ポリオプラス委員会より

ポリオプラスニュース5月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

野生株によるポリオ症例数

*2023年4月25日現在

ポリオ 2023年1月1日~4月25日 2022年 2021年 2020年 2019年
常在国 パキスタン 1 20 1 84 147
アフガニスタン 0 2 4 56 29
非常在国 モザンビーク 0 8 0 0 0
マラウイ 0 0 1 0 0
世界合計 1 30 6 140 176

ポリオ撲滅情報 

 
2023年、新規発症確定例はパキスタンの1症例です。前回から新たな報告はありません。

*現在、ポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンの2国のみです。

【世界予防接種週間 4月24~30日】

 
- 認識を高め、ワクチンへの理解を向上させ、命を救おう -


     写真-1 バナー例

私たちのポリオ根絶活動は、命を救うワクチンの力を証明するものです。
これまでに30億人の子どもがポリオワクチンを接種し、1988 年以降、ポリオの発症は 99.9%減少しています。
しかし、すべての子どもが予防接種を受け、ポリオを根絶させるまで、この活動を終えることはできません。
ワクチンは命を救うというメッセージを広げましょう。(#VaccinesWork)
*世界予防接種週間のツールキットをダウンロード
*End Polio Now ウェブサイト
 
【ポリオ根絶活動はマラリアとの闘いにいかに役立つか】


写真-2 早期介入の重要性と、病気を媒介する蚊の役割を説明するための寸劇を行う、ザンビアのコミュニティ・ヘルスワーカー

ポリオワクチンの接種活動を行うパキスタンのヘルスワーカー。
マラリアが広がる仕組みを教えるための寸劇を披露するザンビアのボランティア。
これらの取り組みは、一見まったく異なるように見えますが、深いつながりがあるのです。
ポリオ根絶の闘いでは、世界的なパートナーシップによって何百万人もの協力者を動員し、十分なサービスを受けていない人びとへの支援を行い、かつてないほどの量の保健情報を収集しました。
ロータリーが中核的パートナーである世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)は、マラリアとの闘いにおいても重要な役割を担っています。
 


写真-3 村と村の間を自転車で移動する、「マラリアのないザンビアのためのパートナ-」のヘルスワーカー、フェネス・マザブカさん。
ヘルスワーカーは、最寄りの保健センターまで長距離を移動しなければならないことが多いため、研修終了後に自転車が支給されます。

UNICEF(国連児童基金)の推定によると、ほぼ1分間に一人のペースで5歳未満の子どもがマラリアで死亡しています。「子どもたちは、免疫力がついていないため最も影響を受けやすい」と話すのは、「マラリアのないザンビアのためのパートナー」(200万ドルを提供するロータリーの大規模プログラム補助金の最初の受領プログラム)の委員長、ビル・フェルトさんです。 記事の続きはこちら
 
【ロータリー財団 世界の目標】
◼ ポリオプラス基金 :1人当たり30ドル
(1,500ドル以上の寄付をしたクラブには、ロータリー財団から感謝状が贈られます。)
 
【次年度(2023-24)の日本の目標】
◼ポリオプラス基金 1億5,000万ドル
(ゲイツ財団からの上乗せ含む)
 
ポリオプラスの活動に、これからもご支援、ご協力お願いいたします。

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