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国際ポリオ・プラス活動ニュース

2510地区ポリオプラス委員会

 

野生型ポリオ症例数

ポリオ 2017年1月1日
~5月24日
2016年
(通年)
2015年度
(通年)
常在国 パキスタン 2 20 54
アフガニスタン 3 13 20
ナイジェリア 0 4 0
合計 5 37 74

DROP TO ZERO 国際大会での講演


 2017年6月12日、ジョージア州アトランタで開催されるロータリー大会で、世界のリーダーたちが一緒に集まり、さらなる支援を約束し、ポリオのない世界を実現するというコミットメントを再確認します。
昨年は、ポリオに感染した子供は3カ国でわずか37人と最少でした。
これは30年前、40人の子供が1時間ごとにポリオで麻痺したのに比べ劇的な減少です。
ポリオを根絶された第二の病気にする絶好の機会です。
ポリオ撲滅のため、さらに15億USドルが必要です。
この資金で、毎年何億人もの子供たちにポリオワクチンを接種することができます。
この資金はまた、厳密な疾病監視ネットワークを維持するためにすべての国を支援し、ポリオウイルスを綿密に追跡し、感染をおこさないよう監視します。
6月12日の「DROP TO ZERO」というイベントで、世界の指導者はポリオフリーの世界の重要性を再確認し、これまでの素晴らしい進歩を祝福します。このイベントの後、Bill&Melinda Gates財団の共同議長であるビル・ゲイツ会長は、撲滅の寸前のポリオの現況を、世界にもたらした人々(2万人以上のロータリアンを含む)の努力を認識し、本会議で基調講演を行います。彼は、ポリオ生存者であるMinda Dentler氏と、国際ロータリーのJohn Germ会長を含む、政府の指導者や他の有名な参加者によるステージに参加します。
ロータリーは、1985年にポリオ・プラス・プログラムを開始して以来、ポリオを根絶する努力の世界的リーダーでした。
また、米国疾病対策予防センター、ユニセフ、世界保健機関、ビルアンドメリンダゲイツ財団を含む官民パートナーシップである世界ポリオ撲滅イニシアチブ(GPEI)の先導的パートナーでもあります。
世界的なコミュニティからの継続的な支援は、撲滅のための重要な進展をもたらし、事例をゼロにするために不可欠です。
子供たちや次世代のためのポリオフリーの世界を提供するという歴史上最大の公衆衛生上の成果を達成する、今こそダブルダウン(倍賭け、ポリオ撲滅は簡単には達成されないが、粘り強く活動し、いつかは成し遂げる)の時です。
(財団室ニュース6月号より)