[News2510-0740] ハイライトよねまや120号

(財)ロータリー米山記念奨学会ニュース
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★ ハ イ ラ イ ト よ ね や ま 120号 ★ 2010年2月12日発行
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::今月のトピックス::

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1.寄付金速報 ― 下半期も厳しいスタート ―
2.4月からの新奨学生が決定!
3.台湾の学友が「総統科学賞」を受賞!
4.PETSではDVDを使って米山奨学事業のアピールを!
5.中国経済専門家・米山学友の柯隆さんが東京RCで卓話

【お知らせ】中国学友会総会・懇親会in上海
ご案内ページをHPに掲載しました!

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1.寄付金速報 ― 下半期も厳しいスタート ―
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1月までの寄付金は、前年同期と比べて14.5%減、約1億7千万円の減少となりました。普通寄付金が1.9%減、特別寄付金が20.7%減と相変わらず厳しい状態には変わりありません。

1月は主に普通寄付金が納入される月であり、全クラブの81%にあたる1,864クラブからご納入いただきましたが納入率が60%台にとどまっているところも2地区あります。多地区合同奉仕活動として日本の全34地区が参加している米山奨学事業のご理解を深めて頂き、普通寄付金のご送金をよろしくお願い申し上げます。

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2.4月からの新奨学生が決定!
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4月からの新規米山奨学生の面接選考が各地区の選考委員会によって行われ、1,550名(クラブ支援奨学金17名を含む)の応募に対し、648名の合格が決定しました。

合格者は、博士課程146名・修士課程330名・学部課程147名、クラブ支援奨学金が9名、地区奨励奨学金が16名です。このほか、海外学友会推薦による2名の候補者が決定しています。国籍・地域別では、中国が52.3%(前年度48.3%)、韓国15.3%(13.8%)、台湾5.5%(6.3%)、その他26.9%(31.7%)です。中国・韓国籍の学生の割合が昨年に比べて増加した理由は、今年度から同国の学部生にも応募資格を与えたことによって応募数が増えたことによると考えられます。

今後、辞退者が出るなど多少の変動が見込まれますが、今回の合格者、そして昨年度からの継続奨学生171名を合わせた819名が、2010学年度の奨学生として新たなスタートを切ります。

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3.台湾の学友が「総統科学賞」を受賞!
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2009年12月、台湾で「エビ養殖の父」と呼ばれる米山学友、廖一久さん(1965-68/田原RC)が、第5回総統科学賞を受賞しました。

この賞は、台湾の数理科学・生命科学・社会科学・応用科学分野において、二年に一回、顕著な功績を残した研究者に贈られる、台湾で最も権威ある科学賞です。

廖さんは来日後、1962年に東京大学修士課程に入学。博士課程修了までの6年間を渥美半島にある東大水産実験所で過ごし、車エビの研究で大きな研究成果を残しました。1968年に台湾に帰国後は、台湾省水産試験所の研究員として、世界に先駆けてブラックタイガーエビの養殖を成功させ、ボラおよびサバヒー等の人工繁殖世界記録
を打ち立てるなど、台湾はもとより、世界の養殖業に多大な影響を与えました。研究者としてだけでなく、国立台湾海洋大学教授、台湾水産学会理事長、財団法人中華農学会理事、中央研究院院士など、研究・教育において40以上の重職を歴任し、国民から尊敬と信頼を得ています。

【廖一久さんからのメッセージ】 私が学んだ50年前は、台湾も日本も貧乏な時代でした。米山奨学金のお陰で勉学に励むことができ、7日7晩寝ずにエビの研究に没頭したこともありました。
その成果として、帰国後、エビや魚などさまざまな養殖に成功し、世界的名声を得ることができました。日本のロータリアンの皆々樣に心より感謝を申し上げます。

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4.PETSではDVDを使って米山奨学事業のアピールを!
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各地区で会長エレクト研修セミナー(PETS)が開催される季節となりました。米山奨学会では例年、PETSで“米山奨学事業の説明時間を設けていただく”ことをお願いしています。

今年は、次年度のクラブ会長・幹事、クラブ米山記念奨学委員長の皆さまへの配布資料として、「豆辞典」と「事業紹介DVDチラシ(申込書付)」の2点をご用意しました。また、DVD「すばらしい贈り物」の短縮版(12分 ※説明者用シナリオ付き)の活用を呼びかけ、すでに活用を申し出てくださった地区が9地区あります。

上映を機に、現在好評を得ている事業紹介DVDの存在をクラブ会長に認識していただき、例会等で上映していただきたいと考えています。

【お問い合せはこちら】
『DVD「すばらしい贈り物」の短縮版(12分)と説明シナリオ』
をご希望の方は、事務局まで(TEL:03-3578-8281 担当:栗原)

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5.中国経済専門家・米山学友の柯隆さんが東京RCで卓話
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富士通総研 経済研究所 主席研究員の柯隆(か りゅう)さん(1992-94年/名古屋大学大学院/名古屋大須RC)が2月3日(水)、東京ロータリークラブの例会で『中国経済のゆくえ―危機からの回復と課題』と題する卓話を行いました。

柯隆さんは、中国マクロ経済研究の第一人者として知られ、経団連や経済同友会の会合での講演を引き受けることも多く、今回の卓話も、柯さんの講演を聴いてファンになったという会員からの依頼で実現しました。

「現在の中国経済を一字で表すなら何か」との問いに「膨」と答えたという柯さん。事実に基づく客観的な分析と的確な言葉で言い表すセンスが高く評価されているとの評判通り、30分という限られた時間の中、現在の中国経済事情とそれを取り巻くリスク要因を明快に分かりやすく解説し、終了後は会場から万雷の拍手が送られました。当日は、米山奨学生時代のカウンセラーであった、浅野 彰氏(名古屋大須RC)も駆けつけ、会場で柯さんの卓話を見守りました。

【柯隆さんからのメッセージ】
東京ロータリークラブで卓話をさせていただき、米山奨学生の時代のことを思い出しました。
ロータリアンの精神を受け継ぎ、卓話でいただいた講演料を中国で植林している日本のNGOに寄付させていただきました。改めて皆様に感謝を申し上げます。

※柯隆さんの卓話(要約)は、下記の東京RCのホームページに  2月末頃掲載予定です
http://www.tokyo-rc.gr.jp/jspeech/jspeech.htm

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《お知らせ》 中国学友会総会・懇親会in上海
             ご案内ページをHPに掲載しました!
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2010年7月17日(土)、上海で開催される中国学友会総会・懇親会にぜひご参加ください!
万博史上最大規模といわれる上海万博への訪問と合わせ、中国の学友たちとの交流を深めませんか?中国の学友たちの活躍をその目で見、彼らの思いを直接聞くチャンスです!詳しくはこちら↓↓↓
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/sp-info/index.html

以上 内容は、下記(財)ロータリー米山記念奨学会のホームページからご覧下さい。
印刷する場合も下記PDF版を表示してから印刷してください。
(とじ代があること、ページ数が少ないなどの利点があります)
http://www.rotary-yoneyama.or.jp/summary/pdf/highlight120_pdf.pdf
注)現在PDFファイルのみでの提供となっています。

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下記のページから【無料】でダウンロードできますのでぜひどうぞ。
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(財)ロータリー米山記念奨学会 http://www.rotary-yoneyama.or.jp/

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