ポリオプラス委員会より
ポリオプラスニュース 2024年2月号
野生株によるポリオ症例数
*2024年2月7日現在
ポリオ | 国 | 2023年1月1日~12月31日 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
常在国 | パキスタン | 6 | 20 | 1 | 84 | 147 |
アフガニスタン | 6 | 2 | 4 | 56 | 29 | |
非常在国 | モザンビーク | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 |
マラウイ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
世界合計 | 12 | 30 | 6 | 140 | 176 |
ポリオ撲滅情報
2023年12月31日現在、前回報告からの新規発症例はありません。2024年の発症数は2月7日現在まだ報告されていません。
*現在、ポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンの2国のみです
【若い世代を起用して魅力あるイベントを】
寄稿者:延原健二さん(2023‐24年度第2660地区ガバナー、大阪大淀ロータリークラブ会員)
1.「END POLIO NOW」チャリティイベントをローターアクターが企画
ロータリーには若い人の入会が望まれますが、若い人にとって入会のハードルとなるのは時間とお金です。もう一つ、世代間ギャップも原因の一つであると思われます。 中高年と若い世代との間で、楽しいと感じることにギャップがあるのは当然です。若い人たちが楽しめるロータリーにするには、若い人のアイデアを進んで取り入れる必要があります。そのような思いから、「若い人たちが楽しめるポリオ根絶支援イベントを企画・開催してほしい」と地区内のローターアクターにお願いしました。また、その様子をSNSで発信し、若い人の共感を呼んでロータリーの公共イメージを高め、叶うならば、会員増強につなげたいと思いました。「高齢者が集うロータリー」というイメージ払拭の狙いもありました。
2.若い人たちの発想力を活かす
今回のイベントでは、今までとは逆の発想で、ロータリアンはサポート役、中心となるのはローターアクターです。
3.イベントの成果
このパーティーを通して集まった総額約180万円の寄付は、それぞれの26ローターアクトクラブが、「公益財団法人ロータリー日本財団ポリオプラス基金」に寄付することにしました。新聞社1社とケーブルテレビ2社が報道してくれました。なかでもインパクトがあったのが11月9日の新聞記事です。紙面の4分の1を割き、ロータリアンの仮装姿の写真とともに掲載された記事には、「ロータリークラブ苦境」「高齢化、会員減」「『脱・おじさん』宣言も」というショッキングなタイトルが付けられていました。しかし、読むと、「堅苦しい団体と思っていたけど気さくなイベントで興味を持てた」といった一般の方からのコメントもあり、明るい希望がもてる内容となっていました。
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