ポリオプラス委員会より

ポリオプラスニュース 2024年8月号

2510地区ポリオプラス委員会

 

野生株によるポリオ症例数

*2024年7月23日現在

ポリオ 2024年1月1日~7月23日 2023年 2022年 2021年 2020年 2019年
常在国 パキスタン 9(+4) 6 20 1 84 147
アフガニスタン 6(+3) 6 2 4 56 29
非常在国 モザンビーク 0 0 8 0 0 0
マラウイ 0 0 0 1 0 0
世界合計 18(+7) 12 30 6 140 176
2024年7月23日現在、新規発症例パキスタン4例、アフガニスタン3例

*現在、ポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンの2国のみです。

【2024年シンガポール・ロータリー国際大会分科会報告】
分科会「Together, We End Polio」(ロータリーと共にポリオをなくそう)
- ポリオ根絶に関する分科会で力強いメッセージを発信(ロータリーボイスより) -
 

2会に出席した私は、世界的なポリオ根絶活動にスポットライトを当てた「Together, We End Polio」(ロータリーと共に ポリオをなくそう)と題する分科会に参加する機会に恵まれました。ポリオ根絶活動に力を注ぐロータリアンとして、グローバルヘルスのリーダーやロータリアンたちがポリオ根絶の現状を発表し、多大な支援を寄せた方々を称えたこの分科会は、感激にあふれる体験でした。<中略>   パキスタンを定期的に訪問している日本人ロータリアンのグループについても、この時に知りました。日本からのこれらのロータリアンは、ワクチン投与活動だけでなく、学校の修復や浄水設備の設置も行っているそうです。もっと多くのロータリアンにパキスタンを訪問してもらい、こうした取り組みを支援してもらいたい、というメモン氏の呼びかけが心に響きました。
 
財団管理委員である三木明氏からも、パキスタンでの日本人ロータリアンの素晴らしいボランティア活動の詳細が報告されました。貧困地域や交通要所でワクチン投与活動を行うこれらのロータリアンの献身は、とても素晴らしいと思います。三木氏は特に、ワクチン投与と並行して教育活動を行うことの重要性を強調しました。教育活動を通じて、ポリオの予防に関する知識を子どもが身につけられるだけでなく、さまざまな誤解をなくすことができます。

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【ポリオ根絶への投資がもたらす大きなリターン】
– ロータリーボイスより –

オーストラリアのビクトリア戦略経済研究所によると、WHO東地中海地域の優先8カ国(アフガニスタンとパキスタンを含む)で今後のポリオ根絶活動を成功させれば、非常に高い投資効果が得られることが明らかになりました。これらの国々において、ポリオ根絶活動で培ったリソースを維持し、それを予防接種、サーベイランス、緊急対応プログラムに活用することで、経済社会的な利益は合計2,892億ドルに上ると推定されます。この作業にかかる現在の費用は75億ドルであるため、投資効果は1ドルにつき約39ドルとなります。

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【「ポリオのない世界を目指す奉仕賞」の推薦依頼】
ポリオ根絶のために大きな貢献をしたロータリアンを称える賞です。地域賞と国際賞のために個人を推薦することができます。
 
・推薦者:ロータリアン
・推薦期間:毎年:7月~10月1日
・推薦期限: 10月1日
・表彰形式: 額入りの表彰状、楯
 
*推薦フォーム・受賞基準・ガイドラインはこちら
 
今年度もポリオプラスの活動に、ご支援、ご協力お願いいたします。

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