ポリオプラス委員会より
ポリオプラスニュース 2024年3月号
野生株によるポリオ症例数
*2024年3月5日現在
ポリオ | 国 | 2024年1月1日~3月5日 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
常在国 | パキスタン | 0 | 6 | 20 | 1 | 84 | 147 |
アフガニスタン | 0 | 6 | 2 | 4 | 56 | 29 | |
非常在国 | モザンビーク | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 |
マラウイ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
世界合計 | 0 | 12 | 30 | 6 | 140 | 176 |
ポ リ オ 撲 滅 情 報
2024年3月5日現在、2024年になってWHO本部に報告された新規発症例はありません。
*現在、ポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンの2国のみです。
【日本政府、パキスタンにおけるポリオ根絶事業支援のため、UNICEFに5億1,600万円の無償資金協力を実施】
(2024年1月17日イスラマバード発)
日本政府は、パキスタンにおけるポリオ根絶に向けた取り組みへの継続的な支援の一環として、必要不可欠な経口ポリオワクチンを調達するため、国連児童基金(UNICEF)に5億1,600万円の無償資金協力を行うことを発表しました。本資金協力により、2024年のポリオ予防接種キャンペーンに使用される、2,100万回分以上のワクチンが調達されます。
(中略)パキスタンのナディーム・ジャン保健大臣は、「困難な状況ではありますが、パキスタンは来年中にもポリオを根絶させるべく、絶え間ない努力を続けていきます。2024年のポリオ・キャンペーンに向けて準備を進める中、すべての子どもに支援を届けるために立ちはだかる残された課題の解決に向けて、パートナーと力を合わせて取り組みを続けていきます。」と述べました。 記事の続きはこちら(UNICEF東京事務所ホームページ)
【画期的なポリオワクチン(nOPV2)をWHOが承認】
変異ポリオウイルスによるポリオ発生を食い止めるために欠かせない新しい手段として、新型経口ポリオワクチン2型(「nOPV2」としても知られる)が各国で入手しやすくなります。これは、12月に世界保健機関(WHO)がnOPV2を承認したことにより可能となりました。
WHOの緊急用リストにおいてこの種のワクチンの使用が承認されるのは、今回が初めてです。
すでに10億服近くが投与されているこの次世代ワクチンは、伝播型ワクチン由来ポリオウイルス2型(変異型ポリオウイルス2型とも呼ばれる)に対応し、何百万もの子どもを病気やまひから守る上で重要な役割を果たしていくでしょう。 詳しくはこちら(英語、GPEIウェブサイト)
【パートナー団体からロータリーへの感謝】
世界保健機関より
「WHO本部およびアフリカ地域と東地中海地域での技術的支援、アフガニスタンとパキスタンでの補足的な予防接種活動の運営費、各地でのポリオ発生への対応、ナイジェリアでのサーベイランス、アウトリーチ活動のために2023年に6,919万米ドルという寛大な寄付をしてくださった国際ロータリーに対し、心より感謝申し上げます」
UNICEF(国連児童基金)より
ポリオ根絶から気候変動に至るまで、ロータリーとユニセフは世界の子どもの健康と福祉を守るという共通のコミットメントを掲げ、特別なパートナーシップを築いてきました。12月、国連気候変動会議(COP28)で、UNICEFのキティ・ファン・デル・ハイデン副事務局長が、ロータリー会員への感謝の動画メッセージを撮影しました。動画の字幕設定を日本語に変更すれば、日本語の字幕入りでご覧いただけます。
今後もポリオプラスの活動に、ご支援、ご協力お願いいたします。
2023-24年度 目標 |
世界 | 日本 |
ポリオプラス基金:
1億5,000万ドル (ゲイツ財団からの上乗せ含む) |
ポリオプラス:
一人当たり30ドル |
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ポール・ハリス・ソサエティの推進
(各地区+30名目標) |
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ポリオプラスへDDFの20%を寄贈 | ||
世界ポリオデー(WPD)の推進 |