国際ポリオ・プラス活動ニュース
2510地区ポリオプラス委員会
野生型 ポリオ症例数
ポリオ | 国 | 2016年 今年になって |
2015年 同時期 |
2015年度 合計 |
麻痺が発生した 最後の年月日 |
常在国 | パキスタン | 2 | 10 | 54 | 2016年2月22日 |
アフガニスタン | 0 | 0 | 20 | 2015年12月20日 | |
合計 | 2 | 10 | 74 |
※2016年2月29日現在
≪GPEI最新 資金提供ニュース≫
ビル&メリンダゲイツ財団は、WHOへ7500万米ドルを2016年の最初の寄付を行いました。又同財団は、1800万米ドルをアフガニスタン、インド、パキスタン、チャド、南アフリカ、そしてユニセフ本部のサポートスタッフに寄付しました。更に同財団は、ユニセフに2950万米ドルをワクチンの補充分として寄付しました。
国際ロータリーは、3500万米ドルをパキスタン、アフガニスタンのポリオ撲滅活動にたいして補助すると発表いたしました。
≪日本のポリオ環境サーベランスについて≫
我が国では現在ポリオの発症は見られません。感染源調査として、ポリオウイルス糞便検査ワクチン接種後2ケ月を経過した健常児の糞便より、全国約15都道府県、約1000検体の調査を行ってきました。2012年から不活化ワクチン(IPV)の使用を開始しましたが、IPVはポリオウイルス感染の発症は抑えることは出来ますが、感染は起きます。感染は殆ど不顕性ですが、ワクチン株からの感染は4例報告され、病原体サーベランスが重要です。これにより、平成25年度より高感度環境水ウイルスサーベランスが必要となり実施されています。