを根絶する」というWHOの決議によるタイムリミットもあり、まさに混乱からの出発でした。(中略)
2000年、ついに西太平洋地域全体のポリオ根絶が宣言されました。私たちの努力が実を結んだ瞬間、そして、ポリオ根絶が単なる夢ではないことが証明された瞬間でした。
しかし、パキスタン、アフガニスタンなど、医療体制が脆弱で紛争が続く地域には、今もポリオが存在します。ガザのように、混乱が再び感染を招いてしまうこともあります。そうなれば、これまで数十年もの進展が水の泡になります。
ロータリーの皆さんは、そのことをよく知っています。最も困難なのは、最後の一歩です。それはどの感染症でも同じであり、疾病を根絶するというのは、そういうものなのです。だからこそ、何度でも決意を新たにし、前進しなければなりません。
ロータリーの役割は、今まで以上に重要となっています。皆さんは、単なる資金提供者ではなく、パートナーとして最前線で変化を生み出しています。ポリオ根絶の歴史は、皆さんが切り開いてくださいました。この物語の最終章を共に完成させましょう。
全文はこちら。
【2025-26年度 日本の目標、世界の目標】
今年度の日本の目標および世界の目標は以下です。
| 日本 | ■ポリオプラス基金 | ・1人当たり30ドル
(1,500ドル以上の寄付をしたクラブには、感謝状が贈られます。) |
・ポリオプラス・ソサエティの推進
(各地区50名増やす) |
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| 世界 | ■ポリオプラス基金 | ・1億3,500万ドル | ・ポリオプラスへの繰入・上乗せ1,500万ドル | 合計:1億5,000万ドル
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