国際ロータリー第2510地区(北海道西部)
Rotary International District 2510

2510地区ポリオプラス委員会

2025年4月15日現在、野生株による新規発症例はパキスタン、アフガニスタンともにありませんでした。
＊現在、ポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンの2国のみです。

【ベルギーのポリオウイルス必須施設（essential facility）が世界初の封じ込め証明書を取得】2025年4月10日C.de Kat Reynen(WHO)

ポリオ根絶を達成し維持するためには、研究所、ワクチン製造施設、または保管施設から地域社会への生ポリオウイルスの放出リスクを最小限に抑えることが不可欠です。2018年、WHO加盟国はポリオウイルスの封じ込めに関する世界保健総会決議において、施設に保管されているすべてのポリオウイルスを最終的に目録化し、その後破棄するか、必要に応じて認定されたポリオウイルス必須施設（PEF）に保管することで合意しました。世界22カ国76カ所のPEFの大部分は、WHOが調整する封じ込め認証プロセスを徐々に進めていますが、進捗は遅い状況です。しかし、今年3月、ベルギーのポリオワクチン製造施設が、PEFとして初めて完全な封じ込め証明書（CC）を取得しました。

「WHOヨーロッパ地域は20年以上前にポリオ根絶を宣言されましたが、この地位を維持するための多大な努力は続いています。世界のポリオ根絶地域（PEF）のほぼ半数がこの地域にあるため、ポリオウイルスのバイオリスクは高いだけでなく、ポリオウイルス封じ込め認証プロセスを加速させるという大きな責任も負っています」と、WHOヨーロッパの感染症・環境・保健部門長であるロブ・バトラー氏は説明します。「最初の封じ込め認証の発行は、この地域をこの壊滅的な病気から守るための画期的な出来事です。」

– 決して容易なことではありません –
封じ込め認証は、各国の国家封じ込め機関（NAC）から提出された申請書を徹底的に審査した後、世界ポリオ根絶認証委員会（GCC）の封じ込め作業部会によって付与されます。ベルギーで付与された封じ込め認証は、取得が容易ではないため、世界初の認証となりました。続きはこちら

【人道支援により、ガザ地区におけるポリオ予防接種キャンペーンの質が向上】
－ ガザ地区におけるポリオ予防接種キャンペーン、アクセス改善により約60万3000人の子どもたちに接種 ― WHOとユニセフの共同声明　2025年2月28日エルサレム/アンマン/ジュネーブ －

ガザ地区における5日間の大規模ポリオ予防接種キャンペーンが水曜日に終了しました。停戦継続中、全5州への包括的かつ同時アクセスにより、10歳未満の子ども約60万3000人に新型経口ポリオワクチン2型（nOPV2）が接種されました。このキャンペーンは、ガザ地区におけるポリオウイルスの流行を終息させ、さらなる感染拡大を防ぐための緊急対策の一環として実施されました。

今回のキャンペーンでは、ガザ地区でポリオウイルスが検出された後、2024年9月と10月に実施された前回の2回のキャンペーンと比較して、さらに4万人の子どもが予防接種を受けました。停戦により、保健員は、段階的アプローチ中に避難を余儀なくされたために予防接種を受けられなかった子どもたち、以前はアクセスに特別な調整が必要だった地域に住んでいる子どもたち、あるいは2024年10月のラウンドではジャバリア、ベイト・ラヒヤ、ベイト・ハヌーンを含む北ガザの情勢不安のために支援が届かなかった子どもたちに、より多くの子どもたちを支援できるようになりました。続きはこちら

【2025-26年度 日本の目標、世界の目標】

いよいよ2025-26年度の始まりまで3か月を切りました。次年度の日本の目標および世界の目標が発表されました。

 

日本	■ポリオプラス基金	・１人当たり30ドル (1,500ドル以上の寄付をしたクラブには、感謝状が贈られます。)	・ポリオプラス・ソサエティの推進 （各地区50名増やす）
世界	■ポリオプラス基金	・1億3,500万ドル	・ポリオプラスへの繰入・上乗せ1,500万ドル	合計：1億5,000万ドル

引き続きポリオプラスの活動に、ご支援、ご協力お願いいたします。