ポリオプラス委員会より
ポリオプラスニュース 2024年4月号
野生株によるポリオ症例数
*2024年3月26日現在
ポリオ | 国 | 2024年1月1日~3月26日 | 2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
常在国 | パキスタン | 2(+2) | 6 | 20 | 1 | 84 | 147 |
アフガニスタン | 0 | 6 | 2 | 4 | 56 | 29 | |
非常在国 | モザンビーク | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 |
マラウイ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
世界合計 | 2(+2) | 12 | 30 | 6 | 140 | 176 |
*現在、ポリオ常在国はアフガニスタンとパキスタンの2国のみです。
【4月24日~30日は「世界予防接種週間」】
世界保健機関(WHO)は、毎年4月24日~30日を世界予防接種週間と定めています。
ロータリーと世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)のパートナー団体は、身体まひを引き起こすポリオから子どもを守るための予防接種の重要性を強調するために、毎年のこの機会を活用しています。世界予防接種週間には、GPEIが1988年の設立以来、予防接種を通じてポリオの症例を99.9%以上削減してきたことを多くの人に伝え、予防接種の効果を示すことができます。
End Polio Nowウェブサイトの「リソースセンター」から、関連リソースをぜひご利用ください。
*End Polio Nowウェブサイト「リソースセンター」
【ポリオフリーのインド:実現するまでは不可能に思えたこと】
- 執筆者:ハミド・ジャファリ(WHO東地中海地域ポリオ担当ディレクター)-
感染力が強いポリオの中心地とされたインドが、そのウイルス根絶を果たすまでの道のりは、その一歩一歩が細心の注意を必要とするものでした。
2014年3月27日、インドに野生型ポリオウイルスがないことが正式に認定されました。この極めて重要な瞬間は、インドにとっての勝利を意味しただけではありません。ポリオ根絶が生物学的、技術的に可能であることが証明され、WHO東南アジア地域全体におけるポリオフリー認定への道が開かれたのです。
今年(2024年)の3月27日は、この勝利から10年という節目となります。実現不可能と思われた難題を克服したパートナー団体の意志とコミットメントを、あらためて認識するときです。*続きはこちら
【シンガポール国際大会5月25日~29日】】
<分科会>
「Together, We End Polio」
ポリオ根絶の最新情報、私たちが支援できることについて、日本からは管理委員の三木明氏が登壇予定です。
5月28日15:30~16:30
会場:未定
※日本語同時通訳あり
【「鉄の肺」の中で70年間生きたポール・アレクサンダーさんを偲ぶ】
米国テキサス州出身で、人生の大半を「鉄の肺」の中で生きたポール・アレクサンダーさんが3月11日、78歳で亡くなりました。アレクサンダーさんは1952年、6歳の時にポリオに罹患し、首から下がまひして自力で呼吸ができなくなりました。法律の学位を取得し、司法試験に合格し、一時はダラスで弁護士として活躍しました。また、短い期間でしたがロータリーEクラブの会員でもありました。
*2015年にロータリーが発行したアレクサンダーさんに関する記事はこちら
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2023-24年度 目標 |
世界 | 日本 |
ポリオプラス基金:
1億5,000万ドル (ゲイツ財団からの上乗せ含む) |
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一人当たり30ドル |
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ポール・ハリス・ソサエティの推進
(各地区+30名目標) |
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世界ポリオデー(WPD)の推進 |