MENU

国際ポリオ・プラス活動ニュース

2510地区ポリオプラス委員会

 

野生株によるポリオ症例数

ポリオ 2019年1月1日
~8月22日
2018年 2017年 2016年
常在国 パキスタン 53 12 8 20
アフガニスタン 13 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 4
常在国以外 赤道ギニア 0 0 0 0
イラク 0 0 0 0
カメルーン 0 0 0 0
シリア 0 0 0 0
エチオピア 0 0 0 0
ソマリア 0 0 0 0
ケニア 0 0 0 0
世界合計 66 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


【10月24日(木)は世界ポリオデー!】
世界ポリオデーの計画は進んでいますか? 10月24日の前後には、ポリオ根絶にちなむ活動やイベントを実施しましょう。
2510地区ポリオプラス委員会では、札幌駅前南口広場にて、10月24日の午後1時~2時の間に募金活動を行います。札幌および近郊のクラブの方は、こちらに参加していただければ幸いです。
また10月24日前後に、各クラブ・グループ別にポリオ根絶の募金活動を計画して「世界ポリオデー」に関連して独自に募金活動を実施していただいても構いません。規模の大小は問いません。予定している活動・イベントの情報をこちらのフォームからお寄せください。チラシを使用する場合は、こちらからダウンロード可能です。
今年度より「ポリオ撲滅」から「ポリオ根絶」に表現が変わったこともあり、2510地区では新しく独自に、チラシ、ポケットティッシュ、ノボリを作成しました。地区大会において各クラブにお渡しする予定ですので、是非ご活用ください。

◆フェイスブックで配信されるポリオ根絶特別プログラム
8月にお知らせしたように、日本時間の10月24日の晩(詳細な時間は未定)、国際ロータリーの日本語フェイスブックページでポリオ根絶の特別プログラムが配信されます。日本語字幕つきですので、ご覧いただける方は早速、フェイスブックのページ から「参加予定」をクリックしてください!
ポリオ根絶特別プログラムのページ

【ナイジェリア 最後の野生型症例から3年】
2019年8月21現在、ナイジェリアでは最後に野生型ポリオウイルスの症例が報告されてから3年間が経過しました。これにより、早ければ2020年半ばには、世界保健機関が定めるアフリカ地域全体のポリオフリーが認定される可能性があります。

【G20大阪サミットでポリオ根絶へのコミットメントを再確認】
2019年6月28日と29日、大阪でG20サミットが開かれ、ポリオ根絶をはじめとする世界の諸問題について各国首脳が協議しました。今年のG20と2016年のG7も含め、議長国日本はこれまで、「保健」が持続可能で包摂的な経済成長に不可欠であるという認識に基づき、グローバルヘルスを主要アジェンダとするために力を注いできました。日本のリーダーは、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」に焦点を当て、UHCが保健システムの強化および定期予防接種やポリオ根絶を含むプライマリ・ヘルス・ケアにとって不可欠であることを示しました。

【ポリオが根絶可能である5つの理由】
ポリオは根絶可能な疾病であり、私たちは根絶を必ず成し遂げます。なぜそう言い切れるのでしょうか。ヒトの病気で唯一根絶に成功した疾病があります。それは天然痘です。今回は根絶可能な疾病の条件についてご説明します。

1. ポリオウイルスの感染期間は非持続的
ポリオウイルスの感染は短期的です。つまり、ポリオに感染した場合、感染力のある期間は限られています。野生型ポリオウイルスの感染力が長期化したという症例は報告されておらず、ほとんどの場合、感染期間は1~2週間程度です。

2. ポリオウイルスの感染経路は感染者とその排せつ物のみ
中には感染経路が多すぎて根絶できない疾病もあります。しかしポリオウイルスは通常、ヒトの排せつ物だけが感染源となります。ポリオの根絶は決して容易ではありませんが、このような感染経路の特性を知ることでポリオの克服に近づくことができます。

3. ポリオウイルスが自然界で生存し続けるには限界がある
現在、ヒトへの感染を繰り返す野生型ポリオウイルス株は一種類しか存在しないということをご存知でしたか(かつては、継続的にヒトに感染するポリオウイルス株は3種類ありました)。野生型ポリオウイルスは、ヒトの体内以外では長く生存することができません。つまり、すべての人びとが予防接種を受けていれば、ポリオウイルスは宿主を見つけることができず、絶滅へと向かうのです。ロータリーが子どもたち一人ひとりに予防接種を提供し続けていく必要があるのは、こうしたウイルスの宿主をゼロにするためです。ポリオウイルスの生存期間は気温などの条件により異なりますが、感染力は時間と共に弱くなっていきます。

4. ヒトが唯一の宿主
昆虫や動物、ヒトを介して感染する疾病は数百種も存在します。ポリオが根絶可能である理由の一つに、ヒトが唯一の宿主であるということが挙げられます。何度も立証が試みられましたが、動物を介して生存・感染拡大するポリオウイルスは現在に至るまで確認されていません。

5. ポリオワクチンの予防接種でウイルス感染を防ぐことができる
安全で効果的な2種類のポリオワクチンに加え、予防接種により集団免疫を生み出すことができます。これにより、ポリオに対して免疫力を持つ人口の割合を増やすことができます。ポリオワクチンの経口投与という大規模な取り組みを通して特定の地域に住む子どもたちに予防接種を一斉に行い、ポリオの感染力が失われるまで人びとの免疫力を高めることができます。これにより、野生型ポリオウイルスの伝播が阻止されます。

ポリオを根絶できると確信できるもう一つの理由は、私たちが世界のほぼすべての国でポリオを根絶してきたという事実です。例えば、つい最近の2007年まで世界のポリオ症例の70%が集中していたインドでも、ポリオ根絶に成功したことが挙げられます。野生型ポリオウイルスの症例が現在も報告されている国は2カ国のみであり、私たちはこれらの国からもポリオを根絶するための手段と科学的知識を有しています。ポリオ根絶を支援するためのご寄付を受け付けているほか、END POLIO NOW(ポリオ根絶活動)のフェイスブックページではロータリーとパートナー組織によるポリオ根絶の取り組みを紹介しています。

【ロータリーとポリオ 動画】
ポリオ根絶におけるロータリーの取り組みについて学ぶ動画が公開されまし た。10 分間バージョンと 15 分間バージョンがあり、ダウンロードすることもで きます。イベントや講演等でぜひご活用ください。
https://vimeopro.com/rotary/polioplus-videos-japanese

カテゴリー: ポリオプラス委員会