ミニ卓話6 職業奉仕委員長 大坪誠治
新しい年度が始まりました.また1年間ミニ卓話を定期的に掲載しますので、お付き合いください.
決議23-34 その1
ロータリーには二つの標語があります.
一つは他人のために尽くそうという国際社会を含んだ社会的奉仕活動に関する標語であり、ロータリーではこれを 「Service above self」で現しています.もう一つは事業の発展を図ると共に、業界全体のモラルを高めていこうという標語であり、ロータリーではこれを「He(One) profits most who serves best」 と現しています.ロータリーにとってもっとも大切なこの二つの標語を定義している唯一のドキュメントが、決議23-34 なのです.
決議23-34の第一条には「ロータリーは、基本的には、一つの人生哲学であり、それは利己的な欲求と義務およびこれに伴う他人のために奉仕したいという感情とのあいだに常に存在する矛盾を和らげようとするものである.この哲学は、「Service above self(超我の奉仕)」という奉仕哲学であり、「He(One) profits most who serve best(最も多く奉仕するもの、最もよく報われる)という実践理論の原則に基づくものである」と記載されています.
すなわち、決議23-34は、国際ロータリー史上最大の論争であった、「利己的な欲求(親睦・相互扶助派)」と「他人への奉仕(奉仕・会員増強派)」という葛藤を氷解させた宣言であると言われています.
しかし、ロータリアンにとって一種のバイブルとされる決議23-34は、一時期ロータリーの手続要覧から抹消されます.
これを復活させたのは日本からの提案でした.しかしながら、今や歴史の一部として残されている印象は否めません.
