[News2510-0616] ハイライトよねやま105号

(財)ロータリー米山記念奨学会ニュース

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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 105号 ★   2008年11月12日発行

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::今月のトピックス::

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1.寄付金速報 ― 米山月間の結果 ―

2.2009学年度奨学金申し込み状況

3.米国在住の学友から2年続けて1,000ドルの寄付

4.ホームカミング制度で学友が続々と来日

5.中国の学生へ日本の長所を教えています ―2640地区米山学友―

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1.寄付金速報 ― 米山月間の結果 ―

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10月までの寄付金は、前年同期と比べて2.2%減、約1,180万円の減少となりました。普通寄付金が0.1%減、特別寄付金が3.7%減と7カ月ぶりに前年同期比減となりました。

今月の寄付累計額5億2千万円は、2006年度以降3カ年の中で一番少ない金額ではありましたが、この経済状況の中、学友や多くのロータリアンの方々からご寄付をいただき、ありがとうございました。

上期も残り2カ月を切りました。引き続き、ご支援・ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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2.2009学年度奨学金申し込み状況

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10月15日に締め切られた2009学年度の米山記念奨学金(学部・修士・博士課程奨学金、地区奨励奨学金)には、指定校から1,427名の応募がありました。

申込者を国・地域別にみると、中国が59.1%(前年度比+0.8%)、韓国11.4%(▲0.3%)、台湾6.0%(±0.0%)、その他が23.5%(▲0.4%)となり、課程別では、博士課程が26.2%(▲4.7%)、修士課程61.7%(+4.6%)、学部課程10.5%(▲0.5%)でした。

なお、「クラブ支援奨学金」には8地区17クラブから応募がありました。

また、「地区奨励奨学金」は7地区11校の指定校に対し、すべての指定校から計23名の応募がありました。

11月13日に当会事務局から各地区へ応募書類を発送します。

その後、11月下旬~1月下旬にかけて地区選考委員会による書類選考・面接試験が実施され、2月中旬には新規採用者609名(2008年11月現在)が決定します。

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3.米国在住の学友から2年続けて1,000ドルの寄付

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昨年10月、アメリカから1,000ドル(当時の為替レートで約11万2千円)の寄付を送ってくれた米山学友の張 虞安(チョウ・イゥアン)さん(中国/1998-2000/近畿大学大学院)が、今年も世話クラブの交野RC(第2660地区)を通じて、1,000ドルを寄付してくれました。

これで累計が20万円を超え、第2回米山功労者マルチプルとなります。

昨年、「恩返しのために米山奨学会の寄付金を増やすのは、私が一生をかけて目標とすることの一つです」と語った張さん。今回の気持ちは次のように語ってくれました。

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【張さんからのコメント】

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アメリカに来て8年、大学の研究室から民間の製薬会社に移り、知らず知らずのうちに人間のありきたりな欲求に従って働いていることがありました。例えば、金銭や昇格、永住ビザや車、美味しい食事や大きな家を得るためなどです。それらは、つかの間の幸せをもたらしてくれましたが、手に入れてしまえば次の幸せを得るまで、再び緊張や悲しみがやって来ました。

しかし今、私は途切れることのない充実感と幸せを感じています。それは、周囲のすべての人に対して奉仕の気持ちを意識することで得られています。他者への奉仕と、自分の目標に対する努力によって、気持ちを高め、スムーズに前に進むことができるのです。

Service above Self! これは私にとって単なる言葉ではなく、精神そのものであり、幸せの源泉なのです。

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4.ホームカミング制度で学友が続々と来日

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ホームカミング制度は、今年度、新たに設立された学友の里帰り制度です。海外で活躍する学友を地区が招き、地区大会やクラブでその活躍を報告してもらうことにより、奨学事業の成果を多くのロータリアンに実感してもらうことを目的としています。

先月、第2500地区(北海道東部)の招きで最初に来日した肖 寧(シャオ・ニン)さん(中国/2005-06/旭川RC)は、四川省疾病対策センターの副所長として、四川省大地震発生後、被災地で感染症予防のための活動に尽力し、先頃、中国政府から表彰されたことを報告しました。

このほか、10月には、第2750地区(東京都西南部)の招きで、韓国の日本語教育に功績を残し、旭日中授章を受章した李 賢起(イ・ヒョンギ)さん(韓国/1970-72/東京世田谷RC)が来日。

また、第2710地区(広島県・山口県)では中国大連市の東北財経大学で教鞭を取り、大連市政府の政策顧問も務める劉 暁梅(リュウ・ショウマイ)さん(中国/1999-2001/広島西南RC)を招へい。

それぞれ、クラブ合同例会や地区大会などで活躍を披露するとともに、ロータリアンとの旧交を温めました。

11月以降も6人の学友が来日して、地区大会などに参加します。

帰国した米山学友の活躍に、ぜひ耳を傾けてください。

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5.中国の学生へ日本の長所を教えています ―2640地区米山学友―

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中国で日本語教師として頑張っている米山学友の安 勇花さん(中国/2005-07/富田林RC)から嬉しい便りが届きました。

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私は今、吉林省延辺大学外国語学院日本語学科で、日本語教師をしています。今、何よりも気持ちよく感じられるのは、日本で学んだことをそのまま学生に伝えられることです。

日本に留学する前、私は吉林省の専門学校で日本語を教えていました。学生に日本語を教えながら一番自信がなかったのは、日本の文化・風習を教える時でした。まだ日本に行ったことのない私が教える知識は、あくまでも大学で学んだ知識であり、実体験で得たものではなかったのです。適切に教えられているかどうかさえわかりませんでした。

2000年に日本の地を踏んだときから、大好きな日本語・日本文化を肌で感じることができ、幸せでした。留学中は日本文化、風習を夢中で勉強しました。学業を終えたら国へ帰って教師の仕事を続けるつもりで、いろんな方面の知識も一生懸命に勉強しました。

たくさんの日本人の友達を作り、日本人の特徴もわかるようになりました。これらはやはり、実際に留学してみないとわからないことです。中国の学生は愛国教育を受けつづけてきたため、日本人に対する偏見も多少は持っています。そんなとき私は、留学中にお世話になった皆さまや、ロータリーという団体があることなどを学生たちに紹介しながら、日本の良いところを教えています。それは、実体験したものなので、学生にも素直に伝わるようです。

日本に留学して良かったとつくづく思います。ことに、ロータリー米山奨学生になれたことを何よりも誇りに思っています。機会があれば、ロータリーでいただいたご恩恵を、自分のできる範囲で、助けの必要な人々に施したいと思っています。

以上

内容は、下記(財)ロータリー米山記念奨学会のホームページからご覧下さい。

http://www.rotary-yoneyama.or.jp/r_member/highlight/highlight105.html

印刷する場合は、下記pdf版を表示して印刷して下さい。

(とじ代があること、ページ数が少ないなどの利点があります)

http://www.rotary-yoneyama.or.jp/r_member/highlight/img/highlight105_pdf.pdf

pdfファイルの内容を見るためにはアドビリーダーが必要です。

下記のページから【無料】でダウンロードできますのでぜひどうぞ。

http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html

ただし、WindowsXP以外、MACなどのOSをお使いの方はこちらから。

ダウンロード手順のページ

http://support.adobe.co.jp/faq/faq/qadoc.sv?2464+001

(財)ロータリー米山記念奨学会 http://www.rotary-yoneyama.or.jp/

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送信者:地区IC委員会 石坂 仁(函館五稜郭RC)

地区ホームページ:http://www.ri2510.gr.jp/

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