ポリオプラス委員会より

ポリオプラスニュース3月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

野生株によるポリオ症例数

*2023年2月28日現在

ポリオ 2023年1月1日~1月24日 2022年 2021年 2020年 2019年
常在国 パキスタン 0 20 1 84 147
アフガニスタン 0 2 4 56 29
非常在国 モザンビーク 0 8 0 0 0
マラウイ 0 0 1 0 0
世界合計 0 30 6 140 176

ポリオ撲滅情報 

 
2023年、新規発症確定例はありませんでした。前回の数値はWHO本部に報告された数で、確定例ではありませんでした。お詫びして訂正いたします。
*現在、ポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンの2国のみです。

国際ロータリーからのEnd Polio Nowニュースレター

* 一部をご紹介いたします。
 
- 2022年を振り返って -
ポリオ根絶活動において、2022年はいくつかの良いニュースがありました。伝搬しているウイルス遺伝子株は、これまでより少なくなり、現在もポリオが流行している国は、アフガニスタンとパキスタンの2カ国のみとなっています。そして、これらの地域の政治リーダー、医療関係者、地域社会のリーダーたちの支援によって、この1年間、ワクチン接種の取り組みが強化されました。また、10月に開催された世界保健サミットで、ロータリーと海外のパートナーや寄付者が、ポリオ根絶のために合計26億米ドルの寄付を約束しました。これにより、ポリオ根絶に対する世界の支援は新たな段階に達しています。
 
ただし、課題もありました。ポリオウイルスが、イスラエル、英国、米国など、長い間なかった場所に出現したのです。パキスタンから伝搬した野生型ポリオウイルスによってマラウイで発生した2021年の症例に関連して、モザンビークでも野生型ポリオウイルスによる症例が報告されました。しかし、これらの事例のニュースは、ポリオ根絶活動を減速させるものではありませんでした。むしろ私たちの決意はさらに固まりました。 今、ポリオとの闘いに終止符を打つ最高の機会が訪れています 。
 
皆さまのお力が必要とされています。「ロータリーと共に、ポリオをなくそう」という合言葉の下、ロータリー全体の意志を表明していきましょう。ロータリーのブランドリソース・センターにある 共有可能な画像、広告、その他の資料をご活用ください。ポリオ根絶を果たすために、力を合わせましょう。
 
- 4月の世界予防接種週間でワクチンの力を推進しよう -
ポリオ根絶活動に携わってきた数十年の経験をもつロータリーの会員は、ワクチンの力を周知させる上で重要な役割を果たすことができます。ロータリー会員とパートナーが、ワクチン接種へのためらいをなくし、すべての子どもたちにポリオワクチンを投与するために懸命に活動してきた結果、私たちは何十億人もの子どもたちにポリオの予防接種を行うことができました。

4月24~30日の世界予防接種週間に、ロータリークラブとローターアクトクラブを通じて、「ワクチンは命を救う」というメッセージを広めましょう。世界中の子どもたちにポリオワクチンの接種を継続するとともに、新型コロナワクチン接種の重要性を伝えていくことが重要です 。世界予防接種週間のツールはこちら

さらに詳しくニュースレターをお読みになりたい方はこちら(日本語英語)
 
ポリオプラスの活動に、これからもご支援、ご協力お願いいたします。
 

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