ポリオプラス委員会より
ポリオプラスニュース7月号
野生株によるポリオ症例数
*2023年7月4日現在
ポリオ | 国 | 2023年1月1日~6月27日 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
常在国 | パキスタン | 1 | 20 | 1 | 84 | 147 |
アフガニスタン | 5(+1) | 2 | 4 | 56 | 29 | |
非常在国 | モザンビーク | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 |
マラウイ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
世界合計 | 6(+1) | 30 | 6 | 140 | 176 |
ポリオ撲滅情報
2023年7月4日現在、新規発症例はアフガニスタンの1例です。パキスタンは前回から新たな報告はありません。
*現在、ポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンの2国のみです。
【ポリオ撲滅の女性リーダー: ラケリーナ・マズゼさん】
- 60歳のラケリーナ・マズゼさんは、母国モザンビークで社会運動の推進者としてポリオとの戦いに貢献したことを誇りに思っている -
![](https://rid2510.org/2324/wp-content/uploads/2023/07/2307_polio.jpg)
2022年、モザンビーク国内で野生型ポリオウイルス1型が発生したことを受け、彼女は、最も危険にさらされている4つの州の400万人近くの子どもたちを守ることを目的とした、今後のワクチン接種に向けて地域社会の準備を支援しています。
何十年も保健分野に携わってきたラケリーナさんは、周囲の高齢者たちに、自分と同じように活動し、健康的な食生活を送り、地域社会に貢献し続けるよう奨励する日々を送っています。
世界銀行によると、モザンビークの65歳以上の人口は総人口のわずか3%に過ぎません。しかしラチェリーナさんは、自分の年齢と長年の経験を邪魔ではなく、むしろ財産だと考えています。
「私は年をとることを恐れていません」と彼女は言います。「私は活動的であることを誇りに思っており、地域の人々の健康に貢献するには私の経験が鍵となります。
ラチェリーナさんは、年齢によって野心を制限されることもありません。「学校に戻ってさらに勉強したいです」と彼女は言います。「これからも前に進んでいきます。やるべきことは何でもやります。誰も私からそれを奪うことはできません。」
【ポリオプラス・ソサエティ(PPS)への登録と寄付をお願いします】
「ポリオプラス・ソサエティ:PolioPlus Society(PPS)」プログラムは、すでに多くの国々のロータリー会員が参加しており、毎年100ドルをロータリー財団の「ポリオプラス」への寄付をお約束いただけるロータリー会員に登録していただき、登録証とソサエティメンバーのピンバッジを受取っていただくものです、このご寄付につきましてもゲイツ財団より2倍の上乗せがございます。
なお、このご寄付はロータリー財団の寄付実績に反映され、ポール・ハリス・フェロー認証の対象となり、クラブ・地区の実績にも反映されます。
なお、例えば3年分として一括300ドルを寄付されると、1年目300ドル、2年目・3年目はゼロとしての計上となってしまいますのでご注意ください。他の年度の分を一度に寄付するということはできません。
PPSプログラムの実施は地区ポリオプラス委員会と各クラブが行います。
【今年度(2023-24)の日本の目標】
◼ポリオプラス基金:1人当たり30ドル
*ポリオプラス・ソサエティ(PPS)にご賛同される方は100ドル
(1,500ドル以上の寄付をしたクラブには、ロータリー財団から感謝状が贈られます。)
【ロータリー財団 世界の目標】
◼ポリオプラス基金 1億5,000万ドル
(ゲイツ財団からの上乗せ含む)
ポリオプラスの活動に、これからもご支援、ご協力お願いいたします。