ポリオプラス委員会より

ポリオプラスニュース 2025年5月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

野生株によるポリオ症例数

*2025年4月29日現在。(前月比)

ポリオ 2025年
(1月1日~4月29日)
2024年 2023年 2022年 2021年 2020年 2019年
常在国 パキスタン 8(+2) 73 6 20 1 84 147
アフガニスタン 2(+1) 25 6 2 4 56 29
非常在国 モザンビーク 0 0 0 8 0 0 0
マラウイ 0 0 0 0 1 0 0
世界合計 10(+3) 98 12 30 6 140 176
2025年4月29日現在、野生株による新規発症例はパキスタン+2名、アフガニスタン+1名の増加を認めました。

*現在、ポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンの2国のみです。

【世界予防接種週間:ロータリーライブカンバセーション】
-2025年世界予防接種週間:アデ・アデピタン氏との対話 –

世界予防接種週間中(4月24日~30日)、YouTubeのロータリー・チャンネルで、ポリオに関する対談が配信されました。オンデマンドで録画を見ることができますので、こちらからご覧ください。(尚、YouTubeの⚙️マークから字幕→自動翻訳→日本語を選択すると日本語字幕を利用できます。)
 

【Rise Together(共に立ち上がろう):ポリオ根絶をめざして「Stravaチャレンジ」】
2025年4月24日:執筆者 Global Polio Eradication Initiative


 
世界はこれまで、ポリオ根絶に向けて大きな進展を遂げてきました。1988年以来、ポリオの症例は99.9%減少しています。しかし今もなお、ポリオによる麻痺によって子どもたちの体の自由が奪われています。根絶までの最後の一歩が最も難しいのです。

だからこそ今、私たちは改めて世界の注目と協力を集め、ポリオを含む予防可能な病気からすべての子どもを守る必要があります。どんな課題でもそうですが、「チーム」で取り組めばもっと強くなれるのです。
 
「Rise Together(共に立ち上がろう)」は、運動で人びとをつなぎ、ポリオのない未来を実現するための意識を高め、行動を促すグローバルチャレンジです。
 
このチャレンジは、4月24日(世界予防接種週間)から5月24日(欧州公衆衛生週間)までの1カ月間行われます。目標は、参加者全員で4,000万分(minutes)の運動時間を達成すること。「4,000万分」とする理由は次の通りです:
・ポリオ根絶活動のおかげで自分の足で歩いている人の数は約2,000万人
・世界で約2,000万人の医療従事者やボランティアがポリオ根絶活動に尽力
この取り組みは、Stravaというフィットネスアプリを使ったチャレンジ形式で行われ、誰でも気軽に参加できます。ランニング、サイクリング、水泳、車椅子自転車での運動など、あらゆる運動が対象です。
参加者は、今月末までStravaでの共同目標に挑戦し、世界の子どもたちをポリオから守るためのコミットメントを示すことができます。

<参加はとても簡単>
・スマートフォンのアプリストアで「Strava」を検索して、無料でダウンロード
・アプリの案内に従って無料アカウントを作成
・「チャレンジに参加」を選択
・「記録」をクリックし、運動を記録
・5月1日現在、有名アスリートも含め、参加者58,502人

 詳しくはこちら

【2025-26年度 日本の目標、世界の目標】
 

         
日本 ■ポリオプラス基金 ・1人当たり30ドル

(1,500ドル以上の寄付をしたクラブには、感謝状が贈られます。)

・ポリオプラス・ソサエティの推進

(各地区50名増やす)

 
世界 ■ポリオプラス基金 ・1億3,500万ドル ・ポリオプラスへの繰入・上乗せ1,500万ドル 合計:1億5,000万ドル

引き続きポリオプラスの活動に、ご支援、ご協力お願いいたします。

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