[News2510-0571] ハイライトよねやま100号

(財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 100号 ★ 2008年6月13日発行
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::今月のトピックス::
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1.寄付金速報 ―残り1カ月、前年度実績を上回ることができるか?―
2.日台親善会議で台湾のロータリアンから300万円の寄付
3.理事会・評議員会報告 ―2008年度事業計画・予算決定!―
4.姫軍さんが2回目の50万円でメジャードナーに
5.ミャンマーのサイクロン、四川省の大地震に関する続報
6.チャンタソンさんのラオス織物展が横浜・シルク博物館で開催中!

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1.寄付金速報 ―残り1カ月、前年度実績を上回ることができるか?―
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5月までの寄付金は、前年同期に比べて0.9%増、約1千160万円の増加です。普通寄付金は.8%減ですが、特別寄付金は1.7%増と、前年度実績を上回っています。今月は、既に前号でお知らせした蔡 衍榮氏からのご寄付、東京白金RCの創立記念寄付に加え、米山学友の姫 軍さん(中国/1995-97/東京大学大学院/東京臨海RC)からも、2回目となる50万円のご寄付がありました。

今年度も残り1カ月を切りました。まだ、普通寄付を納入されていないクラブは、速やかにご送金ください。普通寄付金・特別寄付金ともに、6月30日(月)当会口座入金分までが今年度実績となります。ぜひとも今年度最後のご協力をよろしくお願い申し上げます。

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2.日台親善会議で台湾のロータリアンから300万円の寄付
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2008年5月12日(月)、第1回日台ロータリー親善会議が東京・品川で開催され、台湾から約160人、日本から約500人、合わせて660人ほどのロータリアンが参加しました。

台湾で活躍する元米山奨学生も来日し、阮 允恭さん(台湾米山学友会 理事長)、陳 思乾さん(台北東海RC)、許 國文さん(羅東西RC、第3490地区パストガバナー)をはじめとする多くの米山学友が参加。

プログラムのなかで許 邦福さん(台北東海RC)が「台湾ロータリー現況報告」を行ったほか、司会の通訳を米山学友がつとめ、会場からは「米山記念奨学会の学友がこのように活躍しているのを知らなかった」との声が上がりました。

また、会議の中で参加者を驚かせたのは、台北仁愛ロータリークラブの蔡 衍榮氏から「素晴らしい奉仕事業をしている米山記念奨学会のために」と、当日サプライズで贈られた300万円もの寄付。壇上で蔡氏から板橋敏雄理事長へ小切手が手渡され、会場はどよめきと拍手に包まれました。

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3.理事会・評議員会報告 ―2008年度事業計画・予算決定!―
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2008年6月5日に2007年度第2回評議員会、翌6日に2007年度第3回理事会が、それぞれ新横浜プリンスホテルにて開催されました。

■■ 評議員会 ■■

全国から48名の評議員と、常務理事会メンバー及び監事の7名が出席。議長には、互選によって坂本俊雄評議員(第2750地区ガバナー)が選出されました。

【主な評議員会決議】

* 理事補欠選任:第2600地区田中洋三理事(1994-95PDG:長野RC)の辞任を受けて、理事補欠選任を実施。同地区2008-09年度ガバナーから後任理事候補者として三井章義氏(1993-94PDG:諏訪RC)が推薦され、異議無く承認された。

* 2008年度事業計画案および収支予算案:それぞれ原案通り承認された。

* 評議員会終了後の意見交換では、2008年度事業計画について活発な意見が出された。また、損害賠償保険の正式加入について各クラブへ周知して欲しいとの要望があった。

■■ 理事会 ■■

理事21名と監事3名および島津久厚名誉理事長が出席し、議長の板橋敏雄理事長の進行のもと、評議員会の承認を得た上記2008年度事業計画案・収支予算案が理事会でもそれぞれ承認されたほか、以下が決定されました。

【主な理事会決議】

* 2008年度評議員選出:各地区から推薦された68名の評議員を選任。
* 2009学年度奨学生採用の件:2007年度寄付金収入予測から、2009学年度採用数は、前年度と同様に800名(枠)とし、併せて地区別割当数・2009学年度募集要項も決定。また、秋入学のために通常の奨学期間より短くなる奨学生については、半年分を0.5人として割当数から換算。

* 正式名称:正式名称が「財団法人ロータリー米山記念奨学会」と長いため、省略して使用されることが多いが、財団名称はなるべく省略せず使用することの基準を決定。

また、試行最終年度(試行期間:3年)を迎える現地採用ロータリー米山記念奨学金の選考方法についての意見があり、現地採用奨学金制度に対する関心の高さと、よりよい制度にしたいとの思いが述べられました。

なお、それぞれ会議終了後、坂下事務局長からサイクロンで被害を受けたミャンマーと中国・四川省大地震の被災地在住の学友に送ったお見舞いメールについて報告がありました。

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4.姫軍さんが2回目の50万円でメジャードナーに
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昨年、中国から50万円の寄付金を送ってくれた米山学友の姫 軍さん(中国/1995-97年/東京臨海RC)が、「今後毎年50万円を寄付します」との言葉通り、2度目の寄付金50万円を送金して
くれました。これで姫さんは累計100万円に達し、学友では4人目の米山功労者メジャードナーが誕生しました。 北京で弁護士として活躍する姫さんの顧客の大半は日本企業です。
昨年担当したヤマハ発動機を原告とする商標権侵害訴訟では、渉外商標権の損害賠償としては過去最高額の830万元(約1億2千万円)の賠償金を勝ち取り、大きなニュースとなりました。この
案件はイギリスの権威ある知的財産権分野の専門誌『Managing IP』より「アジア太平洋地区2008年最優秀商標案件賞」を授与され、海外からも高く評価されています。7月には上海にも事務所を開設予定という姫さん。「未来をつくる若者のために自分の力を尽くせるのは幸せなこと。これからも力の限り、奨学会の事業に協力していきたい」と語っています。

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5.ミャンマーのサイクロン、四川省の大地震に関する続報
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米山記念奨学会事務局では、ハイライトよねやま99号でお知らせした通り、ミャンマーのサイクロン、そして四川省大地震と立て続けに起きた大規模な災害に際し、両地区出身の米山奨学生と学友へお見舞いメールを発信しました。その続報をお知らせします。

《ミャンマー》
現地へはメールが届かない模様で、現地から安否を知らせる返信は現在もありません。ただし、外務省の招へいでミャンマーから来日した米山学友、テイン・エイ・エイ・コさん(1995-96/神戸大学大学院/加古川中央RC)からの情報により、アウン・チョウさん(1962-66/東京大学大学院/東京北、東京南RC)が医師として被災地の救援活動を行っていることがわかりました。

《中国・四川省》
震源地に近い成都市在住の学友から6件の返信が届きました。

一部を紹介します。

●温かいメールをいただきありがとうございます。阪神大震災を経験した私にとって、今回の地震はそれ以上の怖い経験でした。余震が続き、日常生活ができず大学も休校しています。家族と一緒に公園でテント生活をしています(恵 浩星)

●被災者を代表して日本政府をはじめ全ての日本の皆さまに感謝の意を表したいと思います。今も将来も、日本人の中国に対する友好感情を周りの人々に伝え、日中友好の懸け橋の任務を果たし続けていきます(王 鴛鴛)

●被災地の救援活動から戻ったところです。現地では電気・水道・交通・通信が遮断されています。私は四川省疾病コントロールセンターから3人の班を率いて、被災地の疾病予防に全力を尽くし、成果をあげることができました(肖 寧)

▼▼▼奨学生・学友による支援活動も……▼▼▼

【第2510地区】
奨学生の周宇さんは、校舎倒壊した小・中学生のため、大学の留学生会とともに募金活動を実施。世話クラブ(小樽南RC)の例会で募金を呼びかけた様子が北海道新聞に掲載された。
一般にも広く募り、大使館を通じて中国のNGO団体「中国教育発展基金会」に寄付。

【第2770地区】
学友のタン・ザンさんが、在籍大学学生の協力とロータリアンの全面的支援を得て古着10トンをミャンマーのNGO団体へ送るために活動中。

【第2750地区】
学友の張旭梅さんが、中国語のインターネットで日本人救援隊の活躍を讃える記事や書き込みを翻訳し、日本のインターネット新聞に投稿。アクセスランキング1位を獲得。

【第2760地区】
学友会主催の企業見学会で、奨学生、学友、地区委員から義援金が寄せられた。地区米山奨学委員長・大西氏が中国領事館へ持参し、感謝状を受領。

【第2660地区】
学友の王石明さんが画家としての活動を活かし、6月25日に、京都国際交流会館にて、日本画家や音楽家とのコラボレーションによるチャリティを主催する。

【第2690地区】
学友の謝雪梅さんが、音楽活動を活かして複数のチャリティーコンサートに参加、CDの売り上げを募金としている。

【第2670地区】
学友会の呼び掛けで現役奨学生も参加し、2回にわたって街頭募金活動を行った。横断幕を作り、1日目には20万円近くを集めた。

このほか、第2590地区、第2780地区、第2730地区などでも学友や奨学生が個人として、また学友会として、ロータリアンの協力を得ながら支援活動をしている。

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6.チャンタソンさんのラオス織物展が横浜・シルク博物館で開催中!
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前号で紹介した、ラオスの子どもたちの読書推進活動に取り組む学友、チャンタソン・インタヴォンさん(ラオス/1983-86年/東京銀座RC)は、女性の自立支援にも熱心に取り組んでいます。

「学校の整備が進んでも、親に収入がないために、多くの子どもたちが通い続けることができない。子どもたちの就学のためには、親に経済力を付けなければ」と考え、10年前に「ホアイホン職業
訓練センター」を設立しました。同センターは、女性たちが染め織りや縫製などの技術を修得し、高度な職業レベルに高めて自立することを目的としています。

6月3日から、同センターの設立10周年を記念した「ラオス女性が伝える手織りの世界」展が、横浜市のシルク博物館にて開催されています。これは、チャンタソンさんがこれまでに集めたラオス
の伝統的な織物のコレクション約300点を展示したもの。7日には同博物館でチャンタソンさんの講演会が開かれ、80人を超える聴衆が集まりました。「センターの織り手の女性たちはまだ若く、
子どもの就学支援に結びつくのはもう少し先かと思っていましたが、田舎から弟妹を呼び寄せて、自分が行けなかった学校に通わ女
たちに伝統工芸の担い手としてのプロ意識や向上心を持たせることが今後の課題だといいます。

会場の一角では、ラオス女性による手織りの実演のほか、ホアイホン職業訓練センターでつくられた手織の布やショールなどの販売コーナーもあり、人気を集めています。ここで得られた収益は、
同センターの運営費やラオス女性のための研修費に充てられます。

展示会は6月29日(日)まで。詳しくは、シルク博物館の特別展HPをご覧ください。
http://www.silkmuseum.or.jp/special08.html

 

*** お知らせ ***

1.ホームカミング制度をぜひ活用してください!

いよいよ「ホームカミング制度」がスタートします! これは、各地区が海外で活躍する米山学友1名を日本に招待して、地区
大会などでその活躍ぶりを披露していただく制度です。学友の来日にかかる費用は、奨学会から補助されます(上限あり)。すでに、第2500地区、第2620地区、第2710地区、第2730地区より
申請をいただきました。その他の地区でも、ぜひ素晴らしい米山学友を選出して、お早めにご申請ください。

 

2.米山の新しいビデオ(DVD)が登場します!

2008年8月末、米山奨学事業を紹介する新しいビデオ(DVD)が6年ぶりに完成します。現在、各地区で撮影中です。
できあがったDVDは、9月中旬~下旬に全クラブへ送付します。
今年10月の米山月間にはぜひご覧ください!

以上

内容は、下記(財)ロータリー米山記念奨学会のホームページからご覧下さい。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/r_member/highlight/highlight100.html

印刷する場合は、下記pdf版を表示して印刷して下さい。
(とじ代があること、ページ数が少ないなどの利点があります)
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/r_member/highlight/img/highlight100_pdf.pdf

pdfファイルの内容を見るためにはアドビリーダーが必要です。
下記のページから【無料】でダウンロードできますのでぜひどうぞ。
http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html

ただし、WindowsXP以外、MACなどのOSをお使いの方はこちらから。
ダウンロード手順のページ
http://support.adobe.co.jp/faq/faq/qadoc.sv?2464+001

(財)ロータリー米山記念奨学会 http://www.rotary-yoneyama.or.jp/

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送信者:地区IC委員会 石坂 仁(函館五稜郭RC)

地区ホームページ:http://www.ri2510.gr.jp/
アドレス変更・配信停止:http://www.ri2510.gr.jp/news2510_01.html
News2510 Back Number=IC委員会HP:http://rid2510.org/icc/