ポリオプラス委員会より
ポリオプラスニュース 2025年7月号
野生株によるポリオ症例数
*2025年7月1日現在(前月比)
| ポリオ | 国 | 2025年 (1月1日~7月1日) |
2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
| 常在国 | パキスタン | 13(+2) | 73 | 6 | 20 | 1 | 84 | 147 |
| アフガニスタン | 2(±0) | 25 | 6 | 2 | 4 | 56 | 29 | |
| 非常在国 | モザンビーク | 0 | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 |
| マラウイ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
| 世界合計 | 15(+2) | 98 | 12 | 30 | 6 | 140 | 176 |
*現在、ポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンの2国のみです。
【2025カルガリー・ロータリー国際大会が閉幕】(財団ニュースから)
-ロータリーとゲイツ財団がポリオ根絶へのコミットメントを新たに-

2025年6月22日、世界中からロータリー会員が集まるロータリー国際大会が、カナダのカルガリーで開かれました。開会式では、ロータリーとゲイツ財団が、ポリオ根絶に向けて数百万ドル規模のさらなる支援を行うことを発表しました。
(中略)世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長もビデオで登場。最近の政府からの資金削減という困難に直面しながらも、それを乗り越えられると強調し、ポリオ根絶に対する強い意志を改めて表明しました。
同じくビデオで登場したビル・ゲイツ氏(ゲイツ財団理事長)も、次のように語りました。「私たちはいま、岐路に立っています。今後数年間がポリオ根絶のカギとなります。全力を注がなければ、ポリオがなくなったと思っていた国で再発してしまう恐れがあります。根絶を完遂するには、政府、医療従事者、そしてロータリーの皆さんの継続的な取り組みが不可欠です」。ロータリーとゲイツ財団は、ポリオ根絶の実現に向けた長年のパートナーシップを更新し、今後3年間に最大4億5,000万米ドルをこの取り組みに投じる共同コミットメントを発表しました。
【WHO事務局長による2025年ロータリー国際大会でのスピーチ】2025年6月22日
執筆者:テドロス・アダノム・ゲブレイェスス博士(世界保健機関(WHO)事務局長)

(前略)ロータリーとWHOのパートナーシップは、1988年の世界ポリオ撲滅推進活動(GPEI)の発足にまで遡ります。実際、ロータリーは天然痘の歴史的な根絶に触発され、ポリオ撲滅というアイデアを初めて提唱した先駆者でした。それ以来、推定2,000万人の麻痺症例が予防されました。現在、ポリオウイルスが常在しているのはわずか2カ国のいくつかの地区です。私たちは歴史の瀬戸際にいます。皆様のリーダーシップに感謝します。
もちろん、根絶への道は一直線ではありません。最後の1マイルが最も困難な道のりです。昨年、私たちは挫折を経験しましたが、私たちの決意は揺るぎません。私たちはポリオを根絶します。なぜなら、私たちにはできるからです。そして、そうしなければならないからです。そして、それが実現できたのは、皆様のご支援、皆様のリーダーシップのおかげです。そしてその支援はポリオだけにとどまりません。母子保健、水と衛生、教育、平和の促進、環境、そして経済発展にも及びます。分断と絶望がニュースの見出しを賑わせることが多いこの世界で、皆様は異なる物語を描いています。それは、変化は可能であり、公平は可能であり、平和は可能であるということです。
本日、7月28日の世界肝炎デーに際し、WHOとロータリーがウイルス性肝炎への意識向上を図るための新たな協力を発表できることを嬉しく思います。ロータリーのテーマである「近隣の人々と協力し、信頼を築き、地域にインパクトを与える」に基づき、ロータリーはWHOと協力し、肝炎に関する情報、検査、治療、そしてケアへのアクセスを妨げる障壁の打破を支援します。
ポリオと同様に、私たちには肝炎を撲滅するためのツールがあります。誰もがそれらのツールにアクセスできるようにしなければなりません。ポリオ撲滅への成功が近づく一方で、私たちは多くの新たな深刻な課題に直面しています。
ご存知のとおり、海外援助の大幅な削減は、世界の保健医療のあり方に深刻な影響を及ぼしています。資金提供や政治課題における優先順位の変化、紛争と不安定さ、誤情報、ワクチン接種への躊躇など、これらすべてがポリオをはじめとする世界中の多くの疾病と保健プログラムに影響を与えています。
多くの国で、資金削減により、人々が命を救うサービスや医薬品を受けられなくなり、医療施設が閉鎖され、医療従事者が職を失い、サプライチェーンや情報システムが混乱し、医療費の自己負担が増加していると報告されています。
WHOは、各国がこの危機を乗り越え、救命サービスを維持できるよう支援しています。
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【2025-26年度 日本の目標、世界の目標】
いよいよ新年度が始まりました。次年度の日本の目標および世界の目標は以下です。
| 日本 | ■ポリオプラス基金 | ・1人当たり30ドル
(1,500ドル以上の寄付をしたクラブには、感謝状が贈られます。) |
・ポリオプラス・ソサエティの推進
(各地区50名増やす) |
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| 世界 | ■ポリオプラス基金 | ・1億3,500万ドル | ・ポリオプラスへの繰入・上乗せ1,500万ドル | 合計:1億5,000万ドル
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引き続きポリオプラスの活動に、ご支援、ご協力お願いいたします。