ポリオプラス委員会より
ポリオプラスニュース 2024年5月号
野生株によるポリオ症例数
*2024年4月30日現在
ポリオ | 国 | 2024年1月1日~4月30日 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
常在国 | パキスタン | 2 | 6 | 20 | 1 | 84 | 147 |
アフガニスタン | 2(+2) | 6 | 2 | 4 | 56 | 29 | |
非常在国 | モザンビーク | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 |
マラウイ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
世界合計 | 4(+2) | 12 | 30 | 6 | 140 | 176 |
*現在、ポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンの2国のみです。
【忘れられない経験- パキスタンでの実践奉仕 -】
- 執筆者 Alain Bouvard第1710地区(フランス・リヨン)ガバナー -
私が第1710地区ガバナーとしてクラブを訪問したとき、ロータリー会員の間でポリオ撲滅に対するある種の倦怠感と無関心に気づきました。
なぜ私たちがまだ「ポリオ」と言う病気と闘っているのかを理解できない人達もいました。それで一つの考えが浮かびました。パキスタンの子供たちにポリオの予防接種をするためのロータリー代表団の旅行を企画し、クラブ会員を動員して継続的な経済的支援を提供しようという計画でした。
私たちの目標は、依然としてポリオウイルスの影響を受けているパキスタンで、予防接種に直接関係するイベントを開催することでした。フランスのエンド・ポリオ・ナウ・コーディネーターであるミシェル・ザフランは、私たちのミッションを計画するために現場のWHO職員に連絡を取りました。
このプロジェクトは私のクラブ訪問期間中に発表されましたが、現地の安全上の懸念から参加者数を制限する必要がありました。私たちには旅行の間、毎日武装警備員の同行が必要であると知らされました。40名の申し込みがありましたが、各クラブのバランスを考え、またポリオプラスソサエティ(PPS)の会員を優先するため、19 名しか選択できませんでした。リヨン第1710地区の14クラブからのロータリアン19名はこの冒険の準備を整えました。
私たちは、さまざまなワクチン接種施設のワクチン接種者チームに参加することを優先し、地元のロータリークラブやWHOの代表者と協力してこの旅行を企画しました。各参加者は費用を自分で負担し、リヨン1710地区が1週間のバン3台のレンタル料を負担しました。続きはこちら(英語)
【南太平洋の島々の子どもたちをワクチンで守る】
-ロータリー会員による「すべての子どもに未来を」プログラムで10万人の児童に予防接種 –
南太平洋の国々は熱帯気候で暖かく、経済的に多様で、互いの距離が大きく離れています。数百万平方マイルに広がるこの地域では、複数の離島から成る国もあり、子どもへの予防接種において独特な課題をもたらしています。
「距離や移動手段といった問題で、離島へのワクチン輸送が困難となっています。ボートで届けるのに1~3カ月待たなければならないこともあります」と話すのは、クック諸島で予防接種を監督するルルフィナ・トゥタイさんです。彼女が担当する15の島は、200万平方キロメートルほどの範囲に散在しています。
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【シンガポール国際大会5月25日~29日】再掲
<分科会>
「Together, We End Polio」
ポリオ根絶の最新情報、私たちが支援できることについて、日本からは管理委員の三木明氏が登壇予定です。
5月28日15:30~16:30
会場:未定
※日本語同時通訳あり
今後もポリオプラスの活動に、ご支援、ご協力お願いいたします。
2023-24年度 目標 |
世界 | 日本 |
ポリオプラス基金:
1億5,000万ドル (ゲイツ財団からの上乗せ含む) |
ポリオプラス:
一人当たり30ドル |
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ポール・ハリス・ソサエティの推進
(各地区+30名目標) |
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ポリオプラスへDDFの20%を寄贈 | ||
世界ポリオデー(WPD)の推進 |