[News2510-0553] ハイライトよねやま98号

(財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 98号 ★ 2008年4月13日発行
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::今月のトピックス::
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1.寄付金速報 ― 2007-2008年度も残りあと3カ月―
2.米山奨学生オリエンテーションが全国でスタート
3.米山カウンセラー・ハンドブック/米山奨学生ハンドブック発行
4.「ハラスメント相談室」を開設しました
5.大佛次郎論壇賞を受賞 ―米山学友 朴 裕河さん(韓国)―
6.日本の若者に「志」を語る ― 米山奨学生がRYLAで講義 ―

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1.寄付金速報 ― 2007-2008年度も残りあと3カ月 ―
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3月までの寄付金は、前年同期に比べて0.9%減、約1千百万円の減少です。普通寄付金が1.3%減、特別寄付金は0.7%減と、再び減少へと転じました。

「2007-2008年度 普通寄付金送金のお願い」を3月21日付で約140のロータリークラブ会長宛にお送りしましたが、4月9日現在、まだ85のクラブから納められておりません。普通寄付金は当
奨学会の安定的な財源となっております。普通寄付金をご送金いただいていないクラブはお早めに納入くださいますよう、
よろしくお願い申し上げます。

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2.米山奨学生オリエンテーションが全国でスタート
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2008学年度の米山奨学生は813名(休学者7名を含む)。各地区では4月初旬から新規奨学生とクラブ支援奨学生を対象としたオリエンテーションが開催されています。今年は4月中旬~下旬
の開催が最も多く、奨学生のために早めに開催する地区が年々増えています。

オリエンテーション資料は、各地区の指定先へ送付しています。
説明用パワーポイントはEメールに添付して、ガバナー事務所および地区米山委員長宛てに送信しています。ぜひご活用ください。

オリエンテーションの席上で確約書に署名した後、正式な米山奨学生となります。地区・クラブの皆さまで、どうぞ温かくお迎えくださいますようお願いいたします。

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3.米山カウンセラー・ハンドブック/米山奨学生ハンドブック発行
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今年度の『米山カウンセラー・ハンドブック』ができあがりました。
今年は特に、米山カウンセラーの役割について、実務・学生への接し方、連絡が途絶えた学友への対応など、実践的な情報が満載です。初めてカウンセラーをされる方も、すでに経験されている方も、ぜひ一度お読みください。

また、2008学年度の『米山奨学生ハンドブック』も発行しました。
新規採用奨学生にはオリエンテーション時に、継続奨学生には世話クラブを通じて配布されます。なお、『米山カウンセラー・ハンドブック』にも収録されています。

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4.「ハラスメント相談室」を開設しました
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ロータリー米山記念奨学会では、ハラスメント防止・対策活動に力を入れています。この4月から、セクシュアル・ハラスメント(性的嫌がらせ)やパワー・ハラスメント(地位や権限を利用した嫌がらせ)等の被害者が発生したときの相談窓口、「ハラスメント相談室」を開設しました。

外国人と接するうえでは、文化や習慣の違いによる誤解からハラスメントとなる場合もあります。まずは相談者の話を担当スタッフが聞き、問題解決の手助けをします。ハラスメント相談室については、『奨学生ハンドブック』(p17)や『カウンセラーハンドブック』(p10および冊子中央)に掲載したほか、米山奨学生および全クラブに案内チラシを配布します。

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【ハラスメント相談室】ロータリー米山記念奨学会事務局内
※プライバシーを厳守します
相談窓口専用TEL:03-6682-8019
Eメール:sos@rotary-yoneyama.or.jp
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5.大佛次郎論壇賞を受賞 ―米山学友 朴 裕河さん(韓国)―
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日本の政治・経済・社会・文化・国際関係等をめぐる優れた論考を顕彰する「大佛次郎論壇賞」。この第7回受賞作に、世宗大学日本文学科副教授の朴 裕河(パク・ユハ)さん(韓国/1987-88年
/浦和北RC)の著書『和解のために―教科書・慰安婦・靖国・独島』(平凡社)が選ばれました。

本書は、2005年に韓国で出版されたものの日本語訳版です。
1月29日に東京・日比谷の帝国ホテルで行われた贈呈式には、朴さんの米山カウンセラーを務めた半田昭雄パストガバナーご夫妻も出席。栄えある受賞の喜びを分かちあいました。

◆ 受賞に寄せて 朴裕河さんからのメッセージ(要約)◆
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この『和解のために―教科書・慰安婦・靖国・独島』は、経済文化交流が進んでもなお難しい日韓関係を根本から見直し、これらの問題をめぐる両国の認識のずれを狭めようと試みたものです。
日本に対する韓国の根強い不信は、戦後日本の変化が韓国にあまり知られていないゆえのこととも私は考えたのですが、そのような確信は日本に留学していた大学院時代からのものでした。
修士2年の時、米山奨学生として浦和北クラブで1年間お世話いただきましたが、あのときのロータリアンの方々との出会いも、そのような信頼を育む基盤のひとつになったと考えています。
毎月の例会で皆さまと話す機会を得て、日本のある上質な部分を見ることができたのは、今思えば貴重な機会でした。
授賞式には当時のカウンセラーもご招待しました。
受賞スピーチで私は日本を信頼し続けていきたいと述べましたが、そのように言えるようにしてくださった方々に感謝の言葉をじかに聞いていただきたかったからです。
ロータリアンの方々には、いまだ何もお返しができていないのですが、そのような気持ちをこの場を借りてお伝えしたいと思います。

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5.日本の若者に「志」を語る ― 米山奨学生がRYLAで講義 ―
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第2670地区【四国】と第2680地区【兵庫】共同開催によるRYLAセミナー(ロータリー青少年指導者養成プログラム)が3月20日~23日、YMCA余島野外活動センターで開催されました。

30回目を迎えた今年は、受講生57名、ロータリアン・関係者約30名と、例年に比べ多くの参加者が自然豊かな余島へ集まりました。
当地区のRYLAセミナーは、ロータリアンやロータリアン夫人が「カウンセラー」として3泊4日、若者たちと寝食を共にするほか、大学教授によるハイレベルな講義を特長としています。

今回、その講義の1日目を任されたのが、米山奨学生(現在は学友)の金 静希(キム・ジョンヒ)さん(韓国/2006-08/東京大学大学院/東京日本橋RC)でした。金さんは、昨年の日韓親善会議でスピーチを行い(『ロータリーの友』2月号に全文掲載)、その素晴らしい内容が評価されて今回、講師として招かれました。

2時間半にわたる講義は、時に受講生たちを笑いの渦にまきこみながらも、人として生きることの意味や、他人あるいは他国を見るまなざし・姿勢を真剣に問う内容であり、目に涙を浮かべながら聞き入る姿も見られました。 「木が育ち、花が咲き、やがて花は散り、しかし散った花が肥料
となって違う花を咲かせます。私も、私のために肥料になってくれた人々の時間を背負って生きていかねばなりません。
今頑張らずに、自分の役割も果たさずに、途中で枯れ果ててしまうことはできません。今後、私は学生の教育に力を尽くしたいです。そして韓国で、日本に対して無条件に悪口を言う人が無くなるように働きかけたいです。
そしていつか死ぬ時、あなたの志は、あなたの人生は何だったのかという質問に、こう答えられればいいと思います。私の人生は、学生たちのために質のいい肥料として働くものだった、と」

以上

内容は、下記(財)ロータリー米山記念奨学会のホームページからご覧下さい。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/r_member/highlight/highlight98.html

印刷する場合は、下記pdf版を表示して印刷して下さい。
(とじ代があること、ページ数が少ないなどの利点があります)
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/r_member/highlight/img/highlight98_pdf.pdf

pdfファイルの内容を見るためにはアドビリーダーが必要です。
下記のページから【無料】でダウンロードできますのでぜひどうぞ。http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html

ただし、WindowsXP以外、MACなどのOSをお使いの方はこちらから。
ダウンロード手順のページ
http://support.adobe.co.jp/faq/faq/qadoc.sv?2464+001

(財)ロータリー米山記念奨学会 http://www.rotary-yoneyama.or.jp/

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