ポリオプラス委員会より

ポリオプラスニュース 2024年1月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

野生株によるポリオ症例数

*2023年12月26日現在

ポリオ 2023年1月1日~12月26日 2022年 2021年 2020年 2019年
常在国 パキスタン 6 20 1 84 147
アフガニスタン 6 2 4 56 29
非常在国 モザンビーク 0 8 0 0 0
マラウイ 0 0 1 0 0
世界合計 12 30 6 140 176

ポリオ撲滅情報

 
2023年12月26日現在、前回報告からの新規発症例はありません。
*現在、ポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンの2国のみです。

 

【2022-23年度「ポリオのない世界を目指す奉仕賞」の受賞者】 
2022-23年度「ポリオのない世界を目指す奉仕賞」は、ポリオ根絶活動における多大な貢献をした会員に贈られる賞です。
受賞した68名のロータリー会員が発表されました。 受賞者の一覧はこちら

【再生可能エネルギーがポリオ根絶活動に変化をもたらす】
 

世界では10億人近くの人びとが、安定した電力が供給されない施設で医療サービスを受けています。電力が不安定である場合、診断やワクチン保冷を含む医療活動が中断されます。熱波、洪水、その他の異常気象が増えるにつれ、停電や熱需要の上昇などによる電力停止が増加すると予想されます。ポリオ根絶活動のラストスパートにおけるこうした課題に対応し、二酸化炭素排出量を削減するため、GPEI(世界ポリオ根絶推進活動)とそのパートナー団体は太陽光発電に目を向けました。太陽光発電は、より安価で信頼性が高く、気候変動にも強く、予防接種とサーベイランスに必要とされる電力の確保に役立ちます。

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【ポリオの最新情報:発症ゼロに向けて】

パキスタンとアフガニスタンでは、野生型ポリオウイルスによる発症が依然として起きています。昨年、ポリオフリーとなっていた複数の国で変種ポリオウイルスが検出されました。このことは、ポリオがどこかに存在している限り、世界全体の脅威となることをまざまざと伝える事例となりました。最近の進展と課題を探るため、『Rotary』誌の取材チームは、世界保健機関(WHO)のエイダン・オリーリーさん、UNICEF(国連児童基金)のメリッサ・コーカムさん、米国疾病対策センターのオモタヨ・ボルさんにお話を伺いました。

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【2023年世界ポリオデー】
 
 
今年、4,000以上のクラブが115カ国で6,300件を超える世界ポリオデーの活動を実施しました。特に第4455、4170、4700、4590、4380地区では、世界ポリオデーの活動を記録したクラブの割合が世界で最も高くなりました。ポリオ根絶に対するロータリー会員の献身と情熱は、さまざまな活動からも明らかです。今年は、犯罪小説集の出版(短編集『An Unnecessary Assassin』販売収益はポリオ根絶のために寄付される)や恐竜のコスチュームでのレースなど、工夫を凝らした新しい方法でポリオ根絶のための認識向上と募金が行われました。

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明けましておめでとうございます。
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