MENU

国際ポリオ・プラス活動ニュース

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】

ポリオ 2020年1月1日
~4月28日
2019 2018 2017 2016
常在国 パキスタン 45(△11) 145 12 8 20
アフガニスタン 11(△9) 29 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 0 4
世界合計   56(△20) 174 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


本年4月28日までに報告されたポリオの症例です。パキスタン11症例、アフガニスタン9症例の新規の報告があり、今年に入って全世界で野生型ポリオ発症例は56名となりました。ナイジェリアでは引き続き新規の症例の発生がありません。。

【2020年3月30日、新型コロナウイルスおよびポリオ根絶活動への影響に関するロータリーの声明が出されました】
「新型コロナウイルスおよびポリオ根絶活動への影響に関するロータリーの声明-ポリオとの闘いに対してロータリアンが強いコミットメントを保ち、これまでの成果を水の泡としないことが何よりも重要です」
 
世界のどこであろうと、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けていない人は誰一人としていないようです。ワクチンがまだ存在しないウイルスのパンデミック(世界的大流行)に直面する今、ポリオ根絶活動をどのように続けたらよいのかと考えているロータリアンもいるでしょう。ひと昔前、世界はポリオウイルスによって同じような状況に直面していました。
 
新型コロナウイルスのパンデミックに対応するには、全世界の連帯、そして世界規模の緊急活動が必要とされます。既に数千人の従事者を有し、研究所と監視システムの大規模ネットワークを備えた世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)は、各国での対応支援のためにこのリソースを活用できるようにする道徳的義務があります。
 
世界公共保健における結束がかつてないほど強まる中、ロータリアンが構築を支援してきたポリオ根絶のインフラが、多くの保健ニーズだけでなく、新型ウイルスへの対応と拡大抑止のために既に活用されています。ポリオ根絶の従事者と資産が重要な存在となっているナイジェリア、パキスタン、アフガニスタンでは、GPEIパートナー団体の全スタッフが、監視、保健従事者の研修、感染経路の追跡にあたっています。また13カ国で、新型コロナウイルスの対応と対策のために、ポリオ根絶活動のボランティアが配置されています。
 
ロータリーは、新型コロナウイルスによる緊急事態がポリオ根絶プログラムの一部に影響を及ぼしていることを認識しています。現在直面する新たな課題に取り組むと同時に、最も重要なのは、すべての子どもに安全にポリオワクチンを投与できるよう、ポリオ根絶へのコミットメントを維持し、今年度のファンドレイジング目標である5000万ドルを集めることです。新型コロナウイルスの影響により、ポリオ根絶に対する注目が逸れることは理解しています。だからこそ、ポリオとの闘いに対してロータリアンが強いコミットメントを保ち、これまでの成果を水の泡としないことが何よりも重要です。
 
ポリオ根絶活動へのコミットメントを維持することが必須です。ポリオ根絶の取り組みが新型コロナウイルスへの対応をどのようにサポートしているかを、こちらからご覧ください。ポリオ根絶のためのご寄付はこちらからお願いいたします。
 
【ロータリークラブが新型コロナウイルスとの闘いを支援】
新型コロナウイルスの猛威により世界に不安と困難な状況が広がる中、ロータリー会員と参加者たちが画期的な方法で支援し、離れていても手を差し伸べる方法があることを示しています。奉仕と行動を大切にするロータリー会員は、地域社会で率先してプロジェクトを立ち上げ、支援を必要とする人びとへの援助を行っています。しかし、多くの地域で生活が急変しており、保健専門家らは、人びとが互いの距離を空け、感染力の強いこのウイルスの拡大防止のために必要であれば自己隔離することを呼びかけています。
 
「疾病の予防と治療」はロータリーの主な活動分野の一つです。これまでも会員は、適切な手洗いや感染予防法について啓発活動を行い、医療従事者への研修や医療機器を提供してきました。現在は、各地の保健当局による新型コロナウイルス情報の周知を援助し、パンデミック(世界的大流行)によって多大な負担を強いられている医療施設や病院に防護用品を寄贈するといった活動を行っています。現在までに、さまざまな方法で会員が地域社会を支援しています。詳細はこちらの記事をお読みください。
 
【ポリオ根絶のため島一周576kmを自転車ではしる】
フィリピンで予防接種率が低下していることを受け、セブ・ロータリークラブは、予防接種の必要性を親たちに伝える活動を行いました。目標は、ポリオのようなワクチンで予防できる病気の発生を予防するのに必要な95%の予防接種率を確保すること。クラブ会員は、セブ島を1周する576kmの道のりを三日間かけて自転車で走破しまして認識向上に取り組みました。また、保健省や地元当局と協力して、ルート沿いの地域社会で大規模な予防接種イベントを開催し、ポリオプラス基金への寄付として2万ドルを集めました。

カテゴリー: ポリオプラス委員会