ろう学校

5月17日 午前中は個別プログラムでVanersborg市のろう学校に行き、念願のスウェーデン手話を学び、学生さん達とコミュニケーションを図ることができました。また昼はランチ(給食)を先生方と一緒に食べ、いろいろと話をする事ができました。(給食は美味しかった!)
学生の皆さん、先生方は、本当に涙が出るくらい親切でした。時間が全然足りなく半日ではなく、もっと皆さんと一緒にいたかったです。

ほとんどのクラスは先生が2人で指導します。一人はマイクを使い難聴者に聞こえるように。もう一人はろう者に手話通訳を行います。先生は全員、手話も英語も話をすることができます。私のつたない英語と日本手話を先生がスウェーデン手話に。そして学生のスウェーデン手話を英語に訳してくれました。みんなでお互いにそれぞれの国の手話を勉強致しました。
先生は普通に話をする時でも、手を動かし、体を使って話をしてくれるので、英語が苦手な外人にはとても分かりやすかったです!
ちなみに学生のみなさんは英語も勉強しているので、本当に上手な英語を使っていました。

ドラマルームでの授業は一週間に1度あります。床にうつ伏せに寝ると床から振動を感じられ、音楽が体で感じることができます。
また演劇の練習等にも使うそうです。
 
基本的に盲人は普通学校に通いますが、ろうあ者はろう学校に通い手話で学ぶことができます。

 ※授業は手話、口話などを用い、それぞれのレベル(ろう、難聴、人工内耳など)に合わせて行います。また最近はコンピューターを活用した授業も支流だそうです。
一番遠くから通っている学生は3時間半かけてタクシーで通ってくるそうです。もちろんタクシー代は政府が出します。また学生は近くのグループホームのような所から通うこともできます。学生の給食はもちろん無料。(職員は有料)
 先生は転勤がないので、専門に手話を用いて教育を行うことができます。また看護師、臨床心理士、言語聴覚士、コンピューター等のメンテナンスを行う職員など、多種多様の職員が学生をサポートしておりました。
 週に1度ろう学校に通い、他の日は普通学校に通っている学生もいました。そのような学生に対しては、ろう学校と普通学校の先生がお互いに話し合いプログラムを作り支援を行っているそうです。
 福祉の進んでいるスウェーデンでも、やはりろう学校に対しての偏見もあるようですし、就職を見つけるのもなかなか厳しいのが現実のようでした。健聴者の話し言葉と、ろう者の手話文法の仕組みの違い、全てのテレビに字幕がついていない、手話ニュースが少ないなど共通の問題点などを話すことができ、本当に本当に勉強になる時間でした。

I learned Swedish sign language from students. 
I came from Japan on May 1. I got possible to do it by Swedish sign language.