5月17日 Vanersborg

今日は個別の職業研修のため私たちは再度、Vanersborgに移動しました。

私は認知症の方の生活状況を学ぶためVanersborg kommunをまず最初に訪れ、福祉課のMarithaさんに市の福祉についての概要を聞くことができました。スウェーデンでも高齢者福祉の財源を削減しようとする動きがあり、色々とセーブしなければならないことがあるとのことでした。日本も抱える福祉の充実と財政の問題の解決は険しい道のりであると実感しました。

その後、実際に認知症の方が生活している施設に移動し、生活状況を見学しました。施設は定員60名で日本のグループホームのような雰囲気の施設でした。居室や食堂の作りも日本と似ておりましたが、各居室に介助者の身体的負担を軽減できるよう福祉用具(移乗用のリフト)が設置されている点やスタッフのためのジムが完備されているところが日本ではみられない風景だと思いました。

移乗用のリフトです。これで車椅子やシャワーチェアに移ることができます。

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食堂の椅子には移動しやすいように脚に工夫が施されています