ミニ卓話7 職業奉仕委員長 大坪誠治
決議23-34 その2
もう一つの解釈を紹介します.
ロータリーにおける第一標語である「Service above Self」はもともと、ミネアポリスRCのベンジャミン・フランク・コリンズが1911年のポーランド国際大会で「Service, not Self」とスピーチをしたところからきています(スピーチ内容は、The National Rotarianに記載されています).
日本語では、「無私の奉仕」と訳されていますが、彼のスピーチ内容は、「あるロータリー会員が8千ドルを超える顧客を紹介してくれた.この紹介がなかったらこの取引は成功しなかっただろう」でした.この真意は「ロータリー会員間の相互扶助の特典を会員以外にも与えよう!」という「事業拡大」を意味するもので、「無私の奉仕」ではなかったのです.
その後「Not Self」が「Above Self」に変化するのですが、いずれにしても「自分たちだけではなく、特典は分かち合おう」という「物理的相互扶助の拡大」を意味しており、これはロータリーの第二標語である「He(One) profits most who service best」(後述)と相反するものではないというのです.
すなわち、ロータリーにおける第一標語を「事業の拡大」、第二標語を「経済学理論の実践」と說明したのが「決議23-34」で、根本のところは同じ意味合いなのだが、この標語は間違った方向に翻訳され、「他人への奉仕」と「利己的な欲求」という、相反する考え方に変化していったというのです.皆さんはどう思われますか?
