[News2510-0629] ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 107号

(財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 107号 ★   2009年1月14日発行
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::今月のトピックス:: 
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1.寄付金速報 ― 当会始まって以来の大口寄付で前年同期比増 ―
2.「後に続いてほしい」 ― ロータリアンから1億円の寄付! ―
3.台湾学友会総会開催 ―前故宮博物院院長の林曼麗さんが講演―
4.ガバナーエレクト/次期米山記念奨学委員長 合同セミナー
5.地区ロータリアンがベトナムで奨学生を採用 ― 第2590地区 ―

【お知らせ】確定申告用領収書の発送について

 

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1.寄付金速報 ― 当会始まって以来の大口寄付で前年同期比増 ―
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12月までの寄付金は、前年同期と比べて8.43%増、約7,380万円増加となりました。普通寄付金が0.01%減、特別寄付金が11.38%増と大幅な増加へと転じました。これは、当会始まって以来となる1億円もの大口寄付をいただいたためです。※詳細は次項

なお、12月26日付で、「2008年度下期普通寄付のお願い」を各クラブ宛にお送りしています。普通寄付金は寄付行為に定められているように、全ロータリアンからクラブを通じて定期的にいただくご寄付です。当会事業の安定財源となっていますので、ご協力よろしくお願い申し上げます。

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2.「後に続いてほしい」 ― ロータリアンから1億円の寄付! ―
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昨年12月半ば、名古屋名東RC会員の坂本精志氏より1億円のご寄付を頂きました。経営するホシザキ電機株式会社(本社:愛知県豊明市)の上場にあたり、氏は株の売却益の一部を日頃から関心を寄せる団体に寄付。その一つに米山奨学会を選ばれました。

坂本氏はこれまで米山奨学生のカウンセラーを二度務められたほか、博士課程に進学した学友を援助するなど、外国人留学生の支援に熱心に取り組んでこられました。創業者であり、ロータリアンであった父の薫俊氏(故人)が、出身地の島根で進学困難な学生を支援していたことや、ご自身もロータリアンとして、勉学に勤しむ外国人留学生と関わる体験を得て、米山記念奨学事業への関心を深めたと言います。

「米山は、経費も最小限に抑えているし、多くの人がボランティアで熱心に事業を行っている。また、資金を投機に回さず、地道に使っていることも好ましい。上場を機に、おすそ分けの気持ちで寄付しました」と坂本氏。本来は匿名で寄付したいと、今回も含めてこれまで表彰品はすべて辞退されていますが、「後に続く人が出てほしい」とのお気持ちから、今回記事として紹介することをご了解いただきました。

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3.台湾学友会総会開催 ―前故宮博物院院長の林曼麗さんが講演―
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台湾米山学友会((社)中華民国扶輪米山会)の年次大会が12月13日、台北市内で開かれ、当会からは板橋敏雄理事長と坂下博康事務局長が出席しました。今回は来賓として、交流協会台北事務所代表の齋藤正樹氏、また、前故宮博物院院長で米山学友の林曼麗(りんまんれい)さん(1981-83年/東京大学大学院/東京保谷RC)が出席し、それぞれ講演を行いました。

林さんは在任中、同博物院の改革を成し遂げ、日本のマスコミにも何度も取り上げられた人物。「美感と創新」と題した講演では、伝統文化を学ぶ場から、新しい価値を創造する場へと生まれ変わった故宮博物院の魅力を45分間にわたって紹介しました。

当日は、新たに入会した学友全員に、板橋理事長自ら会員バッジをつけ、激励しました。同学友会の阮允恭理事長は、あいさつの中で、「米山OBは一つの家族。米山記念奨学会のおかげで奨学金の恵みを受け、また異なる大学、異なる世代の留学生がこうしてお互いに感謝の気持ちを忘れずに恩返ししようという絆ができた。米山の絆に改めて感謝するとともに、その絆を永久に大事にしましょう」と語りました。

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4.ガバナーエレクト/次期米山記念奨学委員長 合同セミナー
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全国34地区のガバナーエレクトと、09-10年度地区米山記念奨学委員長を対象とする合同セミナーが昨年12月8日に都内で開催され、米山記念奨学事業への理解を深めていただくとともに、地区における積極的な推進が呼びかけられました。

ガバナーエレクトと地区米山記念奨学委員長との合同セミナーは今年で5回目。午前の部は、板橋理事長の挨拶につづき、元RI理事であり、ロータリー財団管理委員を務める田中作次氏の基調講演、第2750地区米山記念奨学委員長・関博子氏による「魅力ある地区での奨学事業推進」と題した講演などが行われました。

午後の部は、奨学生と学友の卓話で始まりました。現役奨学生の何京玉(か きょうぎょく)さん(中国/広島東南RC)は、「かつて教師だった父親が、教え子のために自分たちの貧しい食事を分け与える行為が理解できなかったが、ロータリアンの姿を見て父親の真意を理解するとともに、自分もまた、他者のために生きたいと願うようになった」と話し、会場に大きな感動を呼びました。

また、米山学友・陳思乾(チン・シチャン)さん(台湾/大阪淀川RC)は、35年前の思い出話を交えながら、台北東海RCのチャーターメンバーとなった経緯や、台湾の米山学友が結集して設立した「中華民国扶輪米山会」の活動を報告し、「奨学金のおかげでロータリーや米山梅吉翁の奉仕の精神を学ぶことができ、その結果として私自身もロータリアンとなり、意義ある人生の生き方を見つけることができた。この幸せを周囲の人、特に若い米山奨学生たちに、是非伝えていきたい」と熱意を込めて語りました。

全員が一堂に会したフォーラムでは、「もっと身近に感じる奨学事業推進とは」をテーマに、田村亮夫広報委員長がガバナーの指導力の重要性を、近藤雅臣常務理事が現地採用奨学金の現状を、渡辺喜代美地区米山記念奨学委員長が前年度比20%増達成の秘訣を披露し、会場との質疑応答も活発に行われました。

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5.地区ロータリアンがベトナムで奨学生を採用 ― 第2590地区 ―
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経済的な理由から来日することができない優秀な人材を海外で発掘し、日本に招へいして支援する米山記念奨学金のプログラム「現地採用奨学金」。試行3年目となる今回は、事前に決定した
受け入れ地区(第2590地区・神奈川県)からロータリアンが現地へ出向き、面接官として選考に参加しました。

地区を代表してベトナムへ向かったのは、清水良夫ガバナーと地区米山記念奨学委員長・鈴木憲治氏の両氏。昨年12月18日に面接を行い、10人の候補者から2人の合格者を決定しました。清水氏は「現地の教育事情や生活レベルを理解することができた」と、実際に足を運ぶことの意義を強調し、鈴木氏も「地区の皆さんに胸を張って紹介できる人材を選ぶことができた」と話しています。合格者2人は、今年10月に来日する予定です。  

※この記事は『ロータリーの友』1月号“よねやまだより”にも掲載しています


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【お知らせ】
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昨年1年間(1~12月)で5,000円以上の特別寄付をされた方には、1月末日までに(確定申告に間に合うように)、認定証の写しが付いた申告用領収証をロータリークラブ宛に送付します。

以上

内容は、下記(財)ロータリー米山記念奨学会のホームページからご覧下さい。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/r_member/highlight/highlight107.html

印刷する場合は、下記pdf版を表示して印刷して下さい。
(とじ代があること、ページ数が少ないなどの利点があります)
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/r_member/highlight/img/highlight107_pdf.pdf

pdfファイルの内容を見るためにはアドビリーダーが必要です。
下記のページから【無料】でダウンロードできますのでぜひどうぞ。
http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html

ただし、WindowsXP以外、MACなどのOSをお使いの方はこちらから。
ダウンロード手順のページ
http://support.adobe.co.jp/faq/faq/qadoc.sv?2464+001

(財)ロータリー米山記念奨学会 http://www.rotary-yoneyama.or.jp/

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送信者:地区IC委員会 石坂 仁(函館五稜郭RC)
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