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ポリオプラス

ポリオプラス委員会より

2020.05.07

国際ポリオ・プラス活動ニュース

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】

ポリオ 2020年1月1日
~4月28日
2019 2018 2017 2016
常在国 パキスタン 45(△11) 145 12 8 20
アフガニスタン 11(△9) 29 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 0 4
世界合計   56(△20) 174 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


本年4月28日までに報告されたポリオの症例です。パキスタン11症例、アフガニスタン9症例の新規の報告があり、今年に入って全世界で野生型ポリオ発症例は56名となりました。ナイジェリアでは引き続き新規の症例の発生がありません。。

【2020年3月30日、新型コロナウイルスおよびポリオ根絶活動への影響に関するロータリーの声明が出されました】
「新型コロナウイルスおよびポリオ根絶活動への影響に関するロータリーの声明-ポリオとの闘いに対してロータリアンが強いコミットメントを保ち、これまでの成果を水の泡としないことが何よりも重要です」
 
世界のどこであろうと、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けていない人は誰一人としていないようです。ワクチンがまだ存在しないウイルスのパンデミック(世界的大流行)に直面する今、ポリオ根絶活動をどのように続けたらよいのかと考えているロータリアンもいるでしょう。ひと昔前、世界はポリオウイルスによって同じような状況に直面していました。
 
新型コロナウイルスのパンデミックに対応するには、全世界の連帯、そして世界規模の緊急活動が必要とされます。既に数千人の従事者を有し、研究所と監視システムの大規模ネットワークを備えた世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)は、各国での対応支援のためにこのリソースを活用できるようにする道徳的義務があります。
 
世界公共保健における結束がかつてないほど強まる中、ロータリアンが構築を支援してきたポリオ根絶のインフラが、多くの保健ニーズだけでなく、新型ウイルスへの対応と拡大抑止のために既に活用されています。ポリオ根絶の従事者と資産が重要な存在となっているナイジェリア、パキスタン、アフガニスタンでは、GPEIパートナー団体の全スタッフが、監視、保健従事者の研修、感染経路の追跡にあたっています。また13カ国で、新型コロナウイルスの対応と対策のために、ポリオ根絶活動のボランティアが配置されています。
 
ロータリーは、新型コロナウイルスによる緊急事態がポリオ根絶プログラムの一部に影響を及ぼしていることを認識しています。現在直面する新たな課題に取り組むと同時に、最も重要なのは、すべての子どもに安全にポリオワクチンを投与できるよう、ポリオ根絶へのコミットメントを維持し、今年度のファンドレイジング目標である5000万ドルを集めることです。新型コロナウイルスの影響により、ポリオ根絶に対する注目が逸れることは理解しています。だからこそ、ポリオとの闘いに対してロータリアンが強いコミットメントを保ち、これまでの成果を水の泡としないことが何よりも重要です。
 
ポリオ根絶活動へのコミットメントを維持することが必須です。ポリオ根絶の取り組みが新型コロナウイルスへの対応をどのようにサポートしているかを、こちらからご覧ください。ポリオ根絶のためのご寄付はこちらからお願いいたします。
 
【ロータリークラブが新型コロナウイルスとの闘いを支援】
新型コロナウイルスの猛威により世界に不安と困難な状況が広がる中、ロータリー会員と参加者たちが画期的な方法で支援し、離れていても手を差し伸べる方法があることを示しています。奉仕と行動を大切にするロータリー会員は、地域社会で率先してプロジェクトを立ち上げ、支援を必要とする人びとへの援助を行っています。しかし、多くの地域で生活が急変しており、保健専門家らは、人びとが互いの距離を空け、感染力の強いこのウイルスの拡大防止のために必要であれば自己隔離することを呼びかけています。
 
「疾病の予防と治療」はロータリーの主な活動分野の一つです。これまでも会員は、適切な手洗いや感染予防法について啓発活動を行い、医療従事者への研修や医療機器を提供してきました。現在は、各地の保健当局による新型コロナウイルス情報の周知を援助し、パンデミック(世界的大流行)によって多大な負担を強いられている医療施設や病院に防護用品を寄贈するといった活動を行っています。現在までに、さまざまな方法で会員が地域社会を支援しています。詳細はこちらの記事をお読みください。
 
【ポリオ根絶のため島一周576kmを自転車ではしる】
フィリピンで予防接種率が低下していることを受け、セブ・ロータリークラブは、予防接種の必要性を親たちに伝える活動を行いました。目標は、ポリオのようなワクチンで予防できる病気の発生を予防するのに必要な95%の予防接種率を確保すること。クラブ会員は、セブ島を1周する576kmの道のりを三日間かけて自転車で走破しまして認識向上に取り組みました。また、保健省や地元当局と協力して、ルート沿いの地域社会で大規模な予防接種イベントを開催し、ポリオプラス基金への寄付として2万ドルを集めました。

ポリオプラス委員会より

2020.03.31

国際ポリオ・プラス活動ニュース

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】

ポリオ 2020年1月1日
~3月25日
2019 2018 2017 2016
常在国 パキスタン 34(△22) 144 12 8 20
アフガニスタン 2(△2) 29 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 0 4
世界合計   36(△24) 165 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


本年3月25日までに、パキスタン22症例、アフガニスタン2症例の新規の報告があり、今年に入って全世界で野生型ポリオ発症例は36名となりました。ナイジェリアでは新規の症例の発生がありません。

【ポリオ担当チームが新型コロナウイルスへの対応を支援】
ポリオ根絶プログラムではこれまで、ポリオウイルスの特定やワクチン配布キャンペーンを通じて大規模なインフラを築いてきました。各国のポリオ根絶担当チームは、このインフラを新型コロナウイルス(COVID-19)への対応に活用することで、感染リスクにさらされやすい人、特にポリオ常在国の人びとを新型コロナウイルスから守るべく支援に乗り出しています。パキスタンやナイジェリアといった国では、何十年ものポリオ根絶活動の経験が、政府による新型ウイルス対策の支援に役立てられています。
 
1)パキスタン
パキスタンのポリオ根絶プログラムは、ウイルス感染経路の特定や地域社会への働きかけにおいてほかのどの保健プログラムよりも豊富な経験を有しています。パキスタン政府による新型コロナウイルスへの対応と対策にあたり、ポリオ根絶チームは力強い支援を提供できる立場にあります。
 
同国では現在、ポリオ根絶チームが特にサーベイランス(監視)と認識向上に力を入れて援助にあたっています。政府と密に協力しながら、チームは新型ウイルスの監視にあたる280人の保健当局者を3週間で研修したほか、ポリオのデータ管理システムと統合させた新たなデータシステムの開発を支援しました。研修を受けた人がほかの人を研修する、という仕組みにより、6260人以上もの保健従事者が研修を受け、通常のポリオ監視に加えて新型コロナウイルスの監視も行っています。この取り組みは、新型ウイルスの感染が続く限り行われます。
 
政府とWHO緊急チームの補足戦力となるポリオ根絶チームは、新型コロナウイルスの感染経路の特定や6カ所の研究所における検査の改善にも協力し、感染者数の急増や旅行者の経路特定に備えて研修を受けています。イスラマバードにあるポリオ地域研究所でも、高まる需要に応えて新型コロナウイルス検査の技術的サポートが行われています。
 
これまでにない新型の感染症であるため、ポリオ担当スタッフらは、健康リスクに関する正確な情報を広く伝えるとともに、懸念する人びとの声に耳を傾けています。パキスタン政府が以前に設置したポリオの全国ヘルプラインは、現在、新型コロナウイルスに関する情報発信にも活用されています。最初の感染者が報告された後、ポリオチームはこのヘルプラインの活用をすぐに開始。SNSなどポリオ予防接種の周知に使われていた手段は、現在、新型コロナウイルスに関する正しい情報の拡散に使われています。また、テレビCMも放映されています。今後もチームがさらに多くの人を研修し、ウイルス拡散抑止のメッセージを広げていきます。
 
2)アフガニスタン
現在、ポリオ根絶プログラムで急性弛緩性まひ(AFP)の報告を行っている地域ボランティアたちは、ポリオだけでなく、新型コロナウイルスの感染防止のために手洗いの推進も行っています。同様に、UNICEF(国連児童基金)もそのネットワークを通じて手洗いや衛生に関する情報を拡散しています。
 
現地のスタッフは、AFPの子どもを確認するために定期的に保健施設を訪問する際、新型コロナウイルスの感染の疑いがある人を確認し、報告しています。また、ポリオプログラムのスタッフが研修を行い、新型コロナウイルスに関する保健従事者の対応力を高めています。
アフガニスタンのWHOポリオチームは現在、同国政府が主導する幅広い新型コロナウイルス対策との連携を図るための拠点を設けています。また、地域レベルのポリオチームが、公共保健大臣や非政府団体、その他のパートナー団体と密に協力しながら、新型コロナウイルス対策を強化しています。
 
3)ナイジェリア
「現場で政府をサポートするようWHOが一番最初に連絡したのはポリオ担当チームだった」と話すのは、ナイジェリアのWHOポリオチーム責任者、フィオナ・ブラカさんです。
新型コロナウイルスの感染例が2件報告されているオグン州とラゴス州では、WHOのポリオプログラムの医療スタッフ50人以上が、長年にわたるポリオウイルスとの闘いで学んだ知識を生かし、感染抑止に全力で取り組んでいます。これらのスタッフは、統合されたサーベイランス、接触の追跡、データ収集と分析にあたっています。米国疾病対策センター(CDC)が支援する「Stop Transmission of Polio(ポリオ感染抑止)プログラム」に携わる公共保健専門家らは、そのスキルを新型コロナウイルスの調査に役立てています。
 
通常はポリオ根絶活動の調整を行っているWHOの現地事務局は、新型コロナウイルス対策の拠点としてもその機能を拡大させています。また、新型ウイルス対応のために電話や車両、運営サポートも提供しています。
新型コロナウイルスの感染者が報告されていない州では、ポリオ担当スタッフが備えを支援しているほか、ポリオ根絶活動のインフラがウイルス監視の強化に役立てられています。ポリオ担当スタッフらは政府関係者と密に協力し、新型コロナウイルス対応のプロトコルについての研修を支援し、ウイルスに関する住民への情報提供を行っています。また、感染の危険にある現場の保健従事者を研修する特別な取り組みも行われています。
 
4)ポリオ常在国以外
世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)の一環であるStop Transmission of Polio(ポリオ感染抑止)プログラムで研修を受けた人たちが、世界13カ国で新型コロナウイルスの対策と対応を積極的に支援しています。普段はポリオ発生への対応にあたっているWHOのアフリカ地域事務局の緊急対応チームも、アンゴラ、カメルーン、中央アフリカ共和国といった国での対策を援助しています。このほかの事務局のポリオ担当スタッフも、新型ウイルスの抑止と対応にあたるスタッフをサポートする準備を進めています。
 
ポリオ根絶活動において、私たちは伝染病がもたらす悲惨な影響を目にしてきました。この経験を踏まえ、新型コロナウイルスの軽減と拡大抑止のために、これまで培ってきた知識とリソースを投入して各国の保健システムを全力で支援するとともに、引き続き連携してポリオ根絶活動を続けていきます。
 
【ポリオ根絶の支援のため、世界のロータリーリーダーが パキスタンを訪問】
国際ロータリーの代表団がパキスタンを訪れ、イムラン・カーン首相、ザファル・ミルザ保健相、カマル・ジャベド・バジュワ陸軍参謀長、パキスタン・ポリオ全国緊急運営センター長のラナ・サフダル博士をはじめとする政府リーダーと会合しました。
 
ロータリー代表団には、2020‐21年度国際ロータリー会長ホルガー・クナーク氏、2020‐21年度ロータリー財団管理委員長 K. R. ラビンドラン氏、ロータリーのインターナショナル・ポリオプラス委員長マイケル K. マクガバン氏が参加。また、パキスタンにおけるロータリーのポリオ根絶活動を先導する次期ロータリー財団管理委員アジズ・メモン氏も同行しました。
パキスタン政府リーダーは、ポリオ根絶におけるロータリーの重要な役割と、パキスタン、およびポリオの脅威にさらされているほかの国へのロータリーによる資金援助を高く評価しました。ポリオ根絶活動において、ロータリー会員はこれまで21億ドル以上を寄付し、莫大な時間をボランティア活動に捧げてきました。
 
ロータリーは、世界的なポリオ根絶活動を他に先駆けて開始した団体として認められています。1988年にロータリーが世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)を結成した際、世界ではポリオの症例が毎年35万件発生していました。今日、ロータリー、パートナー組織、各国政府からの支援により、ポリオの発症数は99.9パーセント以上減少しています。
 
今回の会合でカーン首相は、パキスタン国内におけるポリオ根絶の新たな課題を認識した上で、パキスタンがポリオ根絶を最優先として掲げることを確認しました。同国政府はすでに、ポリオ予防接種の管理において効果的な一連の措置を組織的に導入しているほか、同国でポリオが再流行しないよう、必要なリソースを投入しています。バジュワ陸軍参謀長は、国内のすべての子どもにポリオワクチンが行き届くよう、陸軍と市民部隊の両方がロータリーの代表団を全面的に支援し、協力していくことを約束しました。
 
ザファル・ミルザ保健相は、ポリオ根絶活動の強化を確認した上で、前回の全国ポリオ予防接種活動で約4000万人の子どもが予防接種を受けたことに言及しました。
ホルガー・クナーク氏は、本訪問の結果への満足感を示すと共に、ポリオ根絶におけるパキスタン政府の尽力を称えて次のように述べました。「パキスタンのリーダーと会談し、ポリオという疾病を永遠になくすためにパキスタンが行っている新たな活動について知ることができ大変嬉しく思います。政府と陸軍からの支援があれば、パキスタンはこの使命を完遂させるに違いないと確信しています」
K. R. ラビンドラン氏もこれに同意し、次のように加えました。「ポリオ根絶は、社会全体からの支援を必要とする大規模な活動であり、ポリオによってこれ以上子どもが身体まひに苦しむことがないようにするという私たちの究極の目標です」
 
パキスタンへの訪問中、ロータリー代表団はパキスタンのロータリーリーダーとも面会しました。パキスタンには、230以上のロータリークラブがあり、約3400人のロータリー会員が活動しています。また、GPEIのメジャードナー(大口寄付者)とも会談し、全国緊急運営センターも訪問しました。ここでは、ハイテクのデータ収集システムにより、リアルタイムで根絶活動の進展をモニタリングしています。
野生型ポリオウイルスの発生が引き続き報告されている国はアフガニスタンとパキスタンのみですが、不安定な情勢、紛争、脆弱な保健システムといった問題点により、世界的なポリオ根絶の最終局面が最も困難であることが実証されています。これらの障害に立ち向かい、根絶活動を引き続き強化していくには、寄付者や各国政府からの資金援助とサポートが不可欠です。
 
【2020-21年度ロータリー財団地域コーディネーター(RRFC)からのお知らせ】
「昨年度の実績を踏まえて話し合った結果、次年度の日本の目標を次の通りといたします。」
 
ポリオプラス基金
・1人当たり30ドル(日本全体約270万ドル)
 
引き続きポリオ根絶活動をご支援ください。ロータリーへのご寄付には、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から2倍額が上乗せされます

ポリオプラス委員会より

2020.03.02

国際ポリオ・プラス活動ニュース

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】

ポリオ 2020年1月1日
~2月26日
2019 2018 2017 2016
常在国 パキスタン 12(△6) 144 12 8 20
アフガニスタン 0 29 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 0 4
世界合計   12(△6) 165 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


2020年になり、2月26日までに、パキスタンで新たに6症例の報告があり、今年に入って全世界で野生型ポリオ発症例は12名となりました。しかし、今のところ、アフガニスタン・ナイジェリアでは新規の症例の発生がありません。

【ポリオ根絶 次はパキスタン】

 
2019年12月、パキスタンのNIDs(全国予防接種日)に参加された大和 豊子さん(岡山南ロータリークラブ、チームポリオジャパン)の記事がロータリーボイスに掲載されました。以下に転載します。

GPEI(世界ポリオ根絶推進活動)から毎週報告される野生株ポリオ発症数は、2018年の33例(パキスタン12例、アフガニスタン21例)と比べて、2019年は173例(パキスタン144例、アフガニスタン29例)とパキスタンで爆発的増加を示しています(2020年2月4日現在)。2020年にも新たな症例が報告されており、非常に厳しい現実です。2019年12月、パキスタンのNIDs(全国予防接種日)に2日間参加した私たち「チームポリオジャパン」の13人は、現地のロータリアンから「2020年の発症を0にする」という意気込みを聞いたばかりでした。
 
(2019年の発症例が) 三桁となっている理由は、ワクチン接種を拒否する人が依然として多いこと、またSNSなどで流れる誤った情報でポリオワクチンへの恐怖心があおられていることだということで、これから少しの間はまだ増えるかも知れないな~と心配しています。
 
パキスタンのNIDsでは2日間とも、戸別訪問による生ワクチン投与活動を行いました。初日は現地のロータリアンがホテルに迎えに来てくださり、マイクロバスで出かけました。街中にも警護兵、装甲車が散見され、まだ安全とは言い切れない印象を受けました。
 

 
1日目はポリオサポートセンターから始まり、ロータリーの支援を受けたソーラーシステム・水フィルター設備を視察。「安全な水を供給することで、人びとを集め、ワクチンの必要性をアピールする方針」だそうです。次いで、ガルシャン・タウンというカラチのスラム街に入りました。比較的穏やかな雰囲気で、拒絶する家族はほとんどいません。ポリオワーカーは携帯用の冷却ポーチを持って行動していました。
 

住民票代わりの台帳を作成していましたが、壁に記録をチョークで書いてから、台帳に転記していました。記録するのは、「何月何日、何人の子どもにワクチンを投与」とか「この家に遊びに来ていた子どもで投与したのは何人」、「次はこっちの方向に行く」といったことです。
 

 
午後からは何百キロという遠方から高速バスでカラチに入ってくる子どもたちにワクチン投与をする作業でした。高速道路の要所に「PTP」(Permanent Transit Post)というロータリーが支援する予防接種の常駐所が設けられており、高速バスをここに誘導します。通れないほど超満員のバスの中に、警護兵とポリオワーカー、ロータリアンが乗り込み、かき分けるようにして5歳未満の子どもを見つけては、左手小指の油性ペンマークを確認して、マークのない子どもにワクチン投与するのです。「もうしている」とか「しない」と強い口調と目つきで拒否する父親も多く見られました。
 
2日目はマチャーコロニーという最底辺のスラム地域で、初日より拒絶する家族が多い印象でした。「困っているイスラム教徒はすべて受け入れる」というパキスタンの人は、自分の食べるものを分けてでも助けたいという気持ちのようで、アフガニスタンやバングラデシュからここに住みついた人も多いそうです。ここでも、クリーンウォーター供給施設を見学しました。午後はカラチ・カントンメント駅でのワクチン投与活動。すごい人混みで、なかなか立ち止まって説明を聞いてくれる人はいません。パキスタンの人びとに、ポリオに感染してまひが起きるとその子の人生に大きなハンディーキャップを負わせるということ、それがワクチンという手立てで予防できることを知ってもらうことは、非常に重要です。
 

  
2度も水供給施設を視察したのは、ワクチン投与よりもまず必要なのは安全な水、という人びとの声に配慮し、水を汲みに来た人たちにワクチンの重要性をアピールすることを第一の戦略と考えているからです。チームポリオジャパンに急遽同行したイスタンブールのガバナーエレクトから、「クリーンウォーター施設設置を、日本の地区あるいはクラブと合同で支援できないか」と提案がありました。検討の余地がありそうです。
 
パキスタンのポリオ根絶活動を成功させるために、パキスタン政府、パキスタンのロータリアンも多大な努力をしています。彼らの行動を高く評価し、物心ともに支えて行くことが大切だと思っています。

ポリオプラス委員会より

2020.02.05

国際ポリオ・プラス活動ニュース

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】

ポリオ 2020年1月1日
~1月29日
2019 2018 2017 2016
常在国 パキスタン 6 136 12 8 20
アフガニスタン 0 29 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 0 4
世界合計   6 165 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


2020年になり、1月29日までに、パキスタンで6症例の報告がありました。しかし、今のところ、アフガニスタン・ナイジェリアでは新規の症例の発生がありませんでした。

【ロータリーとゲイツ財団がポリオ根絶資金の上乗せを延長】
ロータリーとビル&メリンダ・ゲイツ財団は、1月22日、ポリオ根絶に年間1億5000万ドルを投入するための長期パートナーシップを継続することを発表しました。この提携の下、ロータリーは今後3年間、毎年5000万ドルを拠出することを目標に掲げ、ゲイツ財団がロータリーの拠出金に対して2倍額を上乗せすることとなります。
 

 
サンディエゴ(米国カリフォルニア)で開催中の2020年ロータリー国際協議会で流されたビデオメッセージの中で、ビル・ゲイツ氏は、ロータリーとのパートナーシップを継続する必要があると述べました。
「ポリオ根絶活動において、ゲイツ財団とロータリーとの長年のパートナーシップは不可欠となってきました」とゲイツ氏。「このため、ロータリーの募金における2倍の上乗せを延長することとしました。」さらにゲイツ氏はこう続けました。「ともにポリオ根絶を実現できると信じています」
 
この資金は、疾病のサーベイランス(監視活動)、技術支援、予防接種活動の運営支援など、ポリオ根絶活動に充てられます。
ロータリーとゲイツ財団のパートナーシップによりこれまで20億ドルが生み出されたほか、1985年にポリオプラス・プログラムが開始されて以来、ロータリアンはボランティアとしてポリオ根絶活動に無数の時間を捧げてきました。ご寄付には、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から2倍額が上乗せされます。endpolio.org/jaからポリオ根絶の情報をご覧いただき、ご支援をお寄せください。
 
国際協議会でのゲイツ氏のビデオメッセージをご覧ください。

https://cdn2.webdamdb.com/md_sS3Ly3y40Py1.mp4?1579703640

ポリオプラス委員会より

2020.01.06

国際ポリオ・プラス活動ニュース

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】前月比パキスタン+10、アフガニスタン+3

ポリオ 2019年1月1日
~11月20日
(△前月比)
2018年 2017年 2016年
常在国 パキスタン 101(△15) 12 8 20
アフガニスタン 24(△3) 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 4
世界合計 125(△18) 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


残念ながら、今月もパキスタン、アフガニスタンでは症例数の増加がありました。しかし、ナイジェリアはこの3年間、新規の症例の発生がない状態が続いています。

【『リーチング・ラストマイル・フォーラム・イン・アブダビ』で世界のリーダーたちが一堂に会す】
2019年11月19日にアブダビで開催された『リーチング・ラストマイル(RLM)・フォーラム・イン・アブダビ』で世界のリーダーたちが一堂に会し、世界ポリオ根絶推進活動の『ポリオ根絶・エンドゲーム戦略計画2019-2023』に必要な資金調達の第一段階として26億米ドル(約2823億円)を拠出し、ポリオ根絶に取り組んでいくことを確認しました。
 
今回の誓約ベントは、3種類ある野生型ポリオウイルス株のうち2種類が世界から根絶され、現在蔓延している野生ポリオウイルスが1型(WPV1)のみになったという先月の重大発表を受けて開催されたものです。さらに、野生型ポリオウイルスによる症例を抱えるアフリカ最後の国・ナイジェリアでも、2016年以降、野生ポリオウイルスの発生が確認されていないため、WHOアフリカ地域全域が2020年にもポリオのない地域として認定される可能性が出てきました。医療従事者や各国政府、ドナー、パートナーの献身的な貢献により、野生型ポリオウイルスが蔓延している国は現在パキスタンとアフガニスタンの2カ国のみとなっています。
 
世界保健機関局長であり、ポリオ監視委員会委員長も務めるテドロス・アダノム・ゲブレイェスス博士は次のように述べています。
「世界最大規模の医療従事者のサポートから、すべてのこどもたちに対するワクチン投与まで、世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)はポリオのない世界の実現を推し進めているだけでなく、他のさまざまな医療ニーズに対応する上で不可欠な保健インフラも構築しています。本日発表された寛大なご寄付について大変嬉しく思っており、また私たちを支援している各国政府やドナー、パートナーにも感謝しております。とりわけ、今回のGPEIの誓約イベントを主催し、またポリオ根絶においても長期にわたり支援されているアブダビ皇太子のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下に感謝の意を申し上げます」
 
本日発表された誓約により、ポリオ根絶の取り組みは大きな局面を迎えることになります。一方で、一貫性のないキャンペーン内容や、不安定な状況、紛争、膨大な人口の移動、そして中にはワクチン投与を拒否する保護者がいるなど、このような問題がすべてのこどもたちをポリオから守る際の妨げとなっており、またパキスタンとアフガニスタンにおいて野生型ポリオウイルスの蔓延が今なお続いている現状の原因でもあります。さらに、すべてのこどもたちにワクチン投与が行き届いていないアフリカやアジアの一部でポリオウイルスに対する免疫が低くなっており、その結果、希少種のポリオウイルスも発生しています。このような問題を克服し、毎年4億5000万人のこどもたちをポリオから守るため、今回、各国政府やドナーが、ポリオ根絶・エンドゲーム戦略計画に対して32億7000万ドル(約3500億円)という多額の財政拠出を新規に行うと発表しました。
 
誓約は次の多様なドナーから提供されます。
今回の誓約イベントを主催したアブダビ皇太子のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下(1億6000万ドル/約174億円)。
 
各国政府は次の通り。米国(2億1592万ドル/約233億円)、パキスタン・イスラム共和国(1億6000万ドル/約174億円)、ドイツ(1億505万ドル/約114億円)、ナイジェリア連邦共和国(8400万ドル/約91億円)、ノルウェー(1083万ドル/約12億円)、オーストラリア(1029万ドル/約11億円)、日本(740万ドル/約8億円)、ルクセンブルグ(222万ドル/約2.4億円)、ニュージーランド(135万ドル/約1.5億円)、スペイン(11万6000ドル/約1300万円)、リヒテンシュタイン(10万ドル/約1000万円)。

GPEIのパートナーは次の通り。ビル&メリンダ・ゲイツ財団(10億8000万ドル/約1172億円)、国際ロータリー(1億5000万ドル/約160億円)。慈善団体は次の通り。ブルームバーグ財団(5000万ドル/約54億円)、ダリオ財団(2500万ドル/約27億円)、タヒル財団(1500万ドル/約16億円)、国連基金(640万ドル/約6.9億円)、アルワリード財団(200万ドル/約2.1億円)、チャリーナ恒久基金(100万ドル/約1.8億円)、寧夏燕宝慈善基金(100万ドル/約1.8億円)。民間セクターは次の通り:アハメド・アル・アブドゥラ・グループ(100万ドル/約1.8億円)、アル・アンサリ・エクスチェンジ(100万ドル/約1.8億円)、カスタ・テクノロジーズ(34万ドル/約3700万円)。
また今月上旬には、英国が最大5億1480万ドル(約560億円)をGPEIに拠出すると発表しています。
 
アラブ首長国連邦(UAE)の閣僚であり国際協力担当国務大臣を務めるリーム・アル・ハーシミー氏は次のように述べています。
「今回はアブダビでGPEIの誓約イベントを主催でき光栄に思っており、ポリオ根絶に向けたたゆまぬ貢献をされている参加者の皆さまにも感謝いたします。2014年の設立以来、エミレーツ・ポリオ根絶キャンペーンではこれまでにパキスタンの最僻地の一部において4億3000万本以上のポリオワクチンを提供してきました。私たちは子どもたちを最後の一人までポリオから守るという使命を固く守り、力を合わせることでポリオを過去のものとして歴史のページに刻むことができると信じています。」
 
すべての子どもたちをポリオから守る際に妨げとなっている問題の克服に加え、この資金を活用することで、GPEIが構築したリソースやインフラが現在の、そして将来のあらゆる保健ニーズも支えていくことになります。ポリオ根絶に携わるスタッフはビタミンAサプリメントの提供、麻疹や黄熱病といった疾病のためのワクチン配布、授乳に関する新生児の母親へのアドバイス、そして疾病発生の予測・対応に関する疾病監視体制の強化といった業務に従事しています。また男女平等の推進や女性の地位向上に資する取り組みの一環として、GPEIはプログラムのすべての段階で女性が平等に参画できる環境を整えています。
 
ポリオが世界から根絶されるという未来は、個人から地域社会、地方自治体や政府からドナーまで、プログラムのすべての段階における皆さまの支援と関与に委ねられています。子どもたちにワクチンを投与するという戦略が申し分なく実施され、十分な財政支援を受けることができれば、すべてのこどもたちがポリオを心配せずに暮らせる世界を必ず実現することができるはずです。
  
【ナイジェリアでポリオ「ゼロ」を保つ】
ナイジェリア・ポリオプラス委員長ツンジ・フンショ氏による以下のポリオ最新情報をご覧ください。

 
どれほど多くの活動が、2019年世界ポリオデーに実施されたでしょう!10月24日の世界ポリオデーに合わせて無数の活動が行われました。10月24日という日は、初めてポリオワクチンを開発したジョナス・ソーク博士の誕生日が近いという理由で選ばれたもので、私たちは皆、この日の重要性を知っています。注射用のポリオワクチンであるソークワクチンは彼の名前に由来しています。世界中のロータリアンは、アドボカシー、認識向上、ファンドレイジング、現地活動という4つのテーマに沿って各地で盛大に、想像力豊かな方法で多くのプログラムを企画・実行しました。また世界ポリオデーでは、ナイジェリアで野生型ポリオの無発症期間が8月21日で3年を経過したことが祝われました。これまで多くの課題に直面してきたポリオ根絶活動における大きな前進です。
 
この祝賀の一環として、ナイジェリアのロータリアンは同国のポリオ活動家を表彰しました。これは最前線で子どもたちに経口ポリオワクチンを投与している人たちを称えるもので、トロフィー、楯、表彰状といった形で感謝が伝えられました。世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)の全パートナー団体の代表者や、国の多くの要人もこの表彰に出席しました。また、何千人もの人が参加したポリオ根絶活動支援の行進も行われました。この行進には、ナイジェリア政府やGPEIパートナー団体(WHO、UNICEF、米国疾病対策センター、ビル&メリンダ・ゲイツ財団)の代表者のほか、国内のパートナー団体であるSir Emeka Offor財団代表者であるエメカ・オフォー氏も参加。大手テレビ局で報道され、アドボカシー、啓発、意欲向上のためのメッセージやコンテンツがソーシャルメディアで発信されました。
 
ナイジェリア全体で、世界ポリオデーにちなんだ776もの活動がロータリアンによって実施され、endpolio.orgに登録されました。この数はブラジルに次いで2番目の多さ(米国と同数)です。 このナイジェリアでの祝賀はラゴスでフィナーレを迎えました。ロータリーのポリオ根絶大使(Ali Baba、Kate Henshaw、Sani Danja、Akiin Shuga、Phyno、Timaya)による喜劇、音楽、ダンスのパフォーマンスが披露された華やかな晩となり、ポリオプラス基金への募金も行われました。
 
祝賀を終えた今、私たちが焦点を置くべきは、世界全体でのポリオフリーが認定されるまでナイジェリアでの野生型ポリオウイルスによる症例数をゼロのまま維持することです。
今回の前進で満足するわけにはいきません。予防接種プログラムへの反感に対する対応と資金を募るためのアドボカシーにさらに注力するとともに、定期予防接種とサーベイランスの強化を継続していきます。

【今年も日本発: 世界ポリオデー2019】
10月24日の世界ポリオデーには、世界中で昨年を大きく上回る5,600件以上のイベントが実施されました。国別では、ポリオ予防接種に対する一般の関心が高いブラジルで最も多い1,257件、続いて米国の805件、ナイジェリアの779件となっています。日本からも108件のイベントの情報が寄せられ、全国で赤い「END POLIO NOW」のシャツを着た大勢のロータリー会員がポリオ根絶の募金や認識向上に奮闘しました。今年、日本で行われたポリオ根絶活動をいくつかピックアップしてご紹介します。

(1)第2770地区(埼玉東部)
ポリオサバイバーである小林操ガバナーのポリオ根絶に対する強い思いを受け、地区内の全74クラブが世界ポリオデーにイベントを実施しました。駅前での募金活動、街頭コンサート、ポリオサバイバーによる講演、ビル壁面スーパービジョン、プロジェクションマッピングなど、多岐にわたるイベントでポリオに対する認識を大きく高めただけでなく、世界ポリオデーの募金総額は地区全体で約350万円となりました。10月24日当日は、小林ガバナーが応援のためいくつかのイベント会場にかけつけ、地元メディアからのインタビューにも対応。地区が一体となってポリオ根絶に取り組んだ充実した一日となりました。「ロータリーはポリオ根絶まで、決して諦めない」と小林ガバナーは述べています。

(2)神戸南ロータリークラブ(兵庫)
8月25日、神戸ハーバーランド内スペースシアター特設ステージにて、ポリオ撲滅を目的としたエンドポリオへの認識向上と青少年の文化促進をマッチングさせたイベント「END POLIO ダンスフェス」が開催されました。当日はおよそ1500人が来場。出場したダンスパフォーマーは約600人、ボランティアスタッフは約30人、ロータリアンは20人と、大勢の参加によるビッグイベントとなりました。ステージ出演者や関係者は「あと少し」を合い言葉にビデオメッセージ(以下の動画参照)に協力し、編集後 SNS 等に公開しました。このイベントを通じて、健康で活発に自己表現ができる喜びを若者たちに感じてもらうと共に、世界にはまだポリオに脅かされている子どもがいることへの関心を促すことができました。

(3)第2510地区(北海道西部)
10月21日(月)、「ポリオ根絶チャリティー寄席」が札幌市豊平区にある慧林寺で開催されました。桂 枝光師匠の落語3席(酒の粕、天狗さし、雁風呂)と吉本興業の札幌事務所から「すずらん」のお二人の漫才が間に披露され、落語と漫才に大きな笑い声が本堂に響き渡りました。地区ポリオプラス委員長が来場者に向けてポリオ根絶に関する説明をしたほか、入口で地区ポリオプラス委員会が受付を担当し、募金箱に53,000円ほどの寄付が集まりました。

(4)碧南ロータリークラブ(愛知)
10月24日世界ポリオデーに午後7時から配信される「ポリオ根絶特別プログラム」配信動画鑑賞会を飲食店にて開催。店内設置のモニターで来店客と一緒に鑑賞し、ロータリークラブ公共イメージ向上のためのPRとポリオ根絶のための募金活動を行いました。

(5)境港ロータリークラブ(鳥取)
11月4日(月祝)に地元観光地「水木しげるロード」でクラブ会員によるポリオ根絶のための街頭募金活動を実施。連休で観光客や地元商店街の方々から、多くの関心と協力が寄せられました。年明けの1月13日(月祝)にも同様の活動を計画しており、次回は配布資料や掲示ポスターも増やし、さらにわかりやすく充実した活動にする予定です。
 


 
8月21日、ナイジェリアで野生型ポリオウイルスの症例が最後に報告されてから3年が経過し、来年にはアフリカ全土のポリオフリーが認定される可能性が出てきました。また、今年の世界ポリオデーには、野生型ポリオウイルス3型が根絶されたことをWHOが発表。2型は2015年に根絶されたため、残るは1型ウイルスのみとなります。ポリオに脅かされる子どもが一人もいない世界が実現するまで、粘り強く活動を続けていくことが重要です。
 
声を張り上げて募金活動にご参加くださった皆さま、工夫を凝らして認識向上に努めてくださった皆さま、またEndpolio.orgからイベント情報をお寄せくださった皆さまに、この場をお借りして心より感謝申し上げます。ありがとうございました!
 

ポリオプラス委員会より

2019.12.02

国際ポリオ・プラス活動ニュース

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】前月比パキスタン+10、アフガニスタン+3

ポリオ 2019年1月1日
~11月20日
(△前月比)
2018年 2017年 2016年
常在国 パキスタン 86(△10) 12 8 20
アフガニスタン 21(△3) 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 4
世界合計 107(△13) 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


残念ながら、今月もパキスタン、アフガニスタンでは症例数の増加がありました。しかしながら、ナイジェリアではこの3年間、新規の症例がありません。快挙が続いています。

【最後のマイルに到達するフォーラム】
11月19日、アブダビにて開催された「最後のマイルに到達するフォーラム(the Reaching the Last Mile (RLM) Forum in Abu Dhabi)」では、ポリオ根絶のために26億ドルもの誓約が世界からあつまり、世界で最も致命的な疾病の根絶に向けて国際的な関心を集めるとともに、世界のリーダーや市民組織、とりわけ根絶活動の起点となっているロータリーにとってポリオ根絶のラストスパートに貢献する機会となりました。
 
記事はこちら(英語)
  
【ポリオ根絶のための自転車レース】
このレースのために最も多くのDDFをお寄せいただいた地区には、ホルガー・クナーク会長エレクトが訪問する予定です。ポリオ根絶自転車レース(Miles to End Polio)にDDFを寄贈するには、11月30日までに、お手続きをお願いいたします。

DDFオンライン寄贈フォームは以下。
https://rotary.qualtrics.com/jfe/form/SV_9ztdKml8KEamNmt?Q_JFE=qdg
 
また、7月1日から2020年4月30日までにポリオプラス(自転車レースへの支援を含む)に最も多くのDDFを寄せた上位5地区は、ホノルルでの2020年ロータリー国際大会でのステージで発表されることとなります。

【2019年世界ポリオデー(10月24日)を終えて】

 
「世界ポリオデー」は、世界的なポリオ撲滅に向けた大きな成果をあげ続けています。「世界ポリオデー」の旗印のもと、世界中のロータリー会員が、クラブと地域との共同で、ポリオを永久に根絶させるための戦いを支援しました。世界の136か国の479地区で、4,000クラブが5,600ものイベントを実施しました。来年の計画を開始するのに早すぎることはありません。今年のWorld Polio Day Online Global Updateとこれらの独創的なイベントで成功した事例からインスピレーションを得て今後も各クラブで取り組んでください。この世界のイベントの紹介で、当2510地区も紹介されています。
 
Japan — Rotary District 2510 held a show with traditional standup comedy called Manzai and storytelling called Rakugo. The event taught guests about polio eradication and raised funds for PolioPlus. The Rotary Club of Kobe South, Hyogo, brought together 600 performers for its End Polio Dance Festival, which created broad awareness of Rotary and the fight to end polio.

ポリオプラス委員会より

2019.11.05

国際ポリオ・プラス活動ニュース

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】前月比パキスタン+30、アフガニスタン+3

ポリオ 2019年1月1日
~9月25日
2018年 2017年 2016年
常在国 パキスタン 76(△10) 12 8 20
アフガニスタン 18(△2) 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 4
世界合計 94(△12) 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


残念ながら、パキスタン、アフガニスタンでは症例数の増加がありました。しかしながら、ナイジェリアではこの3年間、新規の症例がありません。快挙が続いています。

【2510地区世界ポリオデー札幌駅前広場募金活動】

札幌駅前南口広場において10月24日(木)13時より14時の間、ポリオ根絶の募金活動を行いました。札幌市内のクラブを中心として16名の会員が参加して下さり、市民や旅行客の皆様より、61,235円の寄付を頂きました。

【慧林寺ポリオ寄席】
また、10月21日午後2時から羽部パストガバナーの慧林寺における毎年恒例の落語会において、「慧林寺ポリオ寄席」と題しポリオとロータリーの関わりについて5分ほどお話しし、募金活動行いました。こちらは市民100名、ロータリアン10名ほどの参加者があり、53,085円の寄付が集まりました。参加された皆様ありがとうございました。

【今月、ジョン・ヒューコ事務総長と6名のスタッフが、ポリオ根絶活動への支援を高めるために約164kmの自転車レースEl Tour de Tucsonに出場します】
 

 
https://www.endpolio.org/ja/poriogen-jue-notamenozi-zhuan-che-resu
なぜ自転車レースなのでしょうか。日本では耳慣れない方法ですが、世界ではレースを利用して慈善活動をアピールし、募金を集めることがよく行われます。今回、日本からの関心を高めるため日本人スタッフも参戦します。
 
ロータリーボイスより:寄稿者:加藤まさ氏(ロータリー世界本部事務局スタッフ)
「レース出場が決まって以来、寄付をお願いすることの難しさを実感しています。地区やクラブの財団委員長、小委員長、恒久基金/大口寄付アドバイザー(EMGA)、ロータリー財団地域コーディネーター(RRFC)といった方々が、いかに身と心をすり減らす思いをしながら財団支援を呼びかけられているか、少し分かったような気がします。寄付を推進するために尽力されているリーダーの方々への、心からの感謝と敬意が湧いてきます。」
 
この記事では、近年注目が集まっている新しい募金方法(Peer-to-Peerファンドレイジング)にも触れています。活動資金を集めるクラブの会員にとって、一つの選択肢になるかもしれません。ロータリーボイスをぜひご一読ください。
https://rotaryblogja.wordpress.com/2019/10/25/自転車をこいでポリオ根絶を支える/
 
このレースのために最も多くの地区財団活動資金(DDF)をお寄せいただいた地区には、ホルガー・クナーク会長エレクトが訪問する予定です。ポリオ根絶自転車レース(Miles to End Polio)にDDF を寄贈するには、11月30日までに、お手続きをお願いいたします。
 

 
DDF オンライン寄贈フォームは以下
https://rotary.qualtrics.com/jfe/form/SV_9ztdKml8KEamNmt?Q_JFE=qdg
 
また、7月1日から2020年4月30日までにポリオプラス(自転車レースへの支援を含)に最も多くのDDFを寄せた上位5地区は、ホノルルでの2020年ロータリー国際大会でのステージで発表されることとなります。
 
【世界ポリオデー】
世界ポリオデーの10月24日、ロータリーとパートナー団体による世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)は、「ポリオのない世界」という究極の目標に向けて、また一歩、大きな前進を遂げました。この日、3型の野生型ポリオウイルス株の根絶が発表されました。この歴史的な発表は、世界ポリオデーにロータリーが世界各地で配信した特別プログラムの中で、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長が行いました。
 
同氏は、3型ウイルス株による発症が2012年11月にナイジェリアで検知されて以来報告されておらず、専門家から成る独立委員会が、この種類のウイルス株が世界的に根絶されたことを結論づけたと述べました。2型ウイルス株は、2015年に既に根絶が宣言されています。「これにより、残るは1型の野生型ポリオウイルスだけ」とテドロス・アダノム氏は述べ、ポリオフリーの世界の実現に向けたこれまでのロータリーの尽力に言及しました。また、自己満足が最大の敵だと指摘し、「最後の一押しのために2倍の努力で臨んでいただきたい」と激励のメッセージを寄せました。
 
ロータリーのフェイスブックで配信された動画では、ポリオ根絶活動の最前線で活動する保健ワーカーの活躍と、この1年間における達成にもスポットライトが当てられました。ロータリーの公式日本語フェイスブックでも、日本語字幕付きの映像をご覧いただけます。

記事はこちら

ポリオプラス委員会より

2019.10.02

国際ポリオ・プラス活動ニュース

2510地区ポリオプラス委員会

 

【野生株によるポリオ症例数】前月比パキスタン+30、アフガニスタン+3

ポリオ 2019年1月1日
~9月25日
2018年 2017年 2016年
常在国 パキスタン 66(△13) 12 8 20
アフガニスタン 16(△3) 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 4
常在国以外 赤道ギニア 0 0 0 0
イラク 0 0 0 0
カメルーン 0 0 0 0
シリア 0 0 0 0
エチオピア 0 0 0 0
ソマリア 0 0 0 0
ケニア 0 0 0 0
世界合計 82(△16) 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


残念ながら、パキスタン、アフガニスタンでは症例数の増加がありました。しかしながら、ナイジェリアでは野生型ポリオウイルスによる最後の症例報告がなされてから3年間、新規の症例がありません。これにより、早ければ2020年半ばには世界保健機関(WHO)から、アフリカ地域全土がポリオフリーとして宣言される可能性があります。大きな成果です。

【世界ポリオデーにぜひ参加しましょう】
「第一地域ポリオ根絶地域コーディネーター」高柳育行(たかやなぎ やすゆき)氏からのメッセージです。
「この度2019-20年度ポリオ根絶地域コーディネーター(第一地域)を務めることになりました。ポリオ根絶活動に対する認識を高め、みなさまの活動の一助となれるよう努めてまいりたいと思います。ポリオ根絶に関するご質問等はincho@takayanagi-dc.comに連絡をお願い致します。また「世界ポリオデー」の時期に関わらず、年間を通してポリオ根絶に関わるイベント等を企画・実施していただき、根絶への理解を深めていただくと共に、ご寄付や募金活動にご協力いただきたいと思います。

10月24日(木)は「世界ポリオデー」です。当日10月24日(木)19:00~19:30には、Facebookでポリオ根絶特別プログラムが配信されます。ポリオ常在国や近年に感染が報告された国でポリオ根絶に尽力される方々のストーリーが紹介されます。ぜひご参加ください。また、10月24日前後にポリオ根絶にちなむイベントや活動の計画を立てていただき、その情報をお寄せいただくようお願い致します。
イベント登録はこちら
最後に、「ポリオ根絶」に関する情報をご紹介いたします。

1.ポリオってどんな病気なのでしょうか.
ポリオ(急性灰白髄炎)は、ウイルス感染によって発症する病気で、ワクチンでの予防が可能です。5歳以下の子どもに感染する確率が高く、「小児まひ」とも呼ばれています。
2.ポリオを根絶するための「ポリオプラス基金」とは
ロータリーは、ポリオ根絶に毎年5,000万ドルを集めるファンドレイジングを行っています。この目標を達成するには、全会員からの協力が必要です。
3.ロータリーの「ポリオプラス基金」はどのように使われるのか
ロータリーはWHOとUNICEFにも補助金を提供しています。
「WHOとUNICEFは各国の保健省庁と協議して予算を作成しますが、感染の状況の変化や、ロータリーとその他の寄付者による活動への新たな寄付や資金援助によって、見直されます。技術面での援助、すべての子どもにワクチンを投与するための運営面での支援、感染検知のためのサーベイランス(監視)活動、予防接種キャンペーンおよび予防接種の重要性に対する認識向上のための社会動員などに充てられます。」以上。
 
【2510地区ポリオプラス委員会より】
札幌駅前南口広場にて、10月24日(木)の午後1時~2時に募金活動を行います。
札幌および近郊のクラブの方は、こちらに参加していただければ幸いです。
また10月24日前後に、各クラブ・グループ独自にポリオ根絶の募金活動を計画して「世界ポリオデー」に関連して募金活動を実施していただいても構いません。規模の大小は問いません。予定している活動・イベントの情報を上記ウェブサイトで登録してください。
チラシ、ポケットティッシュ、ノボリを活用してください。
今年度より「ポリオ撲滅」から「ポリオ根絶」に表現が変わったこともあり、2510地区では新しく独自に、チラシ、ポケットティッシュ、ノボリを作成しました。地区大会において各クラブにお渡ししますので、是非ご活用ください。
◆慧林寺ポリオ根絶チャリティー寄席
10月21日(月) 慧林寺ポリオ根絶チャリティー寄席を開催いたします。
・会場:札幌市豊平区豊平4条8丁目1-2
・TEL:011-811-7624
開場13:30 開演14:00 入場料:1,500円
奮ってご参加ください。
 
【ポリオサバイバーとして ロータリアンとして】
ポリオサバイバーでありロータリアンでもある、第2770地区小林 操ガバナーの記事が、ロータリーの友とロータリーボイスに掲載されます。 以下は、掲載記事からの抜粋です。
ロータリー生活の中、自分自身がポリオ(小児まひ)サバイバーであり、いつかは自分の思いを行動に移せれば、と思ってきた私にとって、地区のリーダーになって、いよいよその機会をいただけたことは本当にありがたいことです。ロータリーは、世界ポリオ根絶推進活動(GPEI)を中心に、30余年にわたってポリオ根絶活動を行ってきました。
記事の続きは「ロータリーの友10月号」をご参照ください。

【ポリオ根絶関連イベントの情報をお寄せください!】
2019年1月1日~12月31日までに実施される(実施された)ポリオ根絶関連のイベント・活動の情報をフォームからご入力いただくと、 END POLIO のサイトで地図に表示され、クリックするとイベント・活動の内容も表示されます。
まだ日本からの情報があまり入っておりませんので、世界中のクラブと共有できるよう、入力にご協力ください(ごく簡単な情報で構いません。また行事の規模も問いません)。既にご入力くださったクラブの皆さま、ありがとうございます!

【ポリオ根絶特別プログラムの配信時間決定!】
本プログラムの配信時間は、日本時間の10月24日午後7時~7時半となります。ご覧いただける方、また時間未定のため「興味あり」とされていた方は、ぜひ「参加予定」をクリックしてください!また、その日はクラブで夜間例会とし、ご家族やご友人も一緒にビューイングパーティを開いてはいかがでしょうか?

【ポリオ根絶自転車レース】
11月、ポリオ根絶の募金を目的として、ロータリーの事務総長と6名のスタッフが砂漠の街での自転車レースに参戦します。「なぜ自転車レース?」とお感じの方もいるかと思います。世界では、過酷なレースへの参加を通じて慈善活動をアピールし、支援者から募金を集める方法が頻繁に行われています。今回は、日本人スタッフも参戦します。
このレースのために最も多くのDDFをお寄せいただいた地区には、ホルガー・クナーク会長エレクトが訪問する予定です。ポリオ根絶自転車レース(Miles to End Polio)にDDFを寄贈するには、11月30日までに、お手続きをお願いいたします。DDFオンライン寄贈フォーム、また7月1日から2020年4月30日までにポリオプラス(自転車レースへの支 援を含む)に最も多くのDDFを寄せた上位5地区は、ホノルルでの2020年ロータリー国際大会でのステージで発表されることとなります。

【ポリオ vs 天然痘】
GPEI(世界ポリオ根絶推進活動)のウェブサイトの記事から一部を抜粋したものが、ロータリーボイスに掲載されました。ポリオと天然痘の違いに関して、専門家であるデイビッド・ヘイマン氏とのインタビューを紹介しています。同氏はこれまでに、ポリオと天然痘のほかにも、SARS(重症急性呼吸器症候群)、エボラ出血熱、ジカウイルス、HIV、マラリア、はしか への対策にも取り組んできました。現在は、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院の教授として、感染性疾患の伝染病学を研究しています。

ポリオプラス委員会より

2019.09.30

国際ポリオ・プラス活動ニュース

2510地区ポリオプラス委員会

 

野生株によるポリオ症例数

ポリオ 2019年1月1日
~8月22日
2018年 2017年 2016年
常在国 パキスタン 53 12 8 20
アフガニスタン 13 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 4
常在国以外 赤道ギニア 0 0 0 0
イラク 0 0 0 0
カメルーン 0 0 0 0
シリア 0 0 0 0
エチオピア 0 0 0 0
ソマリア 0 0 0 0
ケニア 0 0 0 0
世界合計 66 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


【10月24日(木)は世界ポリオデー!】
世界ポリオデーの計画は進んでいますか? 10月24日の前後には、ポリオ根絶にちなむ活動やイベントを実施しましょう。
2510地区ポリオプラス委員会では、札幌駅前南口広場にて、10月24日の午後1時~2時の間に募金活動を行います。札幌および近郊のクラブの方は、こちらに参加していただければ幸いです。
また10月24日前後に、各クラブ・グループ別にポリオ根絶の募金活動を計画して「世界ポリオデー」に関連して独自に募金活動を実施していただいても構いません。規模の大小は問いません。予定している活動・イベントの情報をこちらのフォームからお寄せください。チラシを使用する場合は、こちらからダウンロード可能です。
今年度より「ポリオ撲滅」から「ポリオ根絶」に表現が変わったこともあり、2510地区では新しく独自に、チラシ、ポケットティッシュ、ノボリを作成しました。地区大会において各クラブにお渡しする予定ですので、是非ご活用ください。

◆フェイスブックで配信されるポリオ根絶特別プログラム
8月にお知らせしたように、日本時間の10月24日の晩(詳細な時間は未定)、国際ロータリーの日本語フェイスブックページでポリオ根絶の特別プログラムが配信されます。日本語字幕つきですので、ご覧いただける方は早速、フェイスブックのページ から「参加予定」をクリックしてください!
ポリオ根絶特別プログラムのページ

【ナイジェリア 最後の野生型症例から3年】
2019年8月21現在、ナイジェリアでは最後に野生型ポリオウイルスの症例が報告されてから3年間が経過しました。これにより、早ければ2020年半ばには、世界保健機関が定めるアフリカ地域全体のポリオフリーが認定される可能性があります。

【G20大阪サミットでポリオ根絶へのコミットメントを再確認】
2019年6月28日と29日、大阪でG20サミットが開かれ、ポリオ根絶をはじめとする世界の諸問題について各国首脳が協議しました。今年のG20と2016年のG7も含め、議長国日本はこれまで、「保健」が持続可能で包摂的な経済成長に不可欠であるという認識に基づき、グローバルヘルスを主要アジェンダとするために力を注いできました。日本のリーダーは、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」に焦点を当て、UHCが保健システムの強化および定期予防接種やポリオ根絶を含むプライマリ・ヘルス・ケアにとって不可欠であることを示しました。

【ポリオが根絶可能である5つの理由】
ポリオは根絶可能な疾病であり、私たちは根絶を必ず成し遂げます。なぜそう言い切れるのでしょうか。ヒトの病気で唯一根絶に成功した疾病があります。それは天然痘です。今回は根絶可能な疾病の条件についてご説明します。

1. ポリオウイルスの感染期間は非持続的
ポリオウイルスの感染は短期的です。つまり、ポリオに感染した場合、感染力のある期間は限られています。野生型ポリオウイルスの感染力が長期化したという症例は報告されておらず、ほとんどの場合、感染期間は1~2週間程度です。

2. ポリオウイルスの感染経路は感染者とその排せつ物のみ
中には感染経路が多すぎて根絶できない疾病もあります。しかしポリオウイルスは通常、ヒトの排せつ物だけが感染源となります。ポリオの根絶は決して容易ではありませんが、このような感染経路の特性を知ることでポリオの克服に近づくことができます。

3. ポリオウイルスが自然界で生存し続けるには限界がある
現在、ヒトへの感染を繰り返す野生型ポリオウイルス株は一種類しか存在しないということをご存知でしたか(かつては、継続的にヒトに感染するポリオウイルス株は3種類ありました)。野生型ポリオウイルスは、ヒトの体内以外では長く生存することができません。つまり、すべての人びとが予防接種を受けていれば、ポリオウイルスは宿主を見つけることができず、絶滅へと向かうのです。ロータリーが子どもたち一人ひとりに予防接種を提供し続けていく必要があるのは、こうしたウイルスの宿主をゼロにするためです。ポリオウイルスの生存期間は気温などの条件により異なりますが、感染力は時間と共に弱くなっていきます。

4. ヒトが唯一の宿主
昆虫や動物、ヒトを介して感染する疾病は数百種も存在します。ポリオが根絶可能である理由の一つに、ヒトが唯一の宿主であるということが挙げられます。何度も立証が試みられましたが、動物を介して生存・感染拡大するポリオウイルスは現在に至るまで確認されていません。

5. ポリオワクチンの予防接種でウイルス感染を防ぐことができる
安全で効果的な2種類のポリオワクチンに加え、予防接種により集団免疫を生み出すことができます。これにより、ポリオに対して免疫力を持つ人口の割合を増やすことができます。ポリオワクチンの経口投与という大規模な取り組みを通して特定の地域に住む子どもたちに予防接種を一斉に行い、ポリオの感染力が失われるまで人びとの免疫力を高めることができます。これにより、野生型ポリオウイルスの伝播が阻止されます。

ポリオを根絶できると確信できるもう一つの理由は、私たちが世界のほぼすべての国でポリオを根絶してきたという事実です。例えば、つい最近の2007年まで世界のポリオ症例の70%が集中していたインドでも、ポリオ根絶に成功したことが挙げられます。野生型ポリオウイルスの症例が現在も報告されている国は2カ国のみであり、私たちはこれらの国からもポリオを根絶するための手段と科学的知識を有しています。ポリオ根絶を支援するためのご寄付を受け付けているほか、END POLIO NOW(ポリオ根絶活動)のフェイスブックページではロータリーとパートナー組織によるポリオ根絶の取り組みを紹介しています。

【ロータリーとポリオ 動画】
ポリオ根絶におけるロータリーの取り組みについて学ぶ動画が公開されまし た。10 分間バージョンと 15 分間バージョンがあり、ダウンロードすることもで きます。イベントや講演等でぜひご活用ください。
https://vimeopro.com/rotary/polioplus-videos-japanese

ポリオプラス委員会より

2019.07.30

国際ポリオ・プラス活動ニュース

2510地区ポリオプラス委員会

 

野生株によるポリオ症例数

ポリオ 2019年1月1日
~7月24日
2018年 2017年 2016年
常在国 パキスタン 45 12 8 20
アフガニスタン 11 21 14 13
ナイジェリア 0 0 0 4
常在国以外 赤道ギニア 0 0 0 0
イラク 0 0 0 0
カメルーン 0 0 0 0
シリア 0 0 0 0
エチオピア 0 0 0 0
ソマリア 0 0 0 0
ケニア 0 0 0 0
世界合計 56 33 22 37

【ポリオ撲滅情報】


【10月24日は世界ポリオデー: 今からご計画を】
ポリオワクチンを開発したジョナス・ソーク博士の誕生日を記念して定められた「世界ポリオデー」の前後には、世界中のロータリーファミリーがポリオ根絶を目的としたイベントや活動を実施します。全世界が一斉にポリオ根絶にスポットライトを当てることで、ポリオへの認識と支援が大きく高まるでしょう。ロータリーデーの開催、スポーツイベント(マラソンや自転車レースなど)、チャリティコンサート、街頭募金、地域のお祭りへの参加など、それぞれのクラブや地域に合った活動をぜひご計画ください!
昨年に情報が寄せられたポリオ根絶イベント数は、世界で4,000 件以上、日本 では 128 件でした。
「世界ポリオデー クラブや地区にできること」のチラシをクラブに配布して、イベント実施を奨励しましょう。研修や例会での配布にも最適です。

◆計画中のポリオ根絶イベント/活動の情報を、財団室ニュースへオンラインフォームからお寄せください(大まかな情報で構いません)。

◆フェイスブックでの世界ポリオデー 特別プログラム
10月24日には、国際ロータリーのフェイスブック(日本語ページを含む全言語)で ポリオ根絶の特別プログラムが配信されます。今年は各地域の時間に合わせて配信され、日本を含むアジア地域のプログラムは24日の晩に配信予定です(詳しい時間は後日、国際ロータリーの日本語フェイスブックページでご確認ください)。近日中にフェイスブックのイベントページが開設されますので、「参加予定」 をクリックしてぜひご参加ください!


ロータリーレート
2020年5月:107円
2020年4月:108円





2017.8.2更新


2020.5.7更新


ポリオプラス委員会へのメッセージ