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ポリオプラスニュース7月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】

ポリオ 2020年1月1日
~6月24日
2019 2018 2017 2016
常在国 パキスタン 55(△6) 145 12 8 20
アフガニスタン 19(△7) 29 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 0 4
世界合計   74(△13) 174 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


本年6月24日までに報告されたポリオの症例です。パキスタン6症例、アフガニスタン7症例の新規の報告があり、今年に入って全世界で野生型ポリオ発症例は13症例増加し、74名になりました。ナイジェリアでは引き続き新規の症例の発生がありません。

【世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)の最終戦略に対し、カナダ政府が新たな公約を発表】
新型コロナウイルスのパンデミックが世界的な問題となっている昨今、毎年何百万もの命を救っているワクチンと予防接種の効果を認識することが、これまで以上に重要となっています。このような中、カナダ政府は世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)の最終戦略を支援するための4年間の資金提供を発表しました。
 
カナダ全土のロータリークラブは、ポリオ根絶に対する同国のリーダーシップとパートナーシップの証としてのこの新たな誓約を歓迎しました。カナダのロータリークラブは、同国がポリオ根絶への支援を開始した1986年以来、政府と密接に協力してきました。以来、カナダのロータリアンはポリオプラスに4130万ドル以上を寄付しています。
 
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【ポリオプラスの「プラス」】
ロータリーとパートナー団体はこれまで何十年にもわたり、ポリオウイルスの拡大を阻止してきましたが、エボラ出血熱、黄熱、鳥インフルエンザが発生した際と同様、現在は新型コロナウイルスの流行から地域社会を守る上で重要な役割を果たしています。パキスタンからナイジェリアまで、世界ポリオ根絶推進活動は、新型コロナウイルスへの対応において各国政府を支援しています。これこそ、ポリオプラスの「プラス」が表すものです。ポリオ根絶のインフラについてお読みください。
 
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【行動しよう:ポリオを永遠になくすために】
新型コロナウイルスという課題を抱える中、多くの子どもがポリオを含む危険な病気のワクチンを受けられなくなるという重大なリスクがあります。ロータリー会員にできる最も重要なことは、ポリオ根絶へのためのファンドレイジング活動を維持していくことです。ポリオを永遠になくすことの必要性を広く伝えため、新しいEnd Polio Nowの情報・ファンドレイジングのリソース(ビデオ、ソーシャルメディア、メッセージ、イベント用資料など)をダウンロードしてご利用ください。
  
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【ニュースで取り上げられたロータリー】
ロータリーとパートナー団体は、予防接種に懐疑的な親が、子どもをポリオから守ることのメリットを理解できるよう支援してきました。これは、1988年以来、ポリオの症例が99.9%減少した理由の一つです。しかし、新型コロナウイルスのワクチンが開発された時、予防接種に反対する人たちはそのワクチンも拒絶するでしょうか。ロータリーの事務総長兼CEOのジョン・ヒューコとワクチン学者のピーター J. ホーテズ氏が、このトピックを掘り下げた意見記事をCNNに投稿し、ワクチンを受け入れることの重要性を訴えました。
  
新型コロナウイルスへの対応が世界的な優先事項となっている中、ロータリーは今まで以上にポリオとの闘いに向けた意欲を新たにしています。ロータリーの全国アドボカシーアドバイザーコーディネーターのジュディス・ディメント氏と世界保健機関のポリオ根絶ディレクターのミシェル・ザフラン氏が、New Europeに意見記事を投稿し、ポリオとの闘いを継続することの重要性を説明しました。
 
インターナショナル・ポリオプラス委員会副委員長のジョン・セバー博士は、Wiredの記事で、新型コロナウイルスがポリオ根絶活動にもたらす課題について言及していています。全国ポリオプラス委員会委員長のツンジ・フンショ博士とディーパク・カプール氏はOzy誌で、新型コロナウイルスの感染源を追跡する上で重要な役割を果たすサーベイランス活動の重要性について説明しています。
 
【ロータリーによるポリオ根絶活動をご支援ください】
ポリオ根絶活動へのご支援をご検討ください。 皆さまからのご寄付には、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から2倍額が上乗せされ、3倍の額になってポリオ根絶に役立てられます。
 
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カテゴリー: ポリオプラス委員会