[News2510-0793] ハイライトよねやま125号

(財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
………………………………………………………………………
★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 125号 ★ 2010年7月12日発行
………………………………………………………………………
::今月のトピックス::
——————
1.2009-10年度寄付金結果 ― 目標達成ならず ―
2.新年度を迎えて ― より一層の寄付増進を ―
3.米山学友のJisongさんが初アルバムをリリース
4.中国青海省地震の被災学友からメッセージ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.2009-10年度寄付金結果 ― 目標達成ならず ―
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2009-10年度の寄付金は約13億2,700万円、前年度と比べて11.2%減、約1億6,700万円の減少でした。普通寄付金が2.4%減、特別寄付金が14.7%減です。予算14億5,000万円に対しても達成率は91.5%(▲1億2,300万円)にとどまりました。会員1人当たり平均寄付額
が昨年度実績よりも増加した地区は15地区ありましたが、平均額が2万円以上の上位地区は6地区から3地区へと減少し、全国平均寄付額も1,283円ダウンと大変厳しい数字となりました。

奨学事業を維持・拡大するために、今年度も引き続きご協力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2.新年度を迎えて ― より一層の寄付増進を ―
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「地域を育み、大陸をつなぐ」というテーマとともに、新しいロータリー年度が幕を開けました。米山記念奨学会はこのテーマを実現する国際奉仕事業です。

事業の成果は、さまざまな形でこの「ハイライトよねやま」で紹介してまいりました。特にここ数年は、
(1)国内全地区での学友会設立
(2)学友からの寄付増加
(3)台湾で学ぶ日本人留学生に対する奨学制度の創設を含む
台湾学友会の活発な活動
(4)中国学友会の成立
(5)韓国学友会の再始動
など、日本のロータリアンが蒔いた種が花開いたような嬉しいニュースが相次いでおります。今後も奨学生・学友の目覚ましい活躍がこのハイライト紙面を埋めることを確信しています。これまで世話クラブとして、またはカウンセラーとして、この事業を支えていただいた
多くのロータリアンに心から敬意を表するとともに、このニュースレターのご愛読をお願いいたします。

それらに加えて、この事業を支える根幹となる資金面でのご支援をお願いしなければなりません。厳しい経済情勢、会員数の減少などにより、寄付が再び減少の傾向を強めています。少子高齢化、アジア諸国の急速な経済的発展の中で、心と心の交流を通して、世界平和を目指すこの奉仕事業の意義はますます大きくなっており、新年度にあたり、重ねて寄付増進のお願いを申し上げます。
(事務局長 坂下博康)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3.米山学友のJisongさんが初アルバムをリリース
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
在学中に産学協同プロジェクトの歌手に選ばれ、2009年1月に『二つの宇宙』でCDメジャーデビューを果たした韓国出身の米山学友、
Jisongさん(2007-08/大和RC)。『ロータリーの友』よねやまだより(2009年6月号)や「ハイライトよねやま109号」でご紹介したこのニュースには、多くの反響が寄せられました。そのJisongさんのファーストアルバム『The Everlasting』が6月21日にリリースされ、発売記念コンサートが6月19日、母校の昭和音楽大学(神奈川県川崎市)で開催されました。

大和RCの佐々木和夫カウンセラーや、鈴木憲治第2590地区米山記念奨学委員長をはじめ、第2780地区、第2590地区の関係者も集って聴きに訪れ見守る中、Jisongさんはアルバム収録の全曲とシングル収録曲2曲、アンコール1曲を熱唱。コンサート終了後の握手会では、一人ひとりに笑顔で感謝を伝えていました。

今回のアルバムでは、クラシックや映画音楽の名曲をアレンジし、Jisongさんならではの透き通るようなソプラノボイスを堪能できます。
ホームページ(http://www.vap.co.jp/jisong/)で試聴もできますので、ぜひお試しください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4.中国青海省地震の被災学友からメッセージ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
米山学友の宋仁徳さん(2002-03/西都RC)は宮崎大学留学後、中国に戻り、青海省玉樹チベット自治州畜牧獣医センター所長として、ヤクの生産利用についての研究にあたっています。奨学期間後もロータリーとの交流を続け、2008年11月にはホームカミング制度
での招聘を受け、第2730地区の地区大会にも参加しました。

今年の4月14日、宋さんの住む青海省玉樹県を震源とする大地震が発生。
死者・行方不明者約2,700人、民家倒壊1万5,000軒にも及ぶ甚大な被害がありました。世話クラブの西都RCを通じて宋さんの無事は確認できたものの、メールでの連絡は取れませんでしたが、6月1日、ようやくインターネットに接続できるようになったと、宋さんからの
メールが米山記念奨学会に届きました。それは、地震の恐ろしさを物語るとともに、口蹄疫で揺れる第2の故郷、宮崎への心情あふれるメッセージでした。

『今、振り返っても4月14日は怖かったです。山からの異様な音を耳にし、「地震だ、外に逃げろ」と叫んで妻と一緒に外に出た途端、家が崩れました。壁にぶつかったものの私たちは軽い怪我で済みましたが、同じ棟の住人7人が生き埋めになりました。素手で一生懸命に掘り起こしましたが、助け出せたのは1人だけで、とても悲しかったです。
4日間は被害調査や同僚の捜索、救援物資の仕分けや配布でほとんど眠る間もなく、5日目からは疫病の流行を防ぐために、85人の救急獣医救援隊とともに、4万頭を超えるヤクや羊、馬などの死骸処理と、ワクチン接種、32万平方メートルの消毒を行いました。
口蹄疫で「非常事態宣言」の出た宮崎のニュースを新聞やテレビで目にし、本当に心が痛みます。動物の命を助ける獣医が動物を殺さなくてはならない、畜産農家の方々も一頭一頭名前をつけて大切に育ててきた牛を目の前で殺される。本当に気の毒でたまりません。
玉樹の街が一日も早く復興しますように、また宮崎の口蹄疫も一日も早く終息しますよう、祈っています』

以上

内容は、下記(財)ロータリー米山記念奨学会のホームページからご覧下さい。
印刷する場合も下記PDF版を表示してから印刷してください。
(とじ代があること、ページ数が少ないなどの利点があります)
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/summary/pdf/highlight125_pdf.pdf
注)現在PDFファイルのみでの提供となっています。

バックナンバーはこちらからご覧ください。
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/summary/highlight.html

PDFファイルの内容を見るためにはアドビリーダーが必要です。
下記のページから【無料】でダウンロードできますのでぜひどうぞ。
http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep2.html

ダウンロード手順のページ
http://www.adobe.com/jp/support/announcement/?2464+001

(財)ロータリー米山記念奨学会 http://www.rotary-yoneyama.or.jp/

———————————————————————-

送信者:地区IC委員会 石坂 仁(函館五稜郭RC)
地区ホームページ:http://www.ri2510.gr.jp/
アドレス変更・配信停止:http://www.ri2510.gr.jp/news2510_01.html
News2510 Back Number=IC委員会HP:http://rid2510.org/icc/