5月21日~25日

5月21日

午前中に耳の不自由な子どもたちが通う学校を訪ねました。子どもたちはスウェーデン語、英語、手話、そして子どもによってはさらに母国語の勉強をしなければならないとのことでした。しかし、子どもたちは楽しそうに授業に取組んでおり教室には笑顔がたくさんありました。

昼食はGoteborg-Backa RCのランチミーティングにて。

午後は高齢者施設を見学しました。施設では高齢者がどのような世界で生活しているのかを職員が視界を悪くした眼鏡や触覚を遮る厚い手袋を着用して体験する研修を行っているとのことでした。相手を理解しなければ適切な援助、介護はできないという基本はスウェーデンでも日本でも共通しています。

居室は電動ベッドのみ施設が用意し、他の家具はご本人の思い入れのあるものを使っています。そして、ここの施設でもすべての居室に移乗用のリフトが完備されていました。

5月22日

今日はChristerさん夫妻とともにセーリングを楽しみました。私はセーリングは今回が始めてでしたが風が心地よくとても楽しかったです。

5月23日

今日はMarstrandという島にあるBeritさんのサマーハウスを訪れました。

サマーハウス近くには窃盗等の受刑者が造った要塞があります。

5月24日

午前中はAGRENSKAという難病の子どもやその家族を支える施設を訪問しました。社会資源を結びつけ子どもたちの未来を支援する施設には70名の様々な職種のスタッフのチームワークが不可欠だと感じました。

様々な機能を持った施設が揃っています。

昼食はFrolunda RCにて。

午後は日本で言う児童相談所のようなところを見学しました。スウェーデンでは児童虐待よりも薬物依存や精神疾患等により子どもを養育できないという問題の方が多いようです。

また、来年からGoteborg市の区が20から10に変わるとのことで地区によって生じた行政サービスの格差(低所得者、失業者が多い地区は劣悪)の解消が期待されているとのことでした。

夕食はLangedrag RCにて。本日2回目のプレゼンテーションでした。

5月25日

午前中は買い物を。スウェーデンは織物、ガラス、木工品等デザインが優れたものがたくさんあります。また、今年は王室の結婚式があるとのことで王室関連のグッズがたくさんお店にありました。

午後に私たちはMolndalに移動し、最後のホストファミリーと出会いました。

昼食後はMolndal博物館を見学し産業の変遷を学びました。現在、MondalにはAstraZeneca社があり化学とテクノロジーの町です。

その後、私たちはコミュニティセンターを訪れMolndal地区の説明を受けました。日本とスウェーデンでは福祉、医療のシステムが異なりますが、どちらが優れているのかではなく、そこに住む人々が納得して生活できていることが何より重要だと感じました。

コミュニティセンターの玄関前にはスウェーデンと日本の国旗、そして桜が咲いていました。