[News2510-0543] ハイライトよねやま97号

(財)ロータリー米山記念奨学会ニュース

………………………………………………………………………

★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 97号 ★    2008年3月13日発行

………………………………………………………………………

::今月のトピックス:: 

——————

1.寄付金速報 ― 3カ月ぶりに前年度を上回る ―

2.ベトナム現地採用奨学生の最新情報

3.すばらしい青年との出会いに感謝 ― カウンセラーからの便り ―

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1.寄付金速報 ― 3カ月ぶりに前年度を上回る ―

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2月までの寄付金は、前年同期に比べて0.3%増、約380万円の

増加です。普通寄付金が1.0%減、特別寄付金は1.1%増と3カ月

ぶりに増加へと転じました。

これからはPETSや地区協議会が各地区で開催されます。米山

奨学事業を会員皆様にご紹介いただく良い機会です。米山関係者

の皆様には部門セミナー等でご説明いただき、広報活動にご協力

賜りますようよろしくお願い申し上げます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2.ベトナム現地採用奨学生の最新情報

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆◇◆ 第2期生が決定 ◆◇◆

すでに日本で学ぶ留学生ではなく、ロータリアンが直接現地へ

赴いて優秀な若者を選び、日本へ招へいする「現地採用奨学金」

は、早くも2期生を迎えることになりました。2年目となる今回は

70人の応募があり、英語筆記試験や書類選考を経て、最終的に

下記の2人が合格しました。どうぞ温かくお迎え下さいますよう

お願いいたします。

グエン・タイ・ヴィエト・ハーさん(25才)

<受け入れ地区:関東のいずれか>

━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━

ホーチミン市出身。現在、市内にあるみずほ銀行に勤務しながら、

人文社会科学大学修士課程に在籍している。同大学学部4年生の

時に、文部科学省の奨学金で1年間、早稲田大学へ留学した経験

をもつ。すでに日本語能力検定1級を取得しており、来日後は

日本語研修を受けることなく、早稲田大学大学院アジア太平洋

研究科への入学が予定されている。

研究テーマは「グローバリゼーションにおけるベトナム若者の

10年後のライフスタイルの将来像」。

チャン・ミン・フエさん(26才)

<受け入れ地区:2680地区>

━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━

タイビン省出身。現在、ホーチミン日本商工会に勤務しながら、

貿易大学修士課程に在籍している。6月に修士論文を提出した後、

来日を予定している。来日後は(財)アジア学生文化協会の

日本語コースで集中研修を受けながら、神戸大学修士課程の

研究生として授業を履修し、2009年4月までには同大学修士課程

国際協力研究科へ入学する予定。ベトナムの急激な経済成長の

弊害をなくし、安定的な発展へ導くために、アジア太平洋地域の

投資関係を研究テーマに掲げている。

 

◆◇◆ 第1期生は今… ◆◇◆

タイ・ヴァン・ナムさん(千里ロータリークラブ)

……………………………………………………………

大阪大学工学研究科の博士課程に合格し、4月に入学を控えて

います。1月には第一子が誕生。第2660地区の米山委員有志と

カウンセラーの応援によって帰国が叶い、出産に立ち会うこと

ができました。生まれた娘の名前は「ニュット・ヴィ」。

ニュットは「日本」、ヴィは「ベトナム」の意味で、「小さな

太陽」という意味もあります。両国の交流が今後ますます

進んでいくように、との願いが込められています。

ゴ・ホン・ニュンさん(東京神田ロータリークラブ)

……………………………………………………………

日本社会事業大学の修士課程に合格し、4月から進学します。

勉強のかたわら、ユネスコの文化交流プロジェクトに通訳兼

コーディネーターとして参加したり、棚田づくりをしたり、

在日ベトナム人留学生の仲間とともに、母国の長期療養者を

支援する活動も立ち上げています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

3.すばらしい青年との出会いに感謝 ― カウンセラーからの便り ―

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

3月は別れの季節。今年も多くの奨学生が巣立ちの時を迎えました。

それを見送るカウンセラーの胸にも、無事にやり遂げた安堵と、

一抹の寂しさが去来しているのではないでしょうか。

伊勢度会(わたらい)ロータリークラブ(第2630地区)の山本訓兆

(くによし)さんもそんな思いをかみ締める一人です。

三重大学博士課程の陳 代文さん(中国)のカウンセラーを2年間

務め、先ごろ最後の例会で彼を送り出した心境を、全国のカウン

セラーが参加するメーリングリスト(※1)で報告してくれました。

『カウンセラーに任命されてから2年経ちました。いろいろお世話

になり、ありがとうございました。

奨学生・陳 代文君との本当に楽しい2年間でした。

昨年の夏、中国・福建省の山あいにある彼の故郷をクラブ会員10人

で訪ね、彼の両親や一族の皆さんと交流できたのは、私の人生で

最大の出来事でした。中国に行くならもう一度ゆっくり訪ねたい、

そう思っています。彼は最後のスピーチで、「両親や家族のために

偉い人になりたいと考えていたのが、奨学生になってロータリアン

の奉仕の姿勢に接し、だんだん自分が変わってきた。自分の研究が

人のためにある、だから頑張らないと…」と語りました。

彼はすばらしい研究者になると確信しました。

古稀を迎えた私ですが、これからも彼との付き合いを大切にして

いきたいと思っています。

こんなすばらしい青年に出会う機会を与えてくれた米山奨学会の

皆さんにお礼を申し上げます』

 

「留学生のお世話はしたのはこれが初めて。役に立てればという

気持ちで引き受けたが、世話をして本当に良かった」と語る

山本さん。

一方、奨学生の陳さんも「山本さんは優しくて“お父さん”の

ような方。例会に出席するときはいつも駅まで迎えに来てくださり、

私の自宅にも30キロものお米をもって何度か遊びに来てくれました。

クラブの新年会には家族で呼んでいただき、娘もビンゴゲームに

大喜びでした。家族とともに皆さんの輪に溶け込めて、とても

嬉しかったです」と振り返ります。

学位取得に向けて、引き続き三重大学で研究に励む陳さんに、

山本さんをはじめ世話クラブのロータリアンは、大きなエールを

送っています。

※1:米山記念奨学会では、全国のカウンセラーの交流の場と

して、カウンセラー・メーリングリストを運営しています。

パソコンの個人アドレスをお持ちの現役カウンセラーまたは

カウンセラー経験者であれば、どなたでもご参加いただけます。

参加希望の方は、counselor@rotary-yoneyama.or.jp まで、

クラブ名とお名前をご連絡ください。

*********************************************************

PETS・地区協議会用 米山奨学会事業紹介の資料をお送りします

———————————————————

【PETS用】 :2月15日付で『豆辞典』『米山学友の群像』を

         ガバナーエレクト事務所宛に送付済み

        (クラブ数×2+予備20部)

【地区協議会用】:3月下旬、『豆辞典』『米山学友の群像』

         『クラブ米山奨学委員長の手引き』をガバナー

         エレクト事務所宛に送付予定

        (クラブ数×1+予備20部)

*********************************************************

内容は、下記(財)ロータリー米山記念奨学会のホームページからご覧下さい。

http://www.rotary-yoneyama.or.jp/r_member/highlight/highlight97.html

印刷する場合は、下記pdf版を表示して印刷して下さい。

(とじ代があること、ページ数が少ないなどの利点があります)

http://www.rotary-yoneyama.or.jp/r_member/highlight/img/highlight97_pdf.pdf

pdfファイルの内容を見るためにはアドビリーダーが必要です。

下記のページから【無料】でダウンロードできますのでぜひどうぞ。

http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html

ただし、WindowsXP以外、MACなどのOSをお使いの方はこちらから。

ダウンロード手順のページ

http://support.adobe.co.jp/faq/faq/qadoc.sv?2464+001

(財)ロータリー米山記念奨学会 http://www.rotary-yoneyama.or.jp/

———————————————————————-

送信者:地区IC委員会 石坂 仁(函館五稜郭RC

地区ホームページ:http://www.ri2510.gr.jp/

アドレス変更・配信停止:http://www.ri2510.gr.jp/news2510_01.html

News2510 Back Number=IC委員会HP:http://rid2510.org/icc/