ポリオプラス委員会より

ポリオプラスニュース 2024年6月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

野生株によるポリオ症例数

*2024年5月28日現在

ポリオ 2024年1月1日~5月28日 2023年 2022年 2021年 2020年 2019年
常在国 パキスタン 3(+1) 6 20 1 84 147
アフガニスタン 3(+1) 6 2 4 56 29
非常在国 モザンビーク 0 0 8 0 0 0
マラウイ 0 0 0 1 0 0
世界合計 6(+2) 12 30 6 140 176
2024年5月28日現在、パキスタンとアフガニスタンで新規発症各1例が報告されました。

*現在、ポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンの2国のみです。

【ポリオ根絶に多大な貢献を果たしたジョン・セバー氏が逝去】

- 執筆者 国際ロータリー -
伝染病の専門家でロータリーのポリオ根絶活動に長年貢献したジョン・セバー氏が、4月25日に92歳で逝去されました。
 
イリノイ州シカゴ生まれで、1964年にロータリーに入会したセバー氏は、アメリカ国立衛生研究所の伝染病担当課で約30年主任を務めました。その後、ジョージタウン大学で小児科、産婦人科、微生物学、免疫学、熱帯医学の教授を務めたほか、これらの分野で600件以上の論文を発表しました。
 
1979年、セバー氏の推奨を基に、ロータリーはフィリピンでの予防接種活動から始まった、その後何十年にもおよぶ世界的なポリオ根絶活動に着手しました。セバー氏は、その専門知識とアドボカシーを生かし、1994年のインターナショナル・ポリオプラス委員会設立当初から委員を務め、その後副委員長も歴任しました。セバー氏の絶え間ない尽力により、世界的なポリオ根絶活動は大きく前進しました。
 
ポトマック・ロータリークラブ(米国メリーランド州)の会員としてリーダーシップを発揮したセバー氏は、多くのロータリー会員やパートナーに大きなインスピレーションを与え、すべての地域社会ですべての子どもに予防接種を行うという共通の使命を広めることに貢献しました。複雑な課題や障壁を乗り越え、逆境の中でも勢いを維持していく上で、セバー氏の指導と助言は欠かせないものとなりました。
 
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【世界予防接種週間を祝う:ロータリーの取り組みの証】

-執筆者:ボブ・テイラー、End Polio Nowコーディネーター(アルマ・ネブラスカ・ロータリー・クラブ会員) 2024年5月13日 -
 
不確実性に満ちた世界において、揺るぎない希望の光として立っているものが1つあります。それは予防接種です。最近、国際ロータリーは4月24日から30日まで、1週間にわたる世界予防接種週間の記念行事を行いました。私たちは、ロータリーのような組織のたゆまぬ努力によって可能になった驚くべき進歩を振り返ります。
 
予防接種は、人間の創意工夫と協力の勝利です。ワクチンのおかげで、かつて人々を苦しめていた病気が屈服し、その影響は根絶とは言わないまでも大幅に軽減されました。この世界的な取り組みの最前線に立つのは、奉仕、人道主義、善意の光であるロータリーです。
 
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2023-24年度

目標

世界 日本
ポリオプラス基金:

1億5,000万ドル

(ゲイツ財団からの上乗せ含む)

ポリオプラス:

一人当たり30ドル

  ポール・ハリス・ソサエティの推進

(各地区+30名目標)

  ポリオプラスへDDFの20%を寄贈
  世界ポリオデー(WPD)の推進
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