[News2510-0583] ハイライトよねやま101号

(財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 101号 ★ 2008年7月14日発行
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::今月のトピックス::
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1.2007-08年度寄付金結果 ―予算達成!ありがとうございました―
2.学友からの恩返しが1000万円を超えました
3.台湾学友16人が米山梅吉翁の墓参に来日
4.外務省の招聘で米山学友が来日
5.仮設住宅の住民へエール ― 第2560地区米山学友会 ―
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1.2007-08年度寄付金結果 ―予算達成!ありがとうございました―
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2007-08年度の寄付金は約14億5千万円。前年度と比べ0.02%増、約30万円の増加でした。普通寄付金が0.91%減、特別寄付金が0.42%増で、無事に予算を達成することができました。心より厚く御礼申し上げます。新年度も引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
「全体では前年度とほぼ同額ではありますが、会員数が減少しているにもかかわらず、個人平均寄付額は前年度から284円アップし、14,904円となりました。なお、トップは第2590地区【神奈川県横浜市・川崎市】が29,169円と、13年間連続首位を達成されました。
また、上位6地区は全て2万円以上と大変健闘していただきました。

心より感謝申し上げます」(理事長 板橋 敏雄)
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2.学友からの恩返しが1000万円を超えました
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今年6月末時点での学友からの個人寄付が累計1,000万円を超えました。
これまでに、32人の学友から合計10,769,230円の寄付がありました。
そのうちの12人は、国内外でロータリアンになっています。また、毎月1万円の寄付を続けている田 鎬鎭(ジョン・ホジン)さんや、2年続けて中国から50万円ずつ寄付してくれた姫 軍(ジ・ジュン)さんなど、継続的に寄付してくれる学友もいます。昨年の7月で財団設立40周年を迎えた奨学会。巣立った学友が続々と社会で活躍し、社会貢献の心を育んで、日本のロータリーへの感謝の気持ちを示してくれていることが伺えます。

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3.台湾学友16人が米山梅吉翁の墓参に来日
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台湾の米山学友会が、6年ぶりに米山梅吉翁の墓参ツアーを企画。
阮 允恭(げん・いんきょう)理事長や許 国文(きょ・こくぶん)パストガバナーをはじめ、学友16人とその家族、合わせて22人が来日して、7月10日(木)、静岡県三島市の米山梅吉記念館を訪問しました。

梅吉翁の墓前に立った一行は、声を合わせて「ありがとうございました」とお礼を述べ、深々と合掌。
「6年前にお参りしたときは雨が降っていて、米山先生がうれし涙を流しておられるのかと話していた。今日は曇り空だが、きっと私たちの訪問を喜んでくださっていると思います」と、前々理事長の許 邦福(シェ・バンフ)さんが墓前で思いを語りました。

その後、一行は記念館の展示室を見学し、セミナールームで和気あいあいの懇談へ。学友会を代表して、阮理事長は「今日はとても暑い日でしたが、墓前でみんなが流していたのは汗だけでは
なかったと思います。私たちは今も感謝の気持ちでいっぱいです」とあいさつ。また、その席上、岩手・宮城内陸地震へのお見舞いとして、義援金25万円が当会の板橋敏雄理事長に託されました。台湾学友会からの義援金は、新潟中越地震、新潟中越沖地震に続いてこれで3回目。
今回の義援金は第2520地区に寄付され、被災地の支援に充てられます。

笑顔で記念館を後にした一行は、中部地方を周遊し、13日の午後、台湾への帰途に就きます。

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4.外務省の招聘で米山学友が来日
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外務省が主催する「平成20年度元日本留学者の集い」が6月1日~7日にかけて都内で開催され、東南アジアと中国を含めた11カ国から元留学生41人が招待されました。その中の1人、ミャンマーに住む米山学友、ティン・エイ・エイ・コさん(1995-96/神戸大学大学院/加古川中央RC)は、サイクロンによる被災からわずか1カ月にもかかわらず、元気な姿を見せてくれました。

エイ・コさんは2001年、同大博士課程在学中に「ティンミャンマーランゲージセンター(TMLC)」をヤンゴンに設立。現在は校長として日本語の普及に尽力しているほか、ミャンマー元日本留学生協会(MAJA)の一員として、日本文化の紹介やスピーチコンテスト開催など、両国の懸け橋として活躍しています。

―― エイ・コさんからのメッセージ ――
世話クラブをはじめ、姫路や尼崎など10クラブ以上の卓話を通して「日本語学校を設立します」という目標を伝えたところ、コピー機の提供などたくさんの支援をいただきました。普通の奨学金はお金だけですが、ロータリー米山奨学金には必ず交流があり、私自身のことや夢を理解していただけたことが本当に嬉しかったです。TMLCを「大学」にすること、それが私の今の目標です。

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5.仮設住宅の住民へエール ― 第2560地区米山学友会 ―
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2007年7月に発生した新潟県・中越沖地震からちょうど1年。

大きな被害を受けた柏崎市内では、今もなお約1,000戸の仮設住宅に2,033人が暮らしています。長い間不便な生活を余儀なくされている住民を元気づけたいと、新潟米山学友会が6月21日、仮設住宅の一角にある集会所を訪れました。

同学友会による被災者へのボランティア活動は2回目【前回の活動はハイライトよねやま74号参照】です。
今回は、12カ国23人の現役奨学生と学友が手作りの母国料理を持ち寄り、母国の文化をクイズ形式などで紹介。住民たちは、珍しい料理に舌鼓を打ちながら、華やかな民族衣装を身に纏った
留学生たちとリラックスした様子で談笑しました。

母国で医師をしていた現役奨学生の孫暁梅(そん・ぎょうばい)さん(中国/2008-10/新潟大学大学院/新潟西RC)は、「どの国でも人間の苦しみは同じ。天災を前に人間は弱い存在だけれど、皆が力を合わせれば大きな力になる。頑張ろうというメッセージを贈りたくて参加した。
被災者の方から“福が来るように”と、手作りのマスコットをいただき、自身が大変な時に他人の幸福を願える心に胸がいっぱいになった」と、感動を込めて話しました。

また、参加した米山委員の中村紘一氏(柏崎中央RC)は、「奨学生も学友も生き生きとしていた。今後は地元の若者たちとの交流にも期待したい」と、語りました。

活動を企画した同学友会会長の新潟産業大学教授・セン秀娟(せん・しゅうけん)さん(台湾/1981-83/駒澤大学大学院/横浜緑RC)は次のように抱負を述べました。
「被災者の癒しになれば…と思い計画した。79歳の女性から“たくさんの国の留学生と話ができてとても楽しかった、温かい応援に元気が出ましたよ”と言っていただき、本当に嬉しかった。
今、世界各地で災害が起きており、心の支援に国境はない。日頃の感謝を込めて、今後もふれあいの気持ちを伝えていきたい」

以上

内容は、下記(財)ロータリー米山記念奨学会のホームページからご覧下さい。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/r_member/highlight/highlight101.html

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(とじ代があること、ページ数が少ないなどの利点があります)
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/r_member/highlight/img/highlight101_pdf.pdf

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下記のページから【無料】でダウンロードできますのでぜひどうぞ。
http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html

ただし、WindowsXP以外、MACなどのOSをお使いの方はこちらから。
ダウンロード手順のページ
http://support.adobe.co.jp/faq/faq/qadoc.sv?2464+001

(財)ロータリー米山記念奨学会 http://www.rotary-yoneyama.or.jp/

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