[News2510-0801] ハイライトよねやま126号

(財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 126号 ★ 2010年8月12日発行
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::今月のトピックス::
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1.寄付金速報 ― 2010年度のスタートは… ―
2.新奨学生の募集が始まりました!
3.トルコと日本の友好に尽くした米山学友が逝く
4.中国米山学友会上海総会が開かれました
5.スリランカ学友からアジア文化芸術祭<名古屋>のご案内

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1.寄付金速報 ― 2010年度のスタートは… ―
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2010-11年度が始まって1カ月が経過しました。7月の寄付金は
約1億9,700万円で、前年度に比べて5.6%減、約1,200万円の減少
でした。特別寄付金が5.6%増と好調である一方、普通寄付金は
8.9%減となり、会員数減少に伴うと思われる普通寄付金の減少が、
厳しい滑り出しの原因となっています。

今年度の予算目標額は、前年度実績より2,700万円減の13億円と
しています。日本のロータリアンが誇りとする米山記念奨学事業
の発展・拡大のため、今後もご支援・ご協力を賜りますよう
よろしくお願い申し上げます。

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2.新奨学生の募集が始まりました!
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2011年4月採用の新奨学生募集が始まりました。地区米山記念奨学
委員会からの報告により決定した指定校は全国で442校(前年465
校)、被推薦者数は1,643人(前年1,702人)です。この中から地区
の選考を経て、新規奨学生約600人が選ばれます。

指定校が推薦者を選考する際の「選考の目安」を提示した地区は
28地区で、「日本語運用能力」(24地区)、「国籍が偏らないこ
と」(22地区)、「ロータリー活動への理解、積極的な協力」
(14地区)を挙げる地区が多く見られました。また、今年度は初
めて「世話クラブ等でスピーチを行えること」を挙げる地区もあり、
米山奨学生としてロータリー活動や世話クラブに対する理解と積極
的な参加を期待することを指定校に明示する地区が増えました。

なお、大学・大学院以外を対象とする「地区奨励奨学金」を導入
したのは、昨年と同じ5地区9校。大学生と同等の応募資格を有する
高専専攻科を指定校とした地区はゼロでした。

※募集要項・申込書はHPからダウンロードでき、8月16日付で
当会から指定校へ送付されます

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3.トルコと日本の友好に尽くした米山学友が逝く
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日本とトルコの友好親善のために尽力していた米山学友、メスッ
ト・シェネルさん(2003-04/岩井RC)が6月18日、急性心不全の
ため死去しました。31歳でした。毎日新聞の記事によると、メスッ
トさんは埼玉県川口市でジョギング中に急逝。日本のNPO団体が
作成した、日本とトルコの友好を物語る120年前の海難事故救援物
語をボランティアで翻訳した本が5月18日に出版され、これが彼に
とって最後の友好親善活動となりました。

メスットさんは2001年に「日本トルコ育英会」を創設し、トルコ
や中央アジアからの留学生に奨学金を支給していたほか、トルコを
紹介する音楽コンサートを企画したり、母国で日本留学を紹介する
セミナーを開催するなど、両国の親善交流のために骨身を削って活
動していました。ボランティア活動について「幸せというお金より
高い価値があり、自分自身への約束という、仕事よりも責任を必要
とすることであり、何よりも限りない世界」(東京都国際交流委員
会発行『れすぱす』01年9月号より)と語っていたメスットさん。
「いつか自分もロータリアンになりたい」という願いが叶う前に、
帰らぬ人となりました。心からご冥福をお祈りいたします。
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4.中国米山学友会上海総会が開かれました
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中国米山学友会の第2回総会が7月17日、上海国際会議センターで
開かれ、中国全土と日本から集まった米山学友161人と、日本の
ロータリアン・家族ら253人の400人以上が参加する盛会となりまし
た。今年度の中国学友会会長を務める張晋岩さん(1993-95/鈴鹿
西RC)は、今回の主題として「感恩・交流・奉仕」を掲げ、「日
本のロータリーへの感謝を伝え、幅広く交流を行い、奉仕活動をス
タートする」との学友会活動方針を表明。壇上の学友からは、カウ
ンセラーや世話クラブへの感謝の思いが次々に語られ、会場の各所
で旧交を温めるロータリアンと学友の姿が見られました。

趣向を凝らしたプログラムの中でも、最も参加者を驚かせ、感動
させたのは、世話クラブへの感謝盾の贈呈でした。今回の参加ロー
タリアンの所属クラブ全93クラブのうち、実に87クラブが中国の米
山奨学生の世話クラブ経験があることから、中国学友会では、各世
話クラブに宛てた感謝盾を用意。代表者として関場慶博パストガバ
ナー(弘前RC)に壇上で贈呈した後、学友が各テーブルを回って
すべての世話クラブに贈呈しました。「こんなに立派な盾をもらえ
るとは思いも寄らなかった」「皆さんの気持ちは必ずクラブで報告
します」と、各テーブルでは喜びの声とともに記念撮影が行われて
いました。会の締めくくりは、「手に手つないで」。広い会場を世
代や国境を越えた人の輪で取り囲み、皆で歌う様は圧巻で、中には
感激で涙する学友の姿もありました。

2002年以来、上海学友会の設立と活動を支援してきた中津川RC
への感謝、留学生活を温かく支えてくれた世話クラブとカウンセ
ラーへの感謝、そして、米山記念奨学金制度を支える日本のロータ
リーへの感謝――。中国の学友が寄せる深い感謝の気持ちが伝わっ
た今回の総会・懇親会は、学友、ロータリアンそれぞれの胸に感動
を刻んで無事終了しました。

※米山記念奨学会HPで、9月中旬、当日の模様を動画で配信予定
です
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5.スリランカ学友からアジア文化芸術祭<名古屋>のご案内
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名古屋大学で経済学博士号を取得し、現在、名古屋で翻訳・通訳
会社を経営するスリランカ出身の米山学友、エス・エム・ピ・サマ
ラクーンさん(1997-98/名古屋西RC)は、在日スリランカ大使
館の依頼を受け、昨年から母国スリランカの文化を紹介するイベン
トを主催しています。

2回目となる今年は、スリランカの有名な舞踊団のほか、韓国、
中国、日本の音楽家を交えて、各国の文化を知り、互いに理解を
深める「アジア文化芸術祭」として開催。愛知県、名古屋市、
在日スリランカ大使館、中国駐名古屋総領事館など多くの後援を
得て、下記の通り実施されます。お近くの方は、ぜひお出かけ
ください。

【日時】: 2010年9月19日(日)19時30分開演
(開場は19時から)
【料金】: 6,000円(全席指定) 前売5,000円

チケットの予約・問合せは、ワールドリンク株式会社
(TEL:052-799-5658/5659 FAX:052-799-5659)まで
詳細は、http://www.worldlinkservice.com/ をご覧ください。

なお、このイベントの収益の一部は、スリランカの恵まれない子どもた
ちへの奨学金として使われます。

以上

内容は、下記(財)ロータリー米山記念奨学会のホームページからご覧下さい。
印刷する場合も下記PDF版を表示してから印刷してください。
(とじ代があること、ページ数が少ないなどの利点があります)
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/summary/pdf/highlight126_pdf.pdf
注)現在PDFファイルのみでの提供となっています。

バックナンバーはこちらからご覧ください。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/summary/highlight.html

PDFファイルの内容を見るためにはアドビリーダーが必要です。
下記のページから【無料】でダウンロードできますのでぜひどうぞ。
http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html

ダウンロード手順のページ
http://www.adobe.com/jp/support/announcement/?2464+001

(財)ロータリー米山記念奨学会 http://www.rotary-yoneyama.or.jp/

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送信者:地区IC委員会 石坂 仁(函館五稜郭RC)

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